NVIDIAは、3月31日にDLSS 4.5のアップデートを配信し、ダイナミック マルチフレーム生成と新しいマルチフレーム生成6Xモードを導入しました。
これらの機能を組み合わせることで、DLSS 4.5は従来のレンダリングフレーム1つにつき最大5つの追加フレームを生成し、ディスプレイのリフレッシュレートに合わせてパフォーマンスの向上が期待できます。本記事では、高負荷なタイトルをプレイし、その実力と感触を確認していきます。
今回使用したPCのスペックは、CPUがAMD Ryzen 7 9800X3D、GPUがNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti。モニターの解像度はWQHD、リフレッシュレートは240Hzです。
最初にプレイするのは『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』。同作はソロプレイ専用のアクションRPGです。今回は画質設定を最高まで引き上げ、その上でDLSS 4.5をオンにしてみます。

実際にプレイしてみると、まず驚くのはフレームレートの高さと安定性。FPSは240前後で安定し、スムーズなプレイングが可能です。画面のチラつきやブレなども起きず、快適にプレイすることができます。

それでいて、グラフィック面での性能も非常に高品質。テクスチャの精細さはもちろんのこと、光源からの反射などもきっちりと描写されています。攻撃時のパーティクルも粒立って描写されており、プレイングの爽快感を底上げしてくれそうです。
続いてプレイするのは高負荷なAAAタイトルとして名高い『サイバーパンク2077』。まず最初はグラフィック設定を最高にし、DLSS 4.5をオンにした状態でプレイしてみます。

ナイトシティをバイクで走ってみると、フレームレートは100前後で安定。グラフィックも美しく、ナイトシティの夜の雰囲気を存分に味わえます。同作の特徴であるきらびやかなネオンや極彩色の広告などが、パストレーシング機能によってギラギラと描写されているのがわかるでしょう。

DLCにおいてよりグラフィックがパワーアップした、ドッグタウンにも赴いてみます。ソングバードとの会話シーンでは、よりグラフィックにリソースが割かれているようです。フレームレートは70~80前後に落ちるものの、ライティングの反射から、服の繊維のきめまで細やかに描写されます。心なしか、ジョニーの左腕もよりギラついているようです。

ドッグタウンのショップ街に足を運んでみると、こちらもアップスケールされたグラフィックを楽しむことができます。フレームレートこそ100を超えないものの、動作自体は安定しており、快適にプレイすることができます。

なお、グラフィック設定を「レイトレーシング:低」まで下げてみると、フレームレートは120前後に引き上げられます。炎などの細かいパーティクルは少し荒くなりますが、それでもグラフィックにはあまり遜色がないので、パフォーマンスを重視したい方にはこちらの設定がおすすめかもしれません。

最後に、『ホグワーツ・レガシー』をプレイ。同作はオープンワールドRPGであり、GPUの負荷を下げるDLSS 4.5の性能が発揮されそうです。同作においてもグラフィック設定を最高にしてプレイしてみます。

まず、フレームレートは220前後で安定。グラフィックも申し分ありません。フィールドの海や波しぶきも美しく描写されているほか、遠景の岩山までディテールが細やかに描かれています。

鏡面のようなオブジェクトにおいても、レイトレーシングが違和感なく機能しています。フレームレートは180前後と少し下がりますが、プレイしているうえでの支障はありません。

最後に戦闘をチェック。チュートリアルでは床の鏡面反射などで負荷が上がっているのか、170fpsほどで動作していました。とはいえ戦闘にはまったく影響がなく、ボタン操作へのレスポンスもまったくストレスを感じさせません。攻撃時のパーティクルも精細に描写されており、高品質なグラフィックとフレームレートの両取りが可能です。
3つのAAAタイトルで実力をためしてみましたが、どのタイトルでもDLSS 4.5の真価が発揮されていました。DLSS 4.5は体感パフォーマンスを高めつつ、同時にプレイ体験をよりストレスフリーに補助してくれることが分かります。これまで高価なハイエンドPCでしか味わえなかったリッチなゲーム体験が、より身近なものになったのはいちPCゲーマーとしてもありがたい話。対応したGPU搭載のPCをお持ちの方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。













