この夏最恐のインスタントカメラ・ホラーADV『MADiSON』―飛び退く恐怖が大好きなプレイヤーに送る!【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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この夏最恐のインスタントカメラ・ホラーADV『MADiSON』―飛び退く恐怖が大好きなプレイヤーに送る!【爆速プレイレポ】

ジャンプスケアLoverへ送るインスタントカメラ・ホラーADV『MADiSON』【爆速プレイレポ】をお届けします。

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この夏最恐のインスタントカメラ・ホラーADV『MADiSON』―飛び退く恐怖が大好きなプレイヤーに送る!【爆速プレイレポ】
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MADiSON Reveal Trailer

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は開発兼販売元BLOODIOUS GAMESより、PC(Steam/GOG.com)/海外PS5およびPS4にてリリースされたインスタントカメラ・ホラーADV『MADiSON』のプレイレポをお届けします。

カメラのスキンが手に入るDLC「Possessed Camera」も205円で配信中です

『MADiSON』とは

本作は「Luca」という名の16歳の少年を操り、誕生日プレゼントとして貰ったインスタントカメラを駆使して、悪魔の儀式を終わらせるべく家族の屋敷を探索していく、一人称のサイコロジカルホラーADVゲームです。

屋敷の閉鎖空間を舞台にしているため『P.T.』のクローンとされがちですが、本作を制作した2人の開発者の内の1人AlexisDiStefano氏いわく、インスピレーションの源の1つは映画 『死霊館』や『インシディアス』だそう。

また、『クロックタワー ゴーストヘッド』をプレイしたことがゲーム業界を目指すきっかけになったとのこと。お気に入りのゲームは『DEMENTO』だったそうですが、流石に今の時代にあの頃の様なゲームを作る訳にいかず、閉鎖空間を表現可能な一人称ADVになったそうです。なお、デモ版が公開されてから約4年の期間を経て遂にリリースされました。

操作は、マウスとキーボードに加えてゲームパッドにも対応しています。なお日本語字幕にも対応していますが、ノートがノートパソコンと翻訳されたり、翻訳が不自然な箇所が見受けられます。

『MADiSON』の実内容に迫る!

本作ではノーマルとハードの2つの難易度が選択可能となっており、今回は難易度ノーマルでプレイ。ハードでは、視覚的ヒントや撮影ゾーンなどがない様です。

ゲームが始まると、耳鳴りと人の怒鳴り声と共に薄暗い部屋の中で目を覚まします。閉ざされた扉の向こう側で「一体お前に何が起こっているんだ?家族を台無しにした!」などと、怒りと悲しみの混じった声で誰かが扉を叩き続けています。少し後ずさりすると、床に目のマークの表示が……。

レティクル(照準マーク)が、虫眼鏡や手のマークに変化

視点を合わせると画面中央のレティクル(照準)が虫眼鏡表示に切り替わり、クリックしてみると、血の付いた太陽マーク入りの金属製の入れ物を手に取ります。どうやら、調べられるものに目のマークが表示される様です。インタラクトで手に取った箱の蓋を開けてみると、なんと中には切断された腕の写真が!状況から察するに、どうやらプレイヤー「Luca」が家族を殺害したのだろうか……。

いつの間にか、扉の奥で叫んでいた人も静かになり……。周りを見回すと、白い扉とノイズが映り続けるアナログテレビがあります。とりあえず白い扉に近づくと、レティクルが手のマークに切り替わるので、クリックしてみると手のマークが掴む状態に。マウスボタンをホールドしたまま、手前に引くと扉が開きます。扉の奥に通路が見えますが、木の板で一部が塞がれており、先へ進むにはバールか何かの道具が要るようです。

とりあえず部屋を探索すると、壁にはドアノブのない引き戸とテーブルがありました。テーブルの引き出しを開けてみると、いとこからの手紙を見つけますが、中身は読めず意味があるのかはわかりません。ノブがないため引き戸は開けられず、どうしたものかとテレビを調べるとどうやら回転台に乗っており、テレビの向きが変えられます。

マウスホイールでテレビを回転させられます。

照明代わりにテレビの向きを変えると、部屋の薄暗い部分が照らせることに気づきました。照らした付近を調べてみると、ソファの足元にドアノブを発見!先ほど開けられなかった壁の扉に差し込み、開けるとハンマーを入手!これで、木の板が取り外せる様に。

木の板を外していると、先ほど叫んでいた人がまた叫び出し「お前は私の息子じゃない!」と……。どうやら、叫んでいたのは父親だったようです。ひとまず、奥へ進むとLucaが「多分私はおじさんの家から出られると思う」と一言。なお、プレイヤーである「Luca」は、度々独り言で状況を説明してくれます。

奥へ進むと通路に出ます。左右を確認して探索を続けると扉の開いた部屋を発見!床にロウソクと椅子が置かれ、明らかに怪しい儀式の様な雰囲気です。入ると突然扉が閉まり、ちょっとびっくり。部屋の中央に置かれた椅子の周りには、ロウソクとおびただしい数のGがうごめく。普段なら絶対に近づきませんが……椅子の上には箱が置いてあり、調べるとLucaの16歳の誕生日プレゼント、やったァ?

