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60種類以上のミニで大暴れ!『ウォークラフト アークライト ランブル』のこだわりを開発陣に聞く【インタビュー】

先行プレイの始まった『ウォークラフト アークライト ランブル』について、開発陣に再度インタビューが行われました。

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60種類以上のミニで大暴れ!『ウォークラフト アークライト ランブル』のこだわりを開発陣に聞く【インタビュー】
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Blizzard Entertainmentが手掛ける、『Warcraft』シリーズをベースにした完全新作のスマートフォン向けモバイルゲーム『ウォークラフト アークライト ランブル』。本作は2022年にリリースを予定しており、日本語にも対応する予定です。

本作は自動で貯まっていく「ゴールド」を消費して「ミニ」というキャラクターを召喚し、相手陣地の攻略を目指す「タワーオフェンス」とでも言うべきゲームになっています。時には相手の苦手なミニを召喚したり、相性の良いミニ同士を組み合わせて活動させたりすることで、戦闘を有利に進められます。

またフィールド内にある「鉱山」からゴールドを集めてミニの生産を早めるなど、さまざまな駆け引きが楽しめます。

筆者も先行プレイに参加していますが、豊富なステージで、特徴のあるキャラクターたちを操るのはなかなか頭を使います。それだけに、特に思いついた戦術がしっかりハマったとき時の達成感は素晴らしいです。

そんな『ウォークラフト アークライト ランブル』について、Blizzard Entertainmentが再度、日本国内ゲームメディアに向けたカンファレンスを実施。今回は先行プレイで感じた点などを加えた質問を、開発者であるアダム・クグラーさんと、ヴィック・サラフさんに投げかけました。

◆インタビューした開発者の経歴

アダム・クグラーアソシエイトゲームディレクター。以前は『Warcraft』でエフェクトアーティスト、システムデザインなどを担当。

ヴィック・サラフエグゼクティブ・プロデューサー兼VP。2013年からモバイルゲームの開発などを担当。


――本日はよろしくお願いします。さっそくですが、お二人にとってイチオシの『ウォークラフト アークライト ランブル』登場キャラクターがいたら、ぜひ教えてください。

アダム「ホガー」というキャラクターが好きです。このキャラクターは戦闘する度に攻撃スピードが向上するので、戦場にいるほどダメージを上げられます。使用時には、軽い攻撃をどんどん出して手数を稼ぐのが理想的なプレイングです。その他、いろいろなコンボを試すのも楽しいですね。例えば「チートデス」というミニの死亡後も数秒間攻撃を続けられるスキルと組み合わせれば、さらに役に立ちます。

ヴィック私はヒーローキャラクターの「スニード」が大好きです。このキャラの特徴は、タワーを壊すたびに追加で2ゴールドを手に入れるという特性を持っています。次に好きなのが「ドレイク」。ドラゴンなので、空から火を吹いて戦うのが使っていて楽しいです。

アダム特にリーダーであるヒーローは、プレイヤーの好み次第です。自分のプレイスタイルにあったリーダーがいると思うので、いろいろなキャラクターを試してみてください。長くプレイすれば、キャラクターの違った一面も見えて、思い入れもできると思います。

――本作の特徴的な要素として「戦闘」が挙げられますが、その中でも最も面白いポイントや、ユーザーに「ここを見て欲しい」と思う部分を教えてください。

アダム本作ではダンジョンに行ったりクエストをこなしたりできます。バトルに関してだと、一番の魅力はキャラクターを生産するゴールドをどのように回すか?が重要です。このエコノミーをうまく回せば、敵に有利なキャラクターをぶつけられます。それだけに「いかに相手にゴールドを獲得させないか?」を考えつつ、プレイするのは面白いです。

ヴィックバランス重視でプレイするのが大事ですね。ただミニを出すだけでなく、オフェンス・ディフェンス向けのミニ両方をバランス良く出していくのが重要です。敵をジリジリ押し込んでいると、自分がしっかり正しい手を次々出せてる実感が湧いてきて、とても楽しいです!

――キャラクターデザインの点で苦労したキャラクターはいますか?

