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群雄割拠の中世ヨーロッパを統一だ!『Knights of Honor II: Sovereign』は軍事から宗教まで攻略手段の組み合わせが面白い本格派RTS【プレイレポ】

本日ご紹介するのはBlack Sea GamesとTHQ NordicによるRTS『Knights of Honor II: Sovereign』です。200以上の王国が群雄割拠する中世ヨーロッパで覇権をかけて争う本格派RTSです。

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GameSparkで日々紹介される注目Steamインディーゲームたち。

その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないのでしょうか?そこで本記事ではそんなゲームの中から1本をピックアップ。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。

今回取り上げるのは、「自らの直接指揮で勝利をつかめ!兵科ごとの相性と戦術が勝敗を分けるタクティカルバトル」「君主は目的のためには手段を選ばない。軍事と権謀術数が渦巻く高度な戦略性」などが魅力の、RTS『Knights of Honor II: Sovereign』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。

『Knights of Honor II: Sovereign』とは

本作は200以上の王国がひしめく中世ヨーロッパを舞台に、自ら選択した一国の君主として軍事や宗教、その他諸々の手段を駆使して覇権を握るために相争う本格派RTSです。

軍事なくして覇道は語れませんが、当然先立つ物が必要です。富国強兵というように、内政にも力を入れないと財政破綻まっしぐらですからね。それに宗教を軽んじるわけにもいきません。宗教的権威は何かと関係してきますし、彼らのご機嫌を損ねるとエライことになるとかのハインリヒ4世さんも語っておられます。

他にも、強国に対抗するための大同盟を築き上げるためにも外交の力は侮れないですし、時に間諜を雇って権謀術数を巡らすこともあるでしょう。自らの子どもとて重要な手駒、常に政略という文字がついて回る世知辛い時代ですが、仕方がないことです。君主たるもの、目的のためには手段を選ばない存在なのですから。

騙し討ちなど当たり前、条約破りもなんのその。近い未来の世界皇帝に、禁じ手などありはしないのです!

ステキポインツその1!「自らの直接指揮で勝利をつかめ!兵科ごとの相性と戦術が勝敗を分けるタクティカルバトル」

本作に登場する戦闘ユニットは「民兵」「剣兵」「槍兵」「騎兵」そして「弓兵」の全5種類。それぞれ軽重2種類ずつ存在しています。加えて特定の州都でのみ雇用可能な「ご当地兵」こと特殊ユニットもあります。それぞれ兵科ごとには相性関係があり、戦闘時にはよく考えないで会敵すると瞬く間に大損害を被ることとなりかねませんから要注意です。

細かいことをあれこれ考えるのが面倒ならば、AI任せの自動戦闘が手軽ですが少々味気ないものとなります。ここは自分の指揮と戦術で敵の大群を打ち破り、史上稀に見る大勝を周辺国に誇示してこそ真の君主であり、また浪漫でもあるわけです。

敵は弓兵と剣兵の混成のようです。さてどう相手しようか?
敵を引き付けて前衛同士をぶつけて足止め。移動速度の差で孤立した弓兵を騎兵隊で急襲します!

戦闘時に直接プレイヤーが指揮を執ることももちろん可能です。前述の兵科間の相性関係をよく考えて、敵の陽動と分断、包囲、そして各個撃破などなどあらゆる知識と戦術を総動員して敵を撃破していきましょう。

ステキポインツその2!「君主は目的のためには手段を選ばない。軍事と権謀術数が渦巻く高度な戦略性」

君主というものは目的のためには手段を選ばないものです。世界皇帝という目的は、単に軍事力だけで達成できるものではありません。かの「常勝の天才」の傍らに常に付き添う軍務尚書の「AにはAに向いた話、BにはBにふさわしい任務というものがある。」という言葉の通り、宮廷にその道に長けた者たちを招いて、ぜひ覇道の礎としようではありませんか。

軍の指揮官となる元帥は言わずもがな、国庫を潤してくれる商人に、宗教面での良き協力者となる聖職者。諸外国との交渉を一手に引き受ける外交官に国内の防諜と各種策略を行う間諜と、多くの人々の協力なくして目的は達成できません。

必要とあれば、城の地下牢に捕らえられた囚人を唆して敵地で反乱を決起させたりなんてことも。己の手を汚さず敵国を弱体化させることができる、なんとも素敵な策も本作では常套手段なのです。

隣国からの政略結婚のお誘いです。我が子達よ、せめて幸せに暮らせよ。

賊討伐の名目で中立国の首都周辺に布陣して、隙を見て宣戦布告なんてのは序の口です。裏切り、不意討ち、騙し討ち。自身の子どもは政略結婚のための駒と、勝利のためにあらゆる手段を用いるのが君主なのですから。

とてつもないボリュームとやりごたえのある本作、RTS好きの筆者には直球で刺さる作品でした。そもそも200以上もある王国のうち、どれを選ぶかで迷います。小国で始めれば内政管理は楽ですが各種資源はカツカツで、あっという間に強国に攻め込まれて併呑されてしまいます。かといって大国で始めれば、周辺国が警戒感丸出しの大同盟を組んでいたりしたりして、ついでに内政管理も何かと面倒だったり。

友好国の参戦要請にホイホイ応えていると、あちこちで敵がどんどん増えていく一方ですし、そうこうしている間にフラッと湧いた反乱軍が元気に走り回って勝手に建国していたりとこうした情勢が変化していく様子を眺めているだけでも非常に面白いです。

それに様々なサブゴールや初期状態に関する設定なども豊富で、極力史実に沿ったRPも、あるいは史実を全力で無視した「Ifの世界線」の両方楽しめます。特に世界史の知識があればより一層深く楽しめるのは間違いありませんよ。

  • タイトル:Knights of Honor II: Sovereign

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2022年12月7日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:3時間

  • 価格:5,850円




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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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