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【試用レポート】172インチ相当の大画面を独り占め!ARグラス「GRAWOOW」で旅するファンタジー世界&地獄の西部戦線

『PUBG Mobile』や『Verdun』、『原神』で新型ARグラスを試用!入場料を取れるのでは……と思ってしまうレベルの迫力を体感しました。

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クラウドファンディングGREENFUNDINGに「GRAWOOW」という製品が登場し、多額の出資を集めています。これは重量69gのARグラスで、狭い部屋にいながら172インチ相当の大画面で動画を視聴したり、ゲームをプレイすることができます。今回はGREENFUNDINGから「GRAWOOW」の実物をお借りしたため、早速試してみたいと思います。

いつでも自由に持ち運べるARグラス

USB-Cケーブル1本で稼働する「GRAWOOW」。PCの他、スマホとも接続可能です。ARグラスというと数年前までは「いかにもガジェット」というようなゴツイ見た目だったはずですが、「GRAWOOW」は非常にスリムで垢抜けています。重量は冒頭に書いた通り僅か69g。いつでも自由に持ち運べるほどの軽さです。

これをまずはスマホに装着し、ゲームをプレイ。ただし、ここで問題が。これはARグラスのため、「筆者が見ている光景」を写真に撮ることができません。何とか撮影できないかと試行錯誤しても、装着者が「GRAWOOW」を外すと自動的にスリープする機能があるため、それも叶わず……。

そのため、「GRAWOOW」の使用感に関してはどうしても文章表現のみになってしまいますので、悪しからず。

西部戦線へようこそ!

まずは筆者のフェイバリットでもある『PUBG Mobile』からプレイしてみましょう。いつもはスマホの小さな画面でプレイしているわけですが、それを172インチ相当の大画面に投影となるとやはり段違いの迫力が出てきます。部屋の照明を落とせば、尚更映画館のような雰囲気を味わうことができます。映画館のスクリーンでバトロワゲーム、最高じゃないか!

ただ、「GRAWOOW」を使うとスマホの画面を直接見ることができないため、操作に支障が出てしまうのも事実。特に『PUBG Mobile』は瞬時の判断と動作を必要とするため、勝利を目指す目的のプレイなら「GRAWOOW」を使わないほうがいいというのが筆者の正直な感想。しかし同じオンラインシューターゲームでも、PC向けに配信されている『Verdun』ならその限りではありません。

第一次世界大戦の西部戦線が舞台の『Verdun』。不潔な塹壕の中で繰り広げられる戦闘は、まさに地獄絵図です。それを「GRAWOOW」に投映すると……いや、これはちょっとマジで気持ち悪い。砲弾の着弾音や誰かの悲鳴が、「GRAWOOW」の両テンプルに内蔵されているデュアル3Dサラウンドスピーカーを容赦なく揺らします。嫌だ、家に帰りたい!

「GRAWOOW」のフルHD解析度は、それ故に西部戦線の悲劇をまざまざと再現します。『Verdun』には流血や手足が吹き飛ぶゴア表現もあるため、心臓の弱い人は要注意!

まるで「映像の世紀」

そういえば筆者が子供の頃、NHKの制作した「映像の世紀」が大きな話題を呼んでいました。第一次世界大戦は各国の軍隊が本格的な映像班を投入した初めての戦争です。その目的はもちろん「我が軍の大活躍をフィルムに収めること」……即ちプロパガンダです。しかし戦争が長引くにつれて、カメラ担当の兵士は「友軍の活躍」ではなく「戦争の残酷さ」にレンズを向けるようになりました。

横一列に並んだ兵士たちが、塹壕から飛び出して敵陣へ突撃します。そのうちのひとりが、伏せた状態から立ち上がる瞬間に銃弾に当たって落命してしまいました。そうした映像が現代に至るまで残っているのは、軍紀違反を覚悟で戦争の真の姿を撮影したカメラマンのおかげに他なりません(士気の低下につながるような映像の撮影は禁止されていました)。

「GRAWOOW」越しに広がる戦場は、まるで自分が「映像の世紀」の中に吸い込まれてしまったかのような光景です。加古隆さんが作曲した「パリは燃えているか」が、どこからか聞こえてくるような気もします。

『原神』を思う存分楽しむ!

このような具合に、「GRAWOOW」は勝利が最優先のゲームをプレイする場合は不向きかもしれませんが、「雰囲気や世界観を楽しむ目的」であればピッタリのガジェットです。次にプレイしてみるのは『原神』です。

スマホの小さい画面ではスキップしがちのストーリーパートですが、「GRAWOOW」で観るとまるでアニメ映画です。てか、これで入場料取れるんじゃねぇか!? そう思ってしまうくらいに優美なアニメーションが、大画面で繰り広げられます。

『原神』の壮大な世界観を余すところなく表現してくれる「GRAWOOW」は、そのせいで我々の時間を容赦なく奪ってしまうかもしれません。「寝る前にちょっとだけプレイしてみよう」という軽い気持ちで「GRAWOOW」を装着してしまうと、あっという間に朝が来ていた……ということだってあり得ます。それだけの没入感をもたらしてくれるARグラス、と書けばいいでしょうか。

「GRAWOOW」はGREENFUNDINGにて5万8,156円(8月6日現在)からの出資を受け付けています。


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《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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