開けるとインスタントカメラを手に入れます。さっそく椅子を被写体に写真を撮ってみると、画面が大きく揺れ、椅子が勝手に回転し照明も点滅!とプレイヤーを恐怖に誘います。ホラーに対して免疫が弱い筆者には堪える演出!ポラロイドフィルムがカメラから吐き出され、振ると現像されます。写真には、宙に浮く椅子が……。なお、振らずにしまうと現像されないので要注意。

画面が大きく揺れ、照明が点滅し椅子が動く

カメラを入手した直後に、テレビのニュースによってこのカメラが30年前の連続殺人犯のものであったことを知ります。

キーとなるカメラを積極的に使って謎を解け

無限に撮影可能なインスタントカメラが、全ての謎を解くマスターキーの様な役割をはたしているため、積極的に撮影していくのがパズルをクリアするコツです。ついつい探索に夢中になり、撮影を忘れているとストーリーが展開していかないこともしばしば……。本作ではパズル要素が多く、抜けたピースを探しに屋敷中を探索しがちなプレイヤーには徒労が待っています。

あるシーンでは、図柄で施錠された井戸を開けるのに非常に苦労しました。実際にはカギを開けること自体は直ぐにできたものの、近くに置かれたシャベルを使っても重たい石蓋を開けることができず……。1時間以上は屋敷内を探索し、開ける方法がないか探していました。

サダ……!?

使えそうなアイテムが全く見つからないじゃないかっ!と諦めようとした時に、何となしにカメラで井戸を撮影してみると重たい石蓋が吹き飛び先へ進める様に……オィッと突っ込まずにはいられませんでしたが、本作のマスターキーであるインスタントカメラを始めに試さなかった自分のミスと受け入れました。この様に本作では一度立ち止まって、とりあえず撮影すれば大抵のパズルは解けるかヒントが得られるはずです。それほどに、インスタントカメラが重要なファクターを占めています。

解けると思いのほか気持ちいい

閉鎖空間の恐怖に背筋を凍らせ、武器で敵を倒す手段はない

先に言ってしまうと、本作には『バイオハザード』シリーズの様にバケモノが出てきても、武器を使って倒す手段はありません。でも、倉庫を使ったアイテム管理はあり……。ですので、閉鎖空間と悪魔による呪いに戦慄しながら、数々のパズルを解き『MADiSON』の謎に迫る純粋なサイコロジカルホラーADVゲームになっています。

倉庫あるよ
ヒィィィ~

恐怖演出する雰囲気は良く、驚きによって飛び退く様なジャンプスケアが様々な場面に潜んでいます。

ただ残念な点は、一部で恐怖を誘うはずの軋む音や、扉の開閉音、雷などの効果音がBGMの様に繰り返し流れているため、その環境に慣れてしまい恐怖心が薄らぐ点です。扉がない方向から開閉音が聞こえることも……。また、パズルが解けず長時間部屋を探し回っている時も同様に、イベントが発生しないので寒気が薄らいでいきます。

シンプルなパズルもあり

今回は1度しかプレイしていないため、ランダムに発生するイベントや変化するパズルがどういったものかはわかりませんでした。それと、移動時に画面が揺れるため酔いやすいプレイヤーは要注意。現状揺れをオプションから切ることはできません。

カメラのフラッシュにより、一瞬鮮明に

最後にネガティブな部分を載せましたが、2人で開発したとは思えない出来のホラーを体感できるはずです。ゲームのボリュームはADVゲームに慣れたプレイヤーは5時間前後、パズルのヒントが少なくそれらを解くのに慣れていないプレイヤーには10時間程度と、価格に対しての満足度は意見が分かれるところ。ともあれ、この夏取れたてのジャンプスケアホラーで蒸し暑さを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。

屋根裏には何が待ち受けているのか……。
タイトル:MADiSON
対応機種:PC(Steam/GOG.com)/海外PS5およびPS4
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2022/07/08
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:4,100円


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¥5,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)



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