アダムバランス調整が難しいミニはいましたね。特に印象に残ったのは「テリアン」です。回復スキルを持っており、テスト期間でよく使用されていました。このテリアンについて、一度事件がありました。

とあるエリアで「デッドマイン」という、自分のミニをスキャンして複製するギミックがあります。このスキャンによって、相手が5体のテリアンを繰り出し、回復しながら攻めてくる、という事態がありました。こういうのを見つけるのも楽しいのですが(笑)、正式リリース版に関してはこの辺りのバランスの調整は必要だと思っています。

――こういったジャンルや『Warcraft』世界観に明るくない初心者でも、本作は楽しめるのでしょうか。

アダム新しいプレイヤーに関しては、ご存知の通り『World of Warcraft』のIPの血統を引き継いでいます。それだけに、本作もキャンペーンや世界観についてしっかり作り込んでおり、『Warcraft』を知らない人にも楽しめます。ゲームを進める内に『Warcraft』の世界観が見えてくるので、それを探検する楽しさも出てくると思います。

ヴィック付け加えると、本作はPvP要素が強い部分もあります。しかし『Warcraft』のIPという点もあり、PvE要素も力を入れています。キャンペーンやイベントも数多く用意しているので、『Warcraft』を知らない人にもシリーズを知る入り口として楽しんでもらえると思います。

アダム本作はパズルのような要素もあると思っています。現在は70マップほど実装していますが、どれもひとつひとつ調整しています。キャラクターのレベルを上げればゴリ押しもできますが、マップにあった戦略やキャラクターを選んでクリアしていくのが面白いと思います。

――本作ではフィールド内に「鉱山」とでも言うべきスポットがあり、そこに特定のキャラクターを派遣することでゴールドを獲得できます。タワーディフェンス系のゲームでは、こういったフィールド内にあるリソースを能動的に獲得するシステムは珍しいと思います。こちらはどういった面から発想を得ているのでしょうか?

アダムオリジナルの『Warcraft』のシステムを引き継いでいます。過去の『Warcraft』ではマップ上の鉱山からリソースを集めてキャラクターを生産していました。本作でもこのシステムをデザイナーと検討してテストした所、非常に面白かったです。『World of Warcraft』でもフィールドから資源を集めていましたが、どちらの作品においてもこのシステムはしっかり刺さったかと思います。

このシステムに合わせ、ミニの調整も行いました。ミニの中には、資源についてのスキルを持つのもいます。例えば「スニード」というキャラクターは、レベルが上がると資源を回収できます。また敵キャラクターの「ハーピー」は資源を盗む能力を持ちます。そういった資源を巡るゲームプレイもぜひ楽しんでほしいですね。

――パーティの編成にもいろいろな種類があると思うのですが、何かおすすめ編成はありますか?

アダム回答になるかわかりませんが、ひとつのパーティ編成にこだわらなくても良いと思っています。というのも、本作ではパーティをいろんな組み合わせで編成できます。最初はメイジメインで遊んでいましたが、あとからパラディンをメインにしてみたら、それも楽しくプレイできました。プレイヤーの好みで遊び方は変えられるように作っています。特定のミニが強いということはなく、どのミニにも強みがあります。1種類のパーティ編成だけではクリアできないと思うので、いろんなキャラクターを試してみてください!

ヴィック付け加えると、キャラクターの育成も大事です。単にPvPやPvEをするだけでなく、クエスト等を遊ぶことで特定のキャラを早く育成できます。

――ユーザーから、ルートボックスについての懸念が上がっています。例えばルートボックスにより希少で強力キャラが出てくるなどの、いわゆる“重課金勢”が有利になってしまう仕組みがあるかで「プレイするか決める」というユーザーの声も見られました。そういった部分についてはどのように考えていますか。

アダムこの点に関して、私たちはゲームを作る上での哲学を持っています。ひとつが「すべてがプレイヤーの選択に委ねられている」という点。どういうことかというと、本作にはルートボックスなどのランダム要素は一切ありません。お金でキャラクターは購入できますが、どのキャラクターを買えるかは全て決められています。

そしてもうひとつ、「プレイヤーの成長」も大事であると考えています。進め方はプレイヤーのチョイス次第なので、課金をせずとも課金プレイヤーに追いつくことはできます。

また、「レベルアップ」についても同じです。どのミニを育成するか、プレイヤーの選択次第です。こういった面から課金によって全てを解決する事は無いかと思います。

プレイヤーに委ねる部分に関しては、リリース後にパーティの編成動画などを公開する予定です。しかしプレイヤーがユニークな経験をするには、それらガイド通りプレイするだけでは不十分でしょう。キャラ育成も含めて、自分の考えた編成で進めれば大きな達成感を味わえると思います。

