自由すぎるプレイでお尋ね者!ダークファンタジー西部劇RPG『Weird West』はどこまでもこちらの遊びに付き合ってくれた【爆レポ】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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自由すぎるプレイでお尋ね者!ダークファンタジー西部劇RPG『Weird West』はどこまでもこちらの遊びに付き合ってくれた【爆レポ】

「これ、できないかな?」という思いつきがたいてい実現できてしまう本作。そのたびに玩具にされる敵。ようこそ命が軽い時代の西部劇へ。

連載・特集 プレイレポート
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移動してみよう

さて移動シーンです。本作は大中小のステージマップの構成によってひとつの大きなワールドマップになっています。ステージマップはそれぞれ独立しており、端からワールドマップにアクセスできます。

ワールドマップで行き先のアイコンを選択すると、画面内で自動的に移動が始まります。本作にはゲーム内時間の概念があり、24時間で1日が経過。移動距離によってその時間も異なり、長くなればそれだけ日数もかかります。

また、道中ではランダムイベントが発生することもあります。

今回の場合は戦闘ですね。小規模のステージマップへ画面がうつり、相手を全滅させることが目標となります。

ガラクタを処分して金策など

他にも旅の商人と出会うことがあれば、売買によって装備を整えたり金策したりできます。

ともあれ目的地の町へ到着しました。おお、ちゃんと看板まで日本語に翻訳されていますね……個人的にはそこは西部劇の雰囲気を出すためにも元の英語テキストのままの方が良かったかなともちょっぴり思ったり……。

会話してみよう

町には血と死体が転がっており凄惨を極めていました。どうやら主人公の家族を襲ったならず者集団「スティルウォーター」どもがここでも暴れていたようです。幸いそのうちの一人を捕らえることができたそうで、知己の保安官と連れ立って独房へ向かいます。

ここからは会話パート。丁寧な翻訳がされているおかげで、各キャラクターそれぞれの性格がハッキリしており、いかにも西部劇めいた言い回し含めて個人的には結構好きな部分です。

会話の中では選択肢が表示されることもあり、周辺事情を把握するためにもいくつか選んでおくと良いでしょう。ただし怒りに震える我らがジェーン・ベルはそんな回りくどいことはせず、挨拶代わりにまず悪党の小指をへし折ります。

絶叫する悪党に構わず指を折り続けた結果、敵の拠点を聞き出すことに成功しました。無言でポキポキする姿に悪党もさぞ恐怖したことでしょう。ともあれ本作の流れは、基本的に各マップを探索し、キャラと会話というサイクルを繰り返すことで進んでいきます。もちろんサイドクエスト的なものもあるので、本筋を外れて粋に暴れまわるのも良し。

名声を高めよう

さてさて自由行動の時間です。こういう町では民家などの建物が並んでおり、鍵があいていれば中に入って住民と会話も可能。木箱や棚などを物色しアイテムを失敬することもできますが、赤くハイライトされているものについては「窃盗」の扱いなので、人に見られれば罪人として「名声」が下がってしまいます。

罪を犯せば下がり、反対に敵を倒す・仲間を救出するなどの善行で上昇する名声……その数字によって、人々の態度やショップでの価格に影響を与え、あんまりにも酷いと賞金首として追われる身となってしまいます。

こちらは、街中で銃を誤射してしまいそこから大乱戦に発展した図。名声が……

悪事を働くなら人目につかないようにしましょう(錯乱)

話を戻して、知己の保安官がいる眼前で思いっきり盗みを働いた我らが怒りのジェーン・ベル。

金を払えば名声を落とさないようですが、ゲーム序盤で持ち合わせなどあるはずもなく独房で反省するハメに。

釈放された折に更新されたゲーム内新聞では、名うての悪党とかフルネームで書かれていますが我らが主人公です。これは実に面白い要素で、ちょっとしたサイドイベントなどのヒントなどが、ゲーム世界での出来事として書かれており、主人公の行動もこうして紙面に掲載されるのです。悪名高い前科一犯ジェーン・ベルはこうして誕生しました。

ちなみに保安官を後ろから抱きしめると眠ってしまう(比喩)ので、その隙に保安官バッジや牢屋の鍵といったそこそこ貴重なアイテムを頂戴することができます。このような急ぎ働きにいそしむプレイヤーの倫理観はとっくに死んでいることがわかりますね(澄んだ瞳)

町で遊ぼう

町には様々な施設があり、ゲーム進行的には少し後になりますが、ガンショップ、雑貨屋、服屋などが利用可能になります。それぞれのショップでは対応したアイテムを売買でき、金策では大変お世話になります。

また他にも馬を売っているところもあり、冒険に必要なほとんどは町で揃えることが可能。ちなみに馬はとにかく移動の要、序盤ではなかなか手の届かない価格帯ではありますが、こまめにガラクタを売りさばいて早めに入手したいところ。

さてショップ以外にも町ではいくつかのアクティビティがあり、例えばこのポーカーはちょっとした小遣い稼ぎにもってこいです。ルールはアレンジされており、一枚カードを引いて数字の大小を競うというもの。勝機と見れば賭け金を上乗せして相手を揺さぶるのも戦略です……よろしい、魂をかけようバービー君。

操作を誤ってフォールドを選択し勝負を降りてしまいました。どのみち札の数字も低かったので負けだったとは思いますがこれで金を取られるのは悔しい。

……からの早撃ちで相手を射殺する我らがジェーン・ベル。魂をかけるとはいったが私のだとは言っていない。負けた分のツケは貴様の命で立て替えさせてもらうぞバーナビー君!

