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『ストリートファイター6』の“簡単操作”が格ゲーに革命を起こす!初心者が「これなら楽しめるかも」と感じた理由

『ストリートファイター6』のクローズドベータテストで、話題のモダンタイプを試してきました。結論から言うと、これは素晴らしいもので、多くのプレイヤーの格闘ゲーム体験を劇的に変える可能性があります。

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2022年10月7日から10日までの4日間、『ストリートファイター6』のクローズドベータテストが開催されました。その中でも今回は『ストリートファイター6』から導入される新操作、モダンタイプについて実際に触って分かったことをお伝えしたいと思います。

結論から言うと、モダンタイプは素晴らしいもので、多くの人の格闘ゲーム体験を劇的に変える可能性が高いです。

■モダンタイプってどんな操作?

『ストリートファイター5』でシルバーに到達するかしないかまでの人なら、絶大な恩恵がある可能性が高い。そしてその人数は全体の中でとても多そう

モダンタイプは、本作から導入された操作タイプの1つ。初心者が格闘ゲームを遊ぶうえでハードルが高いとされる“コマンド入力”が不要になるとしており、発表時から大きな注目を集めてきました。

モダンタイプでは攻撃ボタンが弱中強の3種類に限定され、パンチとキックの区別が無くなります。また必殺技ボタンとニュートラルor前or後ろor下のいずれかを組み合わせるだけで、コマンド入力無しに必殺技がでます。さらにアシストボタンを押しながら、弱・中・強の攻撃ボタンのどれかを連打するだけで、勝手にコンボを決めることができるというものです。

ただし、パンチとキックの区別が無くなるため、攻撃やコンボルートの選択肢が少なくなるというデメリットもあります。例えば、ケンはしゃがみ強攻撃でアッパーが出るので、しゃがみ大キックで敵をダウンさせることができません。これは大問題に思えますね。それでも、筆者ぐらいのレベルのプレイヤーであれば、簡単に必殺技やコンボが出せる恩恵の方があまりに莫大であり、モダンタイプを使う価値が高いと感じました。

ちなみに筆者の実力は、『ストリートファイター5』発売当初からカジュアルに遊んでいて、最近やっと「シルバー」ランクに到達したという程度です。シルバーは全体のランクとしてはとても低い方ですが、そこに到達している人はPS4版のトロフィーを参考にすると、「超レア 1.9%」ほど。つまりほとんどの人がシルバー未到達であり、今後はモダンタイプを利用すれば格闘ゲームの体験が変わる可能性がある、ということです。

■対空が出る、キャンセルも余裕!反撃もうまくなって、フルコンボも完璧だ!

ストリートファイター / STREET FIGHTER(公式Twitter)より

まず、本作はパッドで十分遊べます。それも、前面に6ボタンあるような格闘ゲーム仕様のパッドは必要ありません。PS5の付属コントローラー、デュアルセンスで問題なく遊べました。それだけでなく、モダンタイプを使えば各種操作の精度も抜群に向上します。

例えば、“対空”が出るようになります!波動拳で飛ばせて、昇竜拳で落とすという、『ストリートファイター』シリーズの伝統と言える戦い方ができるようになりました。方向キーとボタンを押すだけですから、コマンドが間に合わないということはほぼありません。大事なのは、相手の動きをよく見ることだけ。

そして相手に大きなダメージを与えるには、従来なら通常技を当てた後にタイミング良くコマンドを入力する“キャンセル”が必要ですが、モダンタイプであれば必殺技ボタンの連打でいいんです。タイミングを計る必要がなくなるんですね。

ついでに反撃もうまくなります。相手の僅かな隙に小攻撃からのコンボを差し込むという初心者には難しい操作も、モダンタイプであればアシストボタンを押して小攻撃ボタンを連打するだけですからね。

相手の大きな隙にフルコンボを叩き込めた時は、本当に気持ちよかった!これも本来なら何度も練習して、手にコンボ操作が染み付いて、そのうえで実戦投入し失敗しながら身に付けていく動作です。それすら、ボタン連打するだけでスーパーアーツを絡めたかっこいいコンボができてしまうのですから。

空中必殺技を低空で出すとか、ソニックブームを素早く連打するとか、そういった技術が必要な動きもめちゃくちゃ簡単になります。例えばソニックブームは、後ろタメは必要ですが、前方向の入力がなくなります。斜め後ろにタメていれば、後は必殺技ボタンを押すだけでソニックブーム!その状態で後ろ要素を外してしゃがみながら必殺技ボタンでサマーソルトキック!

初心者でも格闘ゲームでやりたかった動きができるようになる感動は、病みつきになります。

■操作が簡単になると、色んなキャラが楽しめる

『ストリートファイター6』公式サイトより

筆者は最初、愛用しているアーケードスティックをセットして、『ストリートファイター5』で使ったことのあるケンで遊び始めました。せっかくの新キャラであるジェイミーやキンバリーも使いたいところですが、初めて触りますし技も多彩で難しそう…。操作がおぼつかなければ、対戦でも一方的に負け続けるだけだと、尻込みしていました。

しかし途中でパッドのモダン操作を試してみると、必要な練習が劇的に少なくなっていると感じました。そもそも基本コンボの練習がいりません。筆者は短い時間の中で、ケン、ジェイミー、キンバリーと次々にキャラを変えて遊べました。こんなことは、今までありえなかったのです。

前作『ストリートファイター5』では、1つのキャラクターをそれなりに動かせるようになるまで(特に筆者ぐらいの練度のプレイヤーでは)膨大な時間がかかります。そのため、ゲーム内には多くのキャラがいるのに、自分が満足に動かせるのはほんの一握り。6年間遊んでいても、片手に満たないぐらいです。それは、遊びとして考えた場合には、ある意味でコンテンツが死んでいることを意味します。もったいない話です。

ところが『ストリートファイター6』では、始めたその日に対空もコンボもできるし、反撃だって完璧!しかもストレスなく、複数のキャラで遊べるのです。これが楽しくないわけがありません。すごい!楽しい!格闘ゲーム楽しい!

もっとも、モダンタイプも万能ではありません。状況を見ずに必殺技を適当に出したり、チャンスでもないのに連打でコンボをしても対戦には勝てないでしょう。本当の攻防はその先にあり、その部分の実力は決してひっくり返りません。モダンタイプはあくまで、攻防を楽しむ前に必要だった、コマンド入力やコンボ練習といった長く地道な修行期間を、大幅に減らしてくれるイメージです。

これから格闘ゲームを始めてみようと思う人、前に遊んでいたけど復帰しようかなと思っている人、そして今遊んでいる多くの人にとっても、『ストリートファイター6』は大変オススメです。騙されたと思ってモダン操作を試して欲しいと思います。本当に、これまでの体験とまるで違うのですから。

筆者は、魂の1キャラだけアーケードスティックとクラシックタイプで時間をかけて練習して、それ以外はパッドとモダンタイプで、カジュアルに色んなキャラを遊んでみようかなと思っています。

これからは新キャラクターが出てきても、「自分には使えなさそう」と諦める必要はありません。あっちのキャラも、こっちのキャラも試してみようと、ワクワクしながら発売を待ちたいと思います。


《田下広夢》
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