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ゲーム界のサグラダ・ファミリアに潜入!スペースシム『Star Citizen』の宇宙は素晴らしく自由で魅力的だった【特集】

長い開発期間を経て現在もアルファ中の本作。その素晴らしき魅力を体験!

連載・特集 プレイレポート
ゲーム界のサグラダ・ファミリアに潜入!スペースシム『Star Citizen』の宇宙は素晴らしく自由で魅力的だった【特集】
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Cloud Imperium Gamesが開発中のスペースコンバットシム『Star Citizen』。30世紀の未来世界の宇宙を舞台に探検や戦闘、交易、サルベージなど、プレイヤーが自由にプレイスタイルを選べる作品です。

本作は2012年に開発を発表し、これまでのクラウドファンディング調達資金額が4億ドルを超えている(記事執筆時点)など、非常に注目度の高いタイトルです。しかし、そのあまりに壮大な開発規模のため、現在はアルファ版をプレイ可能なものの、正式リリース日などに関して明らかになっていません。

本稿では、2021年12月2日まで開催されていた本作のフリープレイ(バージョン3.15.1)のレポートをお届け。果たして、ゲーム界のサグラダ・ファミリアとして渾然とそびえ立つこのタイトルが実際にプレイ可能なものであるのか調べるべく、通常は購入しなければならない多くのスペースシップに乗り放題という、夢のようなイベントに参加してみました。

まずはプレイヤー作成!思わぬトラブルも

本作をプレイするためには、まずは公式サイトでアカウントを作成する必要があります。アカウント作成後、公式ランチャーからゲームをダウンロードすれば準備完了。ゲーム容量は76GBくらいありますが、読み込み情報量が多いためなるべくSSDへと入れることをおすすめします(理由は後述)。

ゲーム開始後、まずはスタート画面でプレイするモードを選択。「PERSISTENT UNIVERSE」はいわゆるMMOコンテンツで、本作のメインモードとなるもの。「STAR MARINE」はFPSでのマルチプレイ対戦モードで、「ARENA COMMANDER」では宇宙船を使用したレースやスペースコンバットを楽しめます。

「PERSISTENT UNIVERSE」選択後、キャラクタークリエイトとスタートエリアの設定、サーバー選択を行えばいよいよ壮大な宇宙の旅が始まります。物語はプレイヤーがベッドで横になっているシーンから開始。まずはベッドから周りを見渡しつつ、オプションで操作方法を確認しましょう。

コンバットシム系ゲームのお約束ではありますが、本作も当然のようにキーボード操作種類がとても豊富です。とりあえず人間状態での操作を最低限確認し、とりあえず動かそうとしたところ、ここで思わぬトラブルが発生。プレイヤーがベッドに埋まり何もできなくなってしまったのです。

筆者は本作を最初HDDに入れ、メモリ16GBという環境でスタート。しかし、公式によると最低動作環境が「メモリ16GB」。結果としてブラウザなど他のアプリなどを立ち上げていたため、要求には届かなかったようです。そのため、プレイヤーが世界の生成に追いつかずに埋まってしまったのでしょう。

この問題はリスタートして無事解決。最終的にSSDへ入れ直したのですが、やはりゲームが重いことは否めません。結果として筆者は近所のPCショップへ行き、メモリを32GBへと増設。これでゲーム動作は安定しましたが、フリープレイのための思わぬ出費でした……。Kickstarterキャンペーンページでは「ハイエンドPC向け」と説明されており、8年を経たいまでさえ、そこに妥協しない姿勢のようなのでプレイ前にPC環境は要チェックです。完成した暁の推奨スペックが今から怖い……!

ついに初フライト!衝撃の結末が?

