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【特集】ゼロから始めるSkyrim英語講座―第5回「スキル習得」(終)

スキルの説明は読み飛ばし厳禁。時間をかけて確実に理解しましょう。

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【特集】ゼロから始めるSkyrim英語講座―第5回「スキル習得」(終)
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時間が過ぎるのは速いもので、『Anniversary Edition』発売からもう一ヶ月が経ちました。寒さに身に締まるこれからの季節こそ、雪の降りしきるスカイリムを楽しめるというものです。

お送りしてきましたスカイリム特集もひとまず最終回と言うことで、最後はストレートな読解文のスキル習得画面をやっていきます。レベルアップでもらえるスキルポイントは貴重ですから、数値や効果などしっかりと全文理解した上で取得したいところです。

Reading -Skills

・魔法系

  • Destruction:破壊

  • Restoration:回復

  • Alteration:変性

  • Illusion:幻惑

  • Conjuration:召喚

魔法系は動詞を名詞化する接尾語「-ion」が付いており、これを外して「Alter」「Conjure」という元の動詞も一緒に覚えてしまいましょう。このなかで「Illusion」を動詞の形に戻すと「Illude」となるのですが、さらに接頭語「il-」を外すと「lude」、遊ぶ・演じるの意味を持つ語根が現れます。

語根「lude」は「lusi」「luci」と変化し、幻を見せる「Hallucinate」、音楽用語の「Prelude」「Interlude」などの単語の中に入っています。日本語で見ると違うジャンルに見えても、語根で見ると意外なところでつながっていたりします。

・技能系

  • Sneak:隠密

  • Lockpicking:解錠

  • Pickpocket:スリ

  • Speech:話術

・スキル名

  • Intimidation:威圧

  • Physician:医師

  • Green Thumb:グリーンサム(植物の扱いに長けた人を指す)

  • Stability:安定性

  • Disintegrate:分解する

  • Cutpurse:スリ

スキル名には職業名もいくつか入っていますね。さすがに「Thief」はお勧めしませんが、「Investor」「Locksmith」などは現実の身近なところでもよく見る仕事です。

・説明文頻出単語

  • School:学派、一門

  • Require:必要とする

  • Twice:2回、2倍

  • ~ times:~回、~倍

  • Extra:追加の

  • Ignore:無視する

  • Dual casting:二重詠唱

  • Do ~ damage:~のダメージを与える

Spells for half magicka:半分のマジカで詠唱する

Can create ~ armor and weapons at forges, and improve them twice as much.
~の武器防具を鍛冶場で生産、2回分強化できる

この中ではやはり倍率、回数を表す「Twice」「~ times」が重要ですね。2倍、2回は「Two times」とも表しても間違いではありませんが、基本的には「Twice」を使った方が正確です。一度の「Once」と合わせて覚えましょう。他にも「more」「faster」「easier」などの比較級や増減を表す言葉がたくさん出てきます。

面白いのは「Armor」は不可算名詞で「Weapon」は可算名詞という違いです。個数としては数えられるけれど不可算名詞になっている物は、同じ物を数え切れないほど量産している、数え切れないほどの量が集まることがある、ということを示しています。防具は多くの部位を揃えるためなのでしょうか、同じ武具でも扱いが異なっているようですね。

・文例

Assassin’s Blade/Sneak 50
Sneak attacks with daggers now do a total of fifteen times normal damage.
暗殺者の刃:短剣による隠密攻撃が通常の15倍のダメージを与えるようになる

Destruction Dual Casting/Destruction 20
Dual casting a Destruction spell overcharges the effects into an even more powerful version.
二重詠唱(破壊):破壊呪文の二重詠唱はより強力な効果に増強される

Allure/Speech 30
10% better prices with the opposite sex.
魅惑:異性との取引で10%良い価格になる

今週の衛兵さん:いとこはドラゴンとの戦いに出てるんだが、こっちは警備任務だ

My cousin's out fighting dragons, and what do I get? Guard duty.

手癖の悪いドヴァキンを24時間監視し、突然暴れ出したらすぐに急行してくる衛兵さん。持ち場の仕事はちゃんとこなしているものの、ノルドの血が疼くのか、やはりドラゴン相手に戦ってみたいようですね。“what do I get?”の部分にちょっと不満げな様子が現れています。愚痴っぽく訳すなら、「いとこは竜と戦いに行ったのに俺ときたら、ここで留守番だとさ」という感じでしょうか。

おわりに

『Skyrim』の物語は竜の言葉を集めていくことで動き、言語を巡る物語とも言えるでしょう。竜にとって言葉を発することは力を振るうことと同義であり、その声は遥か遠くの山々まで轟き渡ります。

ドヴァキンが竜の言葉を覚えてシャウトの力を強くするのと同様に、私たちが母国語の他に英語を学ぶのは、自分の言葉を全世界の人々に向けて「シャウト」する力を身につけるためではないでしょうか。SNSがある現在では、ハッシュタグを付けて投稿すれば、あなたの言葉があっという間に何千何万の人々の元へ届けられます。それこそ、ハイフロスガーの頂上からグレイビアードがやったようにです。

これから英語をしゃべりたいと思ったなら、まずは#Skyrim10から始めてみませんか。画像に一言、「Yeah!」のようなたった1単語でも構いません。あなたの伝えたい気持ちを載せた言葉を世界に向かって放ちましょう。もしも誰かが返事をしてくれたら、そのときの初めて英語が通じた喜びはきっと忘れられないものになるはずです。


《Skollfang》

好奇心と探究心 Skollfang

ゲームの世界をもっと好きになる「おいしい一粒」をお届けします。

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