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「忍者」登場の日本舞台タイトルも飛び出した!『アサクリ』新時代の幕開けを告げる「Assassin’s Creed Brand Showcase」ひとまとめ

「SHINOBI Fantasy」は『アサクリ』の歴史考証でどのように描かれるのか、期待が高まります。

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「忍者」登場の日本舞台タイトルも飛び出した!『アサクリ』新時代の幕開けを告げる「Assassin’s Creed Brand Showcase」ひとまとめ
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ユービーアイソフトの押しも押されもせぬ看板シリーズ『アサシン クリード』は、2007年の初代発売から15周年を迎えました。歴史学者を顧問に迎えた緻密な考証と、まるで観光を楽しむように駆け回れる広大な都市、そして史実の裏街道を行く陰謀劇。歴史ファンをも唸らせる作り込みは他の追随を許しません。

そしていよいよ、新作お披露目となる「Assassin‘s Creed Brand Showcase」が「Ubisoft Forward 2022」にて公開されました。シリーズの新たな出発点となる『ミラージュ』を皮切りに、複数作品が続々登場したその内容を紹介します。

原点回帰と新出発のバグダードへ!若き日のバシム描く『アサシン クリード ミラージュ』

15周年記念作となる『ミラージュ』は、これまでの作品に対するオマージュを標榜し、初代を含む初期作への「原点回帰」がコンセプトです。ストーリーラインはオープンからリニアへ戻し、選択肢はあるものの全体を通じて明確な筋道を辿ります。

本作は『ヴァルハラ』に登場したバシムの青年期を描き、下町の盗賊に過ぎなかったバシムがいかにして「隠れし者」と出会い、暗殺術の師ロシャン、歴史上の様々な人物との関わりを通して、アサシンとして成長していった過程を辿る物語です。

舞台は861年、アッバース朝イスラム帝国の首都バグダード(バグダッド)。華やかなアラベスクに彩られた建造物はまさしく初代『アサシン クリード』を思い起こさせます。
北部アフリカからインド西部まで、当時のアッバース朝は東西をつなぎ、様々な文化が交わる豊かさがありました。暗黒時代の欧州とは逆に、文化、知識、交易、あらゆる面で地中世界の覇者に君臨していました。しかし各地で反乱が続いており、衰退にさしかかっている時期でもあります。

861年は第10代カリフ(最高指導者)のムタワッキルが暗殺された年です。ここから870年までの10年間、カリフが5人交代する=誅殺されるというなんとも血なまぐさい時代に突入します。栄華を誇ったアラベスク模様の都市と、その裏側で繰り広げられる謀略劇。史上の死因を見ているとアサシン教団の暗躍が本当にありそうなものばかりで、不謹慎ですが興味深いですね。

システム面においても「ステルス」「パルクール」「暗殺」と、シリーズの根幹である三本柱に注力し、初期のプレイ感覚を現在の技術で体験するとしています。バシムはアサシンの中でも特に機知や素早さに優れ、吹き矢や地雷敷設、スローモーションから複数の敵の暗殺を繰り出せるアビリティを持っています。最近存在感が薄かったヒドゥンブレードが主役にカムバックしてくれそうですね。

バシムの相棒となるのはカタシロワシの「エンキドゥ」。「ギルガメシュ叙事詩」よりギルガメシュの相棒が由来です。ステルスを駆使する本作では偵察の重要性が増していますが、敵の弓兵も容赦なく撃ち落とそうとしてきます。撃たれてしまえば偵察が不可能となり、弓兵の排除も優先する必要があります。

地図の範囲は、城壁に囲まれた円形都市マディーナ=アッサーム(平和都市の意)から、その南のカルフ地区まで、ティグリス川西岸の狭い地域にクローズアップ。直近の作品とは異なるリアルスケールに近い密度の都市になる模様です。市街地は新設計のパルクールを存分に発揮できる設計です。

さらに、実際の史実上に現れる伝説、そして『アサシン クリード』の原点となった「アラムート城塞」(鷲の巣の意)が再び登場します!後にアルタイルが育つこの場所で、バシムは何をするのでしょうか。

『ヴァルハラ』のDLC『ドルイドの怒り』を担当したボルドースタジオが開発を主導します。モントリオールを初めとする8つのスタジオが加わる規模で、キーウ、オデーサも参加しているとのこと。発売は2023年を予定しています。

エイヴォルの旅路は遂に完結へ―『ヴァルハラ』最終DLC『THE LAST CHAPTER』

2020年11月のローンチから継続的に追加されてきた『ヴァルハラ』のDLCもいよいよ最後。ティザートレイラーではオーディンとエイヴォルが並び、別れと旅立ちの言葉を交わします。これまでに出会った人物達が集合する、総決算的な内容となりそうです。発売は2022年内を予定しています。

キャラクリエイト搭載、中国秦王朝が舞台のモバイル向けタイトル『CODENAME JADE』

紀元前215年の中国、万里の長城を建設中の秦王朝を舞台にしたオープンワールドスタイルの作品です。キャラクタークリエイトによって自分好みのアサシンを生み出せます。こちらはモバイル向けの作品となります。

「忍」推参!満を持した大型タイトルで、ついにファン待望の日本が舞台に『CODENAME RED』

日本の封建時代を舞台にした、RPGスタイルの次期フラッグシップ作品が電撃発表されました。「Feudal」(封建時代)とだけ言及があり、具体的な年代は不明です。ただし、映像の左側には四層天守?らしき建物があり、戦国時代以降であると予想されます。

これまでに発表されてきたアートワークから日本にもアサシン教団があるらしいと見られていましたが、それでもシリーズでは長年「日本を舞台にはしない」という噂が定説になっていました。シリーズファンの夢がようやく叶ったと言ってもいいでしょう。同作は『オデッセイ』のケベックスタジオが主導で開発しています。

アサシンは魔女?謎に包まれた『CODENAME HEXE』

さらなるサプライズとしてお披露目されたトレイラーは、薄暗い森の中で揺れる、枝でできた教団のシンボルと八芒星の魔方陣という今までに無いオカルチックな雰囲気です。「Hexe」とはドイツ語で「魔女」のことを指し、内容については特に明かされていません。続報に期待しましょう。

その他、発表された内容のうち重要なものとしては、以前発表されていた『インフィニティ』はゲームではなく、『アサクリ』ユニバースとプレイヤーをつなぐ「ハブ」として機能するものとのこと。『インフィニティ』を起点としてマルチプレイヤー機能の復活も検討中のようです。

また、Netflixでの実写化は今は初期段階ですが、Netflixゲーム向けの作品提供が決定。さらに『ヴァルハラ』のモントリオールは一旦『アサクリ』から離れ、新規のフラッグシップ作品を開発中であると明かされました。

合計5本の大ボリュームになった「Assassin‘s Creed Brand Showcase」。このラッシュにプレイヤーのペースは追いつけるのか、そんな心配も持ちつつ、遂に我らが日本に順番が回ってきたことへ、まずは喜びの声を上げようじゃありませんか。

《Skollfang》

好奇心と探究心 Skollfang

ゲームの世界をもっと好きになる「おいしい一粒」をお届けします。

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