新ヒーロー「キリコ」はサポート忍者!『オーバーウォッチ2』TGS先行Q&AセッションレポートPart1 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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新ヒーロー「キリコ」はサポート忍者!『オーバーウォッチ2』TGS先行Q&AセッションレポートPart1

10月5日のリリースが目前に迫ってきました。

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10月5日のローンチが間近に迫る『オーバーウォッチ2』。9月15日より開催中のTokyo Game Show出展に先立ち、メディアを招いた質疑応答が行われました。このパートでは新ヒーロー「キリコ」とマップについて。キリコは機動力と回復力を生かしたサポート役であることが明かされました。

Brizzzard Entertainment 登壇者

Dion Rogers(ディオン・ロージャーズ)アートディレクター

Kyungseo Min(ミン・キョンソ)物語デザイナー

Piero Herrera(ピエーロ・ヘレラ)ヒーローデザイナー

――キリコはテレポート、与バフ、投擲など万能で強力すぎる印象を受けました。バランスブレイカーにならないでしょうか?

Pieroキリコを含む全てのキャラクターは多くの時間をかけて製作しており、デザイン面とバランス面でも、繰り返しテストを重ねています。リリース後も状況を見てコンペティティブで使用する前に調整を行い、全てのモードに対応できるようになるでしょう。

Dion前日譚ではサポート役の忍者が登場しますが、それに近いゲームプレイを目指しました。彼女は機動力もあり、テレポートを含む素晴らしいアビリティを持っています。だからといって強力すぎるのではなく、基本的には「サポート忍者」のようなプレイフィールです。

――ヒーローそれぞれの物語をとても楽しみにしています。彼女自身の物語について教えてください。

Kyungseo彼女は日本の伝統における二つの面を持っています。ひとつは神社にいる巫女、もうひとつは忍者です。彼女は祖母から癒やしの術を学ぶ一方で、母からは忍術を教わりました。アートスタイルは日本の伝統だけでないストリートの要素もあります。

彼女はカネザカ家の守護者で、敵対するシマダ家から家族を守ろうと懸命に働いており、狐のようにずる賢い一面も持ち合わせています。

ちょっとした裏話なんですが、彼女の母親はキリコを育てながら、ゲンジやハンゾ-も変えてしまいました。ですから3人の間には多くのやりとりがありますよ。

――ゲームプレイが新しいヒーローの着想になることはあるのでしょうか?ジャンクラットとロードホッグが追放されてジャンカークイーンと出会う経緯などが面白いです。

Dionヒーローのアイデアには事欠きませんが、私たちはそれをゲーム内でテストするのが楽しいんです。ジャンカークイーンとジャンクタウン、カネザカとキリコのように、ヒーローとつながりがあるマップが好きなのです。私たちはゲーム内で起こることに合わせようとしています。

Kyungseoこれは祝福でもあり呪いでもあって、私たちは全てのストーリーを好きなタイミングで語ることはできません。人気の有無はもちろんありますが、多様で包括的であることを念頭に置いています。世界の様々な場所、注目を浴びられない人々を紹介したいのです。

――キツネを連れた少女のシルエットを以前オフィスに飾っていたのを見たことがあるのですが、キリコのデザインはいつ頃からあったのでしょうか?

Dion彼女のデザインはPvEの構想をする少し前からありました。背中に大きな手裏剣を背負っているキャラクターだったのが、最終的にキリコになりました。時間が経つにつれて、ダメージディーラーが興味を持つようなサポート役になったのですが、キャラクターデザインがダメージディーラーに見えてしまうのが難点でした。そこでもう少し進化を加え、神社の伝統的なスタイルになったのです。

Piero 最初はDPSとしてデザインしていて、クナイが強力な武器のように見えますが、あくまでもサポート役ですね。彼女は回復の方もとても優秀なんです。

Kyungseo元々はゲンジのクナイだったものをキリコに譲ったんです。シマダ兄弟やハナムラの話など、物語的にももっと掘り下げたいと思っています。キリコはゲンジやハンゾーと兄妹のような関係にしようかとも考えましたが、家族ぐるみの付き合いというところですね。

――PvPを5人制にするに当たって、サポート役はどのように変化しましたか。

Pieroベータで5人制に移行したとき、サポート役のプレイは厳しいというご意見がありました。そのため、サポート役には防御用の特性を持たせることにしました。ゼニヤッタのキックは好評を頂いております。6人制とは異なりますが、キャラクターが生かせるよう模索を続けています。

Kyungseoキリコはまさに5人制のためにあるキャラクターで、速いペースの5人制の中で見劣りさせたくなかったのです。

Dionベータ版で分かると思いますが、タンクが1人減ったため、よりカバーを多くしてサポートがより活躍できるようマップ調整をしています。

――映像に出てきた他のキャラクターの意図はなんですか。キリコと能力的に近いヒーローでした。

Dionゲンジとハンゾーは壁登りの能力を共有していますので、そこを見て欲しかったのです。DPSプレイヤーをサポートすると、キリコはゼニヤッタに似たポジションになります。彼女の回復はとても強力ですが、使い方が分かってくると、他のプレイヤーを追いかけるコツをつかんで、ダメージを予測して回復させられるようになります。

Pieroキリコはルシオのようなラッシュ戦術もありますが、他のラッシュをさらに強化できるような、前作とは異なる方法を使っています。

――私はリオ出身ですが、新マップをとても楽しみにしていました。プレイするのはとても楽しく地元のように感じられました。ポルトガルマップには触れられなかったのですが、有名な風景や海など、同じように細部まで作り込んでいますか。

Dion褒めて頂き有り難うございます。リオのマップを作ったのはブラジル出身のアーティストで、現地の建築などに親しんでいました。ポルトガルのマップを作るのもポルトガル出身のアーティストで、彼自身の経験と知識をマップ作りに生かしてくれました。サウンドチームは現地の環境音を集めるなど、たくさんの資料を集めて制作に役立てました。全ての部屋を見て回るとなると過去一番に詳細なものになると思います。

――キリコのコスメティックアイテムについて教えてもらえますか?キツネは神社と結びつきがあり素晴らしいですが、タヌキや他の動物などはどうですか?

Dion戦闘的なサイバーパンクのスキンはとてもカッコいいですよ。伝統的衣装でも面白い物がたくさんあり、きっと皆さんも驚くでしょう。キツネの方はちょっとした変更はあるものの、キツネはキツネのままです。でも新ヒーローのために新しいスキンを考えるのは本当に楽しいですね。


日本初の新ヒーローの登場によって、ゲンジやハンゾーの新たな一面が浮かび上がるのは興味深いですね。バトルパスやマネタイズなどの情報が明かされた別パートは、後日改めてお届けします。


《Skollfang》

好奇心と探究心 Skollfang

ゲームの世界をもっと好きになる「おいしい一粒」をお届けします。

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