ライアットゲームズがパブリッシング事業をアジア太平洋地域にまで拡大 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ライアットゲームズがパブリッシング事業をアジア太平洋地域にまで拡大

ライアットゲームズは、アジア太平洋地域(APAC)での事業再編を発表しました。

ニュース 発表
ライアットゲームズがパブリッシング事業をアジア太平洋地域にまで拡大
  • ライアットゲームズがパブリッシング事業をアジア太平洋地域にまで拡大
  • ライアットゲームズがパブリッシング事業をアジア太平洋地域にまで拡大

ライアットゲームズは、アジア太平洋地域(APAC)での事業再編を発表しました。

同社の発表によると、ゲーム/エンターテインメント/ライフスタイル等のブランドによるパブリッシング活動範囲をインドにまで拡大、「リーダーシップチームを強化」「全地域にオフィスを開設」「各地域へより密着」「各ブランドの現地言語化を強化」等の事業展開を強力に推し進めていくとのことです。

◆ライアットゲームズ、アジア太平洋地域(APAC)での事業再編を発表


ライアットはこれまでシンガポールのオフィスを拠点に東南アジアに向けたビジネスを展開し、日本にもオフィスを持っていましたが、今後はフィリピン、インド、インドネシア/マレーシア、タイに新たなパブリッシングオフィスを開設します。

また、アジア太平洋地域のパブリッシング活動を主導するため、これまで新興国市場(東南アジア、インド、ラテンアメリカ、ブラジル、中東、北アフリカ、日本)の担当マネージング・ディレクターであったAlex Kraynovが、新たにアジア太平洋地域マネージングディレクターに就任しました。今回の組織再編により、ライアットの運用モデルは、パブリッシングを筆頭に、ゲーム、エンターテインメント、e-Sports、エンタープライズを事業の柱としながら、多様化していくことになります。

世界で最もプレイヤーにフォーカスしたゲーム会社になることを目指し、ライアットはここ数年で『VALORANT』、『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』、『レジェンド・オブ・ルーンテラ』など複数の新タイトルをリリースしてきました。また、Riot Forgeのタイトルとして『Ruined King』と『ヘクステックメイヘム』のリリースも行いました。そして、ライアットの代表的なゲームである『リーグ・オブ・レジェンド』は、過去10年間に全世界で6億人を超えるプレイヤーを獲得しています。

ゲームの分野以外では、Netflixでアニメーションシリーズ「Arcane」をリリースし、世界的に高い評価を得ています。また、ライアットゲームズのミュージック部門は著作権フリーの音楽コレクションである「Riot Sessions」や、バーチャルメタルバンドPentakillによるEP、「Lost Chapter」をリリースし、活動を拡大しています。また、ユニクロなどのブランドと提携し『リーグ・オブ・レジェンド』UTグラフィックTシャツのコレクションを発売するなど、ファッションの分野でもその活動の場を広げ続けています。最近では、フィリピンのアーバンストリートウェアブランド「Team Manila」とコラボレーションし、タクティカルシューター『VALORANT』初のフィリピン人エージェント「ネオン」の登場を記念して、限定カプセルコレクションを発表しました。

シンガポールの東南アジア本社を2018年に再設立して以来、ライアットはスタッフを大幅に増員し、同地域でのパブリッシングを倍増させました。この組織拡大によって、フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシア、インドなどの主要市場における現地オフィスの設立やカントリーマネージャーの採用、ライアット日本オフィスとのパブリッシング提携やシンガポールのパブリッシング拠点の強化を行い、地域全体で80人以上のスタッフを抱えるまでになりました。アジア太平洋地域におけるパブリッシングの主要部門は、カントリーオペレーション、パブリッシングパートナーシップ、ブランドマーケティング、グロースマーケティング&サービス、ビジネスデベロップメント、リージョナルテックです。

今回の組織再編について、ライアットゲームズのアジア太平洋地域担当マネージングディレクターであるAlex Kraynovは「これは東南アジアにおける当社のパブリッシングビジネスにとって自然な前進であり、ライアットにとってAPACは世界最大の地域となる可能性を秘めていると認識しています。この地域は複雑に多様化しており、幅広いニーズを持つ巨大なゲームコミュニティーと、モバイルゲームに対する強い意欲があります。この数年間、シンガポールと日本のオフィスは、新作のゲームを複数リリースし、新たなe-Sportsリーグを育成し、プレイヤーが熱狂し、喜んでもらうために努力してきました。アジア太平洋地域の主要市場においてライアットの存在感をより強く示すために、こうした取り組みをさらに強化し、世界で最もプレイヤー志向のゲーム会社となるべく努力し続けることに、大きな喜びを感じています」。そのAlex Kraynovをアジア太平洋地域のパブリッシングのリーダーに迎えたほか、チーム内では以下のリーダーが任命されました。

  • Shinji Komiyama:アジア太平洋地域カントリーマネジメント担当ディレクター
  • Jennifer Poulson:アジア太平洋地域パブリッシングパートナーシップ部門責任者
  • Alasdair Gray:アジア太平洋地域マーケティング責任者
  • Derek Winder:アジア太平洋地域事業開発部門責任者
  • Yasushi Fujimoto:カントリーマネージャー(日本)
  • Joel Guzman:カントリーマネージャー(フィリピン)
  • Resha Pradipta:カントリーマネージャー(インドネシア/マレーシア)

このリーダーシップチームは2022年以降も成長を続け、タイのカントリーマネージャー、インドのカントリーマネージャー、グロース&マーケティングサービス部門責任者、リージョナルテック部門責任者が任命される予定となっています。

《Ten-Four》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】鋼鉄拳ウサギのメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』本編&『Olympics Go! Paris 2024』インゲームアイテム―夏のセール中のEpic Gamesストアにて

  2. Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

    Humble Gamesの事業再編を受けて農場SLG『Coral Island』開発元がコンソール対応についてアナウンス―アップデートやスイッチ版リリースが不透明な状態に

  3. 『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

    『桃鉄』最新作が安い!『マリオ』『ポケモン』などもお手頃価格─『バルダーズ・ゲート3』2,728円など、ゲオ店舗のセールを現地調査

  4. もう「Prologue」は時代遅れ?Steam、ユーザーも開発者もみんなニッコリの無料体験版の仕様変更実施へ―体験版専用ストアページやユーザーレビューに対応

  5. Netflix映画版『バイオショック』製作は予算や規模の縮小ありつつも進行中―プロデューサーのロイ・リー氏が言及

  6. 『アーマード・コア6』発売から1年経たずに世界累計出荷本数300万本を突破!フロム作品の好調セールスが続く

  7. 『モンハンワイルズ』現状ではスイッチ版はない―『モンハン』世界を最大限描くことを目指すため

  8. 2016年に発表され、その後開発中止や再始動など紆余曲折があった『Year of the Ladybug』現行プロジェクト版の1stティザー映像公開!2024年秋に何かが起こる?

  9. 韓国ゲーム企業では歴代最高額を調達!『Stellar Blade』『メガニケ』のSHIFT UPが韓国株式市場に上場―収益はポートフォリオの多様化へ利用予定

  10. 『CoD:MW3』AI生成のスキンアイテム販売―AI台頭によるアーティスト解雇への懸念も

アクセスランキングをもっと見る

page top