地球人よ!国家の違いを乗り越えエイリアンに立ち向かえ!『Terra Invicta』日本語にも対応の現代宇宙SFグランドストラテジー【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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地球人よ!国家の違いを乗り越えエイリアンに立ち向かえ!『Terra Invicta』日本語にも対応の現代宇宙SFグランドストラテジー【爆レポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回は現代宇宙SFグランドストラテジー『Terra Invicta』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
『Terra Invicta』
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Terra Invicta Release Date Trailer

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年9月27日にHooded HorseよりPC(SteamGOG.com)向けに早期アクセス開始予定の『Terra Invicta』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Terra Invicta』とは

Pavonis Interactiveが手掛ける本作は壮大なSFグランドストラテジーゲームです。舞台となるのは、エイリアンが乗ったUFOの墜落をきっかけに複数の派閥に分裂した現代の地球。プレイヤーは派閥のリーダーとなり、エイリアンの撃退、エイリアンとの共存、地球からの脱出など、派閥ごとに異なる目標に向けて人類を導きます。

人類の存亡をかけて派閥同士が闘争を繰り広げる舞台は、地球だけでなく太陽系全体。地球上の国家には国内総生産、軍事力、技術力、社会体制といったデータが現実通りに設定されており、太陽系全体を含む宇宙マップには月や火星といったおなじみの天体だけでなく、聞き慣れぬ小惑星までもが登場します。

ゲーム進行はいつでも一時停止が可能なリアルタイム制。プレイヤーの行動やイベントはリアルタイムに処理されますが、行動は一定時間おきにまとめて指示するので実質的にはターン制です。

本作を手掛けるPavonis Interactiveは、『XCOM』シリーズ向けに大型Mod「Long War」を開発したことでも知られています。『XCOM』シリーズは、本作と同じくエイリアンが地球に到来する設定のSFストラテジーです。

『Terra Invicta』の実内容に迫る!

プレイを開始して最初に決めるのは自分がリーダーとなる派閥です。派閥は7種類あり、選んだ派閥によってゲームの最終目標が変わります。エイリアンの駆逐を目指す派閥、エイリアンとの共存を目指す派閥といったオーソドックスなものから、しもべとしてエイリアンに尽くす派閥、エイリアンの出現を利用して権力を握ろうと画策する派閥などの変わり種まで用意されています。

今回のプレイでは、エイリアンの侵略から人類を守る派閥「レジスタンス」を選びました。自分が選ばなかった派閥はAIが担当し、敵となります。

地球にエイリアンのUFOが突入する導入シーンののち、ゲーム本編が開始されます。ゲーム開始日は2022年10月1日。まさしく現代です。驚いたことに、マップ上ではウクライナに展開するロシア軍まで再現されています。はたして、エイリアンの到来は人類になにをもたらすのでしょうか?

導入シーンのUFOはインドに墜落しました。UFOに乗っていたエイリアンは墜落現場の周囲に逃げ込んだようです。詳しく調査するために派閥から評議員を派遣します。

派閥には評議員と呼ばれる人物が数名いて、プレイヤーはそれぞれの評議員に行動(ミッション)を指示することでゲームを進めます。リーダーであるプレイヤー自身が直接行動することはありません。

評議員ごとに遂行できるミッションは異なります。エイリアンの活動を調査するなら、そのミッションを担当可能な評議員が必要です。評議員はそれぞれ説得、諜報、行政といった各分野の能力値を持ち、有名人や大富豪などの特性を持つこともあります。評議員の能力は経験値を貯めて成長させることもできます。

最初から派閥に所属している評議員は2人だけです。評議員の人数がそのまま1ターンの行動回数になるため、早い段階で追加の評議員を雇いましょう。

ゲーム序盤は国家を裏から支配する「国家コントロール」のミッションが重要なので、このミッションが担当できる説得の能力値が高い人物を2人雇いました。評議員を雇うには「影響力」というリソースが必要です。本作にはこのほか、所持金、軍事作戦、ブースト、研究などのリソースが登場します。

2022年10月1日:抵抗のはじまり

UFOの調査を進める一方で、レジスタンスは収入源を必要としていました。リソース収入は評議員からも得られますが、どこかの国を陰から支配するのが確実です。ゲーム開始時にはどの国も支配していないので、まずは足がかりとなる国を手に入れましょう。

マップを見渡して最初のターゲットに選んだのはオーストラリアです。オーストラリアでは最初からレジスタンスが30%の国民に支持されていました。国内世論の支持が多いほど、その国を支配するミッションの成功率が上がります。この支持率はプレイのたびに変わるので、レジスタンスでプレイするときはオーストラリアを攻略するのが定石というわけではありません。