ようやくゲームの動作も安定したところで、今度こそ壮大な宇宙の旅が始まります。筆者の選んだスタート地点は、惑星ArcCorpの商業港エリア「Area 18」。街中のビル群にはさまざまなショップが用意されているほか、公共交通機関に乗って移動することも可能です。立派な店構えの宇宙ホットドックショップもあり、宇宙時代でも宇宙ファストフードは強いのだなとしみじみ。服なども売っていますが、初期費用では下手な買い物はできませんね。一通り観光も終わったところで宇宙船の発着場へ。

今回のフリープレイでは小型船「C.O Nomad」が最初から使用可能でした。本作で宇宙船に乗り込むためには、発着場の端末にアクセスして自分の船を呼び出し、指定された発着口までエレベーターで移動する必要があります。指定されたハンガーで出会った自分の船ですが、サイズ感も含めてとてもかっこいい!さっそく乗り込んで見たところ、貨物スペースと生活スペース(ベッドと洗面所くらいですが)もあり、最低限の快適さは保証されているようです。

本作ではキーボード「F」キーを押すことでインタラクト画面とになります。NPCとの会話や扉を開ける、端末にアクセスするだけでなく、ベッドで横になったりトイレに座ることも可能。宇宙船の操作でも装置の操作に使用したりできるので「実際に操作してる感覚」がとても秀逸に感じます。運転席に乗り込みエンジンとパワーをONにすれば発進準備完了。さあ、宇宙への旅立ちです!

と、飛行したところで「ハンガーが開かない」ことに気づきます。急いで減速しようとところで狭い室内では間に合わず、発着場内を暴走するだけ暴走して激突、初フライトは宇宙に出れずに爆死という結果に。気がつけば病院のベッドに寝ていました。幸い破壊された宇宙船は、発着場の端末で無償の修理が可能です。その後、すでに本作をプレイしている友人から学びを得て「ハンガーは管制局に連絡して開けてもらう」ことを知り、ようやく宇宙へと飛び立つことができました。

宇宙に出てからは「寄港用のポートの位置がわからず壁に激突」「ワープ中にトイレに行くスクリーンショットを取ろうとして、うっかり外へ出る扉を開けて外へ」「ワープの加速中に地表に激突」「EJECTボタンで宇宙に投げ出される」など死に方コレクション状態。幾度かの死と再生を経るうちに、ようやく多少安定して航行できるようになりました。

とはいえ本作は、一度基本操作を覚えてしまえば気軽にフライトを楽しむことができます。「この星までワープするには燃料が足りないよ」などの警告文もしっかりと表示されるためこちらが学ぶ気持ちを忘れなければ遊びやすい作品だと思います。

いざ目指せ宇宙エキスポ!

今回のフリープレイは、ゲーム内で「Intergalactic Aerospace Expo 2951(IAE)」と呼ばれるエキスポ開催にあわせてのもの。エキスポではさまざまな展示・販売イベントが行われているほか、期間中に各メーカーの宇宙船を無料レンタル可能です。

「さっそくエキスポを見に行こう!」と、開催されている惑星microTechへ。開催都市「New Babbage」で電車へと乗り込み、万博会場へたどり着きました。電車から降りた会場入口では、エキスポ開催記念グッズのTシャツや帽子などがたくさん売られています(買った)。

展示会場ではさまざまなサイズの宇宙船や武装、パイロットスーツなどが展示されており、一部の商品はレンタルして実際に試すことが可能。説明パネルのスイッチを押すと説明のナレーションが流れるなどもあり、「エキスポの基本的な部分って未来も変わらないんだなあ」となんとなく嬉しくなりました。

船の展示会場では、複数人乗りの大きな船の内部を見学。船の操縦だけでなく、機器操作用のシートがあるだけでなく、寝室以外にラグジュアリーな休憩スペースがあったりと長期航海を視野に入れた設備が充実していました。なにより大きい船になるとエレベーターなど移動方法が用意されているのがかっこいいですね。

エキスポを堪能し、帰り道に「IAEまんじゅう」や「IAEに行ってきましたクッキー」などを買おうと思ったものの、残念ながら見当たらず。Tシャツと帽子、そして素敵な思い出を持ち帰還したのでした。

レンタル船でミッションに挑戦!自由な生活が面白いぞ!