更に言うと、本作はプレイできるクエストの上限や回数、スタミナ上限などはありません。5分でも、5時間でも好きに遊べます。クエストに関してはウィークリー上限がありますが、これはチーター対策の設定で、それぞれが満足するまでプレイできます。

――課金形態について、「バトルパス」のような仕組みは導入されるのでしょうか。「Pay To Win」になることはないとのことでしたが、ユーザーを引き込むための施策として取り入れるのであれば、どういったものになるか教えてください。

ヴィック残念ながら将来の計画について今の時点で話すことはできませんが、現在のストアには様々な工夫が凝らされていますので、今は、プレイヤーの皆さんがそれらをどう思うかを知りたいです。

――本作は縦持ちでプレイするゲームですよね。個人的には横持ちより縦持ちの方がパッとできて良いのですが、そういったプレイしやすくする工夫があれば教えてください。

アダム本作はモバイル用にデザインされたゲームなので、縦持ちがスマホの持ち方になり、一番自然なのかなと考えてます。個人的に横持ちにした瞬間、座り込んで「がっつりプレイするぞ」という気持ちになってしまいます。しかし、そうなるとPCで遊びたくなる気持ちが出てきてしまいます。その点も考慮して、スマホユーザーがナチュラルに遊ぶなら、縦持ちなのでは?と考えています。

またゲーム中のスキルなどの部分については、みなさん自身で良さを見つけてくれるのを楽しみにしています。

――テストプレイの段階でも、魅力的なユニットを数多く用意されていますが、正式版ではどのくらいの数のユニットを実装する予定でしょうか。

アダムウォークラフトは広大な宇宙であり、探検すべき興味深い場所や出会うべきキャラクターがたくさんあります。現在、60種類以上のミニが用意されており、様々な戦略を立てることができますし、ゲームの進行に応じて定期的に追加リリースする予定です。

――コスメティックアイテムとして『Diablo』や『Overwatch 2』の要素が登場したり、逆に他作品へ『アークライトランブル』の要素が現れるといった、他のBlizzardタイトルとのコラボレーションなどは予定されていますか。

ヴィックBlizzardはこれまで、私たちのゲーム間でのクロスプロモーションを提供してきた長い歴史があるので、現時点では具体的な計画はありませんが、その機会があることは間違いないと思います。

――本作のユーザー間交流要素にはどのようなものがあるか、改めて教えてください。PvP/PvE以外にも、コミュニティーを盛り上げる別のモード/要素はありますか。

アダムダンジョン、レイド、Co-opは、現在ゲームに搭載されている、あるいは予定されている機能です。また、PvEとPvPのプレイヤーにとってゲームを常にフレッシュに保つために、その他の未発表の機能にも取り組んでいます。


簡単に操作できるモバイルゲームながら、深い戦略性とやりこみ要素もある『ウォークラフト アークライト ランブル』。特に登場するミニの性能には、かなり入念な調整がされており、いろんな楽しみ方ができそうです。『Warcraft』シリーズを未経験の人にも、気軽にプレイして楽しめそうです。

最後に本作の開発陣から、『Warcraft』&『WoW』の世界観の魅力について、日本のプレイヤーに向けたコメントが届いています。

アダム『ウォークラフト アークライト ランブル』は、『Warcraft』に関する予備知識を必要とせず、この世界のキャラクターと環境を非常に印象深くしている要素を取り入れたものです。アゼロスという世界、そして『Warcraft』全体は、探検と冒険をテーマとしており、種族の勇気、ノームやゴブリンの奇抜な(文字通り爆発的な)発明家、ストームウィンドやローデロンのより伝統的な中世ファンタジーなど、誰もが好きになる驚くほどさまざまな体験が用意されています。そしてこの世界では、深刻に考えすぎることなく、悲劇的な物語もあれば高揚する物語もあります。本作は、この広大な宇宙を、すべての出会いがもたらす楽しい挑戦に凝縮し、私たちが親しみを込めて「楽しいカオス」と呼べるものを作り上げました。

日本では、特に容易に覚えられても、マスターするのが難しい奥深いゲームが人気です。『アークライト ランブル』では、60種類以上のミニが3つの才能を持ちます。また各リーダーが独自のシナジー効果とプレイスタイルを備えています。このゲームでは、最も効果的な方法で戦略パズルを解くことをお勧めします。そして、別のピースで再びパズルを解くことに挑戦してください。これらすべては、継続的にリプレイ可能なPvEとPvPの体験に含まれており、今後何年にもわたってサポートしていく予定です。


《鈴木 伊玖馬》

ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木 伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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