評議員に「国家コントロール」のミッションを指示すると、成功率は47%。最初の一手にしては確実性に欠けます。そこで、影響力のリソースを消費して成功率を75%まで上げました。ミッションの多くは、指定されたリソースを消費すると成功率が上がります。リソースを多く投入するほど確率も上がりますが、必要なリソースは2倍、4倍と増えていきます。

すべての評議員にミッションを指示し終えたら時間を進めます。1ターンは1週間で、ミッションの結果は1週間の間に順次報告されます。

成功率を上げたおかげで、オーストラリアの「コントロール・ポイント」を1個支配することに成功しました。実は、1回のミッションで1つの国を完全に支配できるとは限りません。各国にはコントロール・ポイントと呼ばれる支配対象があり、一番最後のコントロール・ポイントを支配した派閥がその国全体を支配します。

コントロール・ポイントの数は国の規模によって異なり、小国なら1個ですが、アメリカや中国は6個もあります。オーストラリアの場合は3個で、レジスタンスが支配したのはこの中の1個、マスメディアと書かれたコントロール・ポイントです。

しかし、3個のうちの1個を支配しただけでも十分な効果があります。支配した割合に応じて国家予算の配分を変えられるだけでなく、国家予算の一部は派閥の収入源になるのです。最後のコントロール・ポイントを支配すれば、外交などの国家政策にまで口出しできるようになります。

時間を進めていくと最初のイベントが発生しました。イベントのタイトルは「国連安全保障理事会」。イベントが発生すると自動的にゲームが一時停止してプレイヤーの選択を待ちます。選択肢にカーソルを合わせるとそれぞれの結果が事前に表示されるので、迷ったときは参考にしましょう。

さて、どうやら国連では中国、ロシア、アメリカがエイリアンの情報を隠していると互いに非難しあったようです。はたして、レジスタンスはこの場で自らの主張を伝えるべきでしょうか。選択肢は「存在を隠したままにする」、「密かに支援を獲得する」、「マニフェストを世界に宣言する」の3つです。今回は最後の選択肢を選びました。その結果、各国世論の大きな支持を獲得できましたが、派閥の情報が敵に漏れるデメリットもありました。

2022年11月8日:草の根運動

わずか半月でレジスタンスはオーストラリアを完全に掌握しました。あまりに早いと思われるかもしれませんが、それもそのはず。実は評議員の中には政治家や外交官、著名な科学者までいるのです。こうした「表の顔」は直接プレイに影響しませんが、能力値や特性には反映されます。

オーストラリアの次は、コントロール・ポイントを4個持つ大国に狙いを定めました。トルコです。トルコ国内でのレジスタンスの支持は10%と低く、このままでは国家コントロールの成功率はわずか13%です。

そこで、所持金を支払って「組織」を購入することにしました。組織はすべての派閥が共有する市場から購入できる特殊なリソースです。アメリカのロスアラモス国立研究所や日本の公安調査庁など、実名で登場する組織もあります。今回は「社会広報」ミッションが使用可能になる組織を購入し、評議員に割り当てました。

社会広報ミッションは特定の国で派閥の支持を増やします。あらかじめトルコの隣国を支配しておいたおかげでミッションの成功率にボーナスが加わり、トルコ国内のレジスタンス支持者は急速に増加しました。

社会広報と国家コントロールを組み合わせ、レジスタンスは1ヶ月後に大国トルコを完全に掌握していました。トルコを支配下に置いたおかげで、派閥は資金源だけでなく軍事力も確保します。次は宇宙進出と言いたいところですが、現在のレジスタンスには宇宙開発技術に相当する「ブースト」リソースがありません。ブーストを得るには、宇宙開発に力を入れている国の支配が不可欠です。

次の一手に悩んでいたところ、テクノロジーが進展を見せました。国際研究「我々は独りではない」が完成したのです。本作のテクノロジー研究は大きく分けて2種類あります。1つは国際研究で、すべての派閥に共通の研究です。もう1つはそれぞれの派閥に固有の研究です。

国際研究は同時に3つのテクノロジーが並行して研究でき、成果は全派閥で共有されます。各派閥から供給される研究リソースが一定値まで貯まると研究完了となりますが、このときリソースの貢献が一番多かった派閥が次のテクノロジーを選択できます。つまり、テクノロジーを自分の派閥の望む方向に進めるには、その分野でトップになければならないのです。

