NEOWIZは本日、Cosmo Gattoの開発した生活シミュレーションアドベンチャー、『Aka』をリリースしました。
主人公のアカはかつての戦争に参加した兵士であり、その心には深い傷跡が今でも残っています。旧友の「ソム」の図らいによって、パインツリー島でのんびりとした生活を過ごすことに。今回はアライグマの主人公である「アカ」の生活の一部をご紹介します。
島では農業が可能なほか、島の各地では様々なクエストも発生します。木材を集めるような簡単なものから、複数の材料を集めてクラフトをするようなお題など、クエストは多岐にわたります。
その他にも、幽霊の謎を追い求めたり、洞窟でドラゴンの子供をお世話したりと、島ではとにかく自由に過ごすことができます。
また、ボートを修理することでパインツリー島の他にも、メープル島、バンブー島、パーム島といった島々に移動できるようになります。それぞれの島にはNPCやクエストも用意されており、カピバラの上で昼寝もできます。
本作の主要な要素でもある農業は鍬とジョウロをクラフトすることで始められ、そのシステムは少々特徴的でもあります。それは「農作物にとって良い組み合わせ(コンパニオンプランツ)」の概念が存在しているということ。
それぞれの作物には「害虫を寄せ付ける性質」と「寄せ付けない性質」が設定されており、例えばニンジンであれば白ハエを寄せ付けやすくなるものの、黒ハエは寄せ付けにくくなります。これと逆の性質を持っているのがタマネギであり、これらを隣同士で置くことによってお互いの性質をカバーし合えます。
とにかく一種類の作物を植えるのではなく、こういった組み合わせを考えることで、効率的に農業を進められます。収穫した作物は料理に使用できるほか、家畜の餌にもなります。
また、スローライフを送れる生活シムではあるものの、NPCのセリフなど物語の各所にはかつての戦争の残酷さも見えます。「戦死した友人の遺灰を山から撒く」というクエストは序盤の目標になっていますし、石や木材を採集できる瓦礫や倒木といったオブジェクトは「かつての戦争の残骸」という設定も。
水彩画のような背景、ポップなキャラクターからコミカルな印象を受けがちな本作。しかしアカはこののんびりとした生活の中で、忘れたくても忘れられない、自分の過去と向き合う必要もあります…。
『Aka』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに現在配信中です。本作は日本語にも対応しています。