Meta社は、自らが手掛けるメタバース『Horizon Worlds』と『Horizon Venues』に「個人境界線」を導入したことを自社ウェブサイトにて発表しました。
この新機能はメタバース内において、ユーザーの分身であるアバターの周囲に初期設定で2フィート(約0.6m)のパーソナルスペースを展開するというもので、既存のハラスメント対策である「自身の手が、他利用者のパーソナルスペース内に侵入した場合、その部分だけが表示されなくなる」という機能が強化された形になります。
これによりユーザー間には4フィート(約1.2m)の境界エリアが設けられたことになり、ハイタッチなどを行う際は腕をしっかりと伸ばす必要があります。
今後については、コミュニティからフィードバックを集めつつUIや操作性、効果範囲の設定などを検討していくとのこと。超音波によって触覚を感じられるデバイスが登場したりするなか、リアルとバーチャルの境界線をどこに設けるのか、新しい技術が形作る新しいコミュニティの行動規範に要注目です。