この頃、地道に進めていたエイリアンの活動調査から、地球外生命体が地球に降り立ったことは間違いないと判明しました。引き続き、墜落現場付近で報告されている失踪事件の調査を進めていきます。同時に、監視望遠鏡が地球低軌道に接近するUFOを相次いで探知していましたが、地球上での勢力拡大に追われるレジスタンスには注意を払う余裕がありませんでした。

2023年1月22日:きぼう

宇宙への進出にはブーストが不可欠ですが、アメリカや中国のような宇宙開発大国は簡単に支配できません。そこで白羽の矢が立ったのが日本です。日本はトルコと同じくコントロール・ポイントを4個持つ大国ですが、トルコと違ってブースト収入に恵まれています。

最初の国連演説の成果か、日本国内でのレジスタンスの支持は全派閥の中で最高。しかし、それでも国家コントロールの成功率はわずか5%です。トルコとオーストラリアから吸い上げた資金を投じて社会広報を進めますが、なかなか成功しません。人口が多いのが原因のようです。それでもあきらめずに社会広報を繰り返し、レジスタンスへの支持を増やしていきます。

並行して、他の派閥の動きにも注意を払います。コンタクトに成功した「人類優先」と「プロジェクト・エクソダス」は、それぞれエイリアンの殲滅と地球からの脱出を目指す派閥です。当面は敵対する理由がないと判断して不可侵条約を結びました。派閥間の外交は、条約を結ぶ他にもリソースや組織などの取引ができます。

一方その頃、エイリアンとの共存を目指す派閥「アカデミー」がフランス、ドイツ、イタリアを掌握。イギリスも別の派閥に屈し、各派閥による世界の分割が急速に進んでいきました。レジスタンスが支配する国々にも敵対派閥の手が及び始めます。「弾圧」や「粛清」といったミッションを使えば他の派閥が支配するコントロール・ポイントを奪えるのです。

地上が混迷を深める中、2つ目のUFOがアルジェリアに墜落。このUFOにもエイリアンが乗っていたようですが、調査しても手がかりが見つかりませんでした。

2023年4月1日:宇宙へ

2ヶ月間の地道な活動の末、とうとう日本を完全に掌握。これで宇宙への道がひらかれました。ところが、日本のコントロール・ポイントをすべて支配したことで、影響力の収入にペナルティがついてしまいます。コントロール・ポイントには管理できる上限があるため、やむをえずトルコとオーストラリア以外の小国をすべて放棄してペナルティを軽減しました。

ブーストが蓄積されるのを待って、ついに「プラットフォーム」と呼ばれる宇宙ステーションの指令モジュールを打ち上げます。このときレジスタンス以外の派閥が所有する宇宙ステーションは、ゲーム開始時から存在する国際宇宙ステーション(ISS)と中国の天宮号だけでした。以後はこのプラットフォームが宇宙進出の足がかりとなります。

宇宙に飛び出した喜びもつかの間、3つ目のUFOがロシアに墜落しました。さらに、驚くべきニュースが続きます。韓国と北朝鮮が対立関係を解消し、歴史的和解に達したのです。このとき、エイリアンの到来を利用して権力を握ろうと画策する派閥「イニシアティブ」が両国を支配下に置いていました。両国の外交関係にこの派閥が関わったのは明らかです。

はたして人類は一致団結してエイリアンの脅威に立ち向かえるのでしょうか。エイリアンの真の目的とはいったい何なのでしょうか。

ここから先はあなた自身の目でお確かめください。

エイリアンの到来した現代を描くSFストラテジー作品

本作はエイリアンの到来で現代に巻き起こる動乱を描くSFグランドストラテジー作品です。SFですが、舞台は近未来ではなく、あくまで私たちの住む現代です。そのため、登場する国家も馴染み深く、想像力の入り込む余地が大きいものとなっています。

筆者がプレイした範囲ではエイリアンの真の目的は皆目見当がつかず、交渉の余地があるのか、そもそも抵抗することが可能なのかすら分かりませんでした。太陽系への進出も第一歩を記したに過ぎません。

本作の舞台設定はそれだけ壮大で、短時間のプレイでは全体像がわかりにくいものです。しかし、それだけにこれ以降のストーリーがどう展開していくのか楽しみでなりません。

グランドストラテジーが好きな方、宇宙を舞台としたSFが好きな方にお勧めの作品です。

タイトル:Terra Invicta
対応機種:PC(Steam、GOG.com)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2022年9月27日
記事執筆時の著者プレイ時間:15時間
価格:4,980円

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

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元ゲームプログラマー。得意分野はストラテジーゲーム。ゲームライターとして活動する傍ら、Modの制作や有志日本語化に携わっています。代表作は『Crusader Kings III』の戦国Mod「Shogunate」。

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