本作で装備品を手に入れる、船をレンタル・購入するためには、当然お金を稼がなくてはなりません。お金はゲーム内でクエストを受ける、交易するなどいくつかの手段があります。今回はせっかく船をレンタルできる期間ということで、さまざまな船を試しつつミッションを受けてみるとことにしました。

受けたのは簡単な配送ミッション。配送は指定地点まで行って荷物を受け取り、指定地点へ納品するという簡単な内容です。さっそく荷物を受け取るために発着場へ行き、レンタルした宇宙船を呼び出し。スピードの早そうな船を選び、快速配達がモットーの宇宙の運び屋が誕生です。

荷物の受取場所はそう遠くなく、あっという間に到着しました。センター内で荷物を受け取り、船に積み込もうとしますが……船に貨物スペースがないという凡ミスが発覚。なんとかしてコックピット内に投げ込めないかと試したのですが、謎の重力が発生して荷物が外へ放り出されてしまいます。ここで筆者は仕方なく自殺を選び、新しい船を持ってくることにしました。命が軽い。あと快速配達のモットーは無かったことにしてください。

次回はしっかりと船のスペックを確認し、貨物スペース付きの船を選択。問題なく荷物を積み込むことができました。先ほど悲しい事故があった結果として放置されている船がありますが、無料レンタルなので見なかったことにしましょう。荷物を積み、目的地にある自動販売機のような機械へ納入して無事に配送は完了。ゲーム内マネー3000を獲得できました。

ミッションは配送以外にも、戦闘や物探しなど多数存在しています。また、採掘船を用意して鉱石を集めて売る、港を巡って交易で儲けるなどお金稼ぎの方法が多数用意されており、目的を持って生活すればいつの日か大きな船を持って生活するのも夢ではなさそうです。

君に貨物スペースはなかったんだ……見ないでくれ……。

ここまで紹介してきた『Star Citizen』のフリープレイ体験。覚えることがあまりにも多く、ミスを犯しては調べて乗り越えていくプレイの連続だったため、あまり多くのコンテンツに触れることはできませんでしたが、それでも「自分だけの宇宙船で自由に世界を飛び回れる」という魅力が十分に伝わる経験を得られました。

コンバットシムというジャンルのため、筆者は正直プレイ前は「操作量が多そうだな」と思っていました。ところが実際にプレイしてみると、便利なショートカットや親切なアドバイスをくれるUIなど、思った以上に操作しやすく、ちょっと宇宙を飛び回るだけなら少し遊べば問題なくこなせるようになる設計です。宇宙船によって操作スイッチなどが異なるのは魅力的な部分でしょう。

「PERSISTENT UNIVERSE」モード以外も触ってはみたのですが、残念ながらFPSモードはマッチングできませんでした。「ARENA COMMANDER」では何度か対戦できたのですが、そもそも自分の持っている(もしくはレンタル)船でのみエントリー可能なので、ある程度ゲームを楽しんでいる人向けのコンテンツといった印象です。ただ、レースモードは操縦の勉強になるのでおすすめですね。

実際にプレイしてみた感想としては、どこまでも自由にプレイできるのがとても魅力的。宇宙船に乗らないで電車で惑星の街並みを観光したり、宇宙船でどこまでも行けるようなドライブを楽しんだりと、あくまでフリープレイレベルの筆者でさえも「今度はこんなことをしたい!」と思いたくなるような懐の広さ、そしてそれを可能にしているゲーム内容には驚かされます。

最初は漏れ聞こえてくる噂や開発期間などに懐疑的であった部分もありましたが、フリープレイを経て、これからゲームを購入して今後もこの宇宙を見届けていこうかな……そんな気持ちになっています。最適化の具合はともかくとしても、それだけのパワー、もしくは執念のようなものを感じることだけは確かでした。

『Star Citizen』は公式サイトから購入してプレイ可能。最後になりますが、くれぐれもPCスペックには要注意です!


《Mr.Katoh》

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