当たり前ですが衆人環視のバーでぶっ放したためとうとうお尋ね者になってしまいました。こうなると最悪で、店売りの金額がどうとかいうレベルではなく、町の住人全員と敵対状態になり、おちおち表通りを歩くことすらできなくなります。犯罪者が夜、人目を忍ぶ理由を学ぶことができますね。

ちなみに少し話はずれますが、NPCのお尋ね者はこのように町の掲示板に張り出されます。多額の賞金をかけられているので、サイドクエストとして狙うのも良いでしょう。まあ今は自分自身がこの3名に並ぶ悪党になっているのですが……かつての名声も地に堕ちたものですな。

おや時間が巻き戻りましたね。そうなんです、本作の優れたところはセーブ機能で、イベントシーンを除く、好きなタイミングでクイックセーブ・ロードができるのです。そのため、こまめに記録しておけばやらかしてもすぐ時を巻き戻して人生のやり直しが可能。

今回は血が流れることなくポーカーに勝利、40ドルを稼ぎました。リンゴォ・ロードアゲイン……感謝いたします(?)。

戦いにいこう

盗みと引き金の軽いジェーン・ベルですが、そろそろただの悪党でないことを証明しなければなりません。画像は敵のならず者たちがたむろする野営地。いま後ろから忍び寄って息の根を止めようとしているところです。

ステルスキル完了。敵はステージマップ内を徘徊し、近くで物音がしたり、不審者を見かけたりすると確認のために寄ってくるなどなかなか賢い。そんなところへ町と同じ様にズドン一発キメたら大変なお祭り騒ぎになってしまう……そこで便利なのがこのステルスキルなのです。

気絶とも言えますが、だいたいその後イタズラ心によって燃やされたり爆破されたり落とされたりするので最終的には死に至ります。

またマップにある可燃性・爆発性のオブジェクトは広範囲にダメージを与えるので、敵をまとめて葬りたい時などは積極的に利用すると良いでしょう。他には画像のようにダイナマイトを投げつければ……

こんな感じで一網打尽にできます。

他にも薬品がたっぷり入った樽を並べて爆破したり、オイルランプを撃って火の海にしたりと、「これできないかな?」の発想がたいてい実現できてしまう本作は素晴らしいですね。

ちなみに体力が減ったらそのへんのサボテンなどから水分補給、または焚き火で料理を行って回復することが可能です。ただし料理の方は手持ちアイテムを消費するので注意。

スキルアップしよう

主人公キャラには特殊スキルが用意されており、道中取得するアイテムを消費することで1つアンロックすることができます。例えば画像はライフルにサイレンサー効果を付与するといったもの。特殊スキルを使用する際はアクションポイント(AP)が消費されるので、乱発はできませんが、ここぞという時に最高の効果を発揮するでしょう。

またこちらはいわゆるパッシヴスキルを付与するもの。説明にもある通り、今後チャプターをまたいで違う主人公キャラを操作する場合でも効果は引き継がれます。

荷物を整理しよう

ところで、敵の拠点しかり探索していると取得アイテムがもりもり手に入るため、意外とすぐリュックがいっぱいになってしまいます。回復アイテムなどであればこまめに使用するも良いのですが、それでもパンパン。

そんな時は、各ショップの商人に売りさばいて金に変えるのが定石ですが、いちいち町に戻るのは面倒なので、その場で売却価格の低い不用品を捨てるのも手段の一つ。

たとえばそう、この結婚指輪とか……捨てられるか!!息子のぬいぐるみを拾わせるシーンといい、ほんと心にスっとぶっこんできますねこのゲーム!

おわりに

このように仲間キャラを雇って一緒に行動することも可能です。死んでしまったらどうするか?酒場で新しいヤツを見つけてくれば良いのです……いや、これゲーム内でそういう風に推奨されています。命が軽いぞ西部劇。

序盤をプレイしていたにもかかわらず、こちらの遊びをどこまでも受け入れてくれるゲームデザインなので、あっという間に数時間が経過。この勢いで寄り道とイタズラを続けていたらクリアまでに何時間かかることになるのか……!

異形の敵はまだアイテムの説明文や、イベントシーンで少ししか出会えていませんが、このあとの遭遇に期待が高まります。一体どんな倒し方で遊べるのか!(瞳孔が開ききった目)

ともあれ戦闘も十分楽しいのですが、個人的には、町含むあちこちで楽しめる「自由度の高い行動」に本作一番の醍醐味を感じていました。


  • タイトル:『Weird West』

  • 対応機種:Windows PC(SteamGOG.com)/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One(Xbox Game Pass対応)

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2022年4月1日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:3.0時間

  • 価格

    • Steam:4,100円

    • GOG.com:39.99ドル

    • PS4:2,530円

    • Xbox Seires X|S/Xbox One:4,650円(Xbox Game Pass対応)


《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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