ゲーム業界人に訊く2022年の振返りと2023年の抱負(前編)【年頭所感】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ゲーム業界人に訊く2022年の振返りと2023年の抱負(前編)【年頭所感】

新年、あけましておめでとうございます!

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CD PROJEKT

本間 覚氏

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

『タクティクスオウガ リボーン』
AIで死者の宮殿を攻略するのが楽しすぎる。SRPGと自動戦闘って相性がいいと再確認させてくれたゲーム。いつか完全新作を遊びたい。

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

「咲」
ゲーム業界全体についてではありませんが、弊社作品『サイバーパンク2077』が、開発者たちのたゆまぬ努力と、トリガーさんが送り届けてくれた『サイバーパンク エッジランナーズ』のヒットのおかげで、復活を遂げた年になり、私個人としてもそこに貢献できたので、返り咲きの「咲」とさせていただきました。

・2023年の抱負をお聞かせください。

最近はローカライズ以外の仕事が業務時間の大半を占めるようになってきて、2023年発売予定『サイバーパンク2077 仮初めの自由』の日本版制作に協力しつつも、新たな企画の仕込みや、IP展開に力を入れる年になりそうです。今年で40歳になりますが、人生も折り返しということで、息子との時間も大事にしていきたいですね。

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

ゲームでは『ファイナルファンタジー16』が待ちきれない!

CD PROJEKT®, Cyberpunk®, Cyberpunk 2077® and Cyberpunk: Edgerunners® are registered trademarks of CD PROJEKT S.A. © 2022 CD PROJEKT S.A. All rights reserved. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.

CI Games Studio

アートディレクター :『ザ ロード オブ ザ フォールン』
アレックス・ショードレ氏(Alex Chaudret)

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

今年最もプレイしたゲームは『ELDEN RING』です。壮大かつ芸術的な旅で、広大な、苦悩に満ちた世界を発見しました。

また、『トライアングルストラテジー』と『ゼノブレイド3』は、ストーリーも戦闘も好きなJRPGで、それぞれ違った楽しみ方ができました。私は、どんなタイプのゲームであれ、ゲームによって感情が動かされるのが好きなのですが、この2つのタイトルは今年、私を驚かせました。最後に、『SIGNALIS』は、弐瓶好き(BLAME!、バイオメガ、アポシムズ...)の炎を再燃させたので、業界ではもっと注目されていいと思います。

・2022年のゲーム業界を、漢字1文字/単語ひとつで表すなら?

私が使う言葉は... "忍 " (Patience)です。

新世代のコンソールがインストールされ、新しいテクノロジーが次のサイクルを開始し、2023年の間にいくつかの素晴らしいプロジェクトが登場するはずです。
2022年は移行の年であり、(正直なところ、仕事面でも個人的にも)もうすぐさなぎから蝶が顔を出すのを見ることができるはずです。期待しています。

・2023年の抱負をお聞かせください。

個人的には、常に同じマントラに従っています。私の唯一の目標は、できるだけ多くの恐ろしいクリーチャーと苦悩する騎士で、新しい物語を伝えることです!そのうえで、ドクロをいくつか加えることができれば、もう言うことはありません。2023年は『ザ ロード オブ ザ フォールン』を控えており、アートディレクターとしての私のキャリアにおいて重要な節目となりますが、私は世界全体が緊張を和らげ、その傷を癒すことができればと思っています。

・2023年に注目しているモノやテクノロジー、人

私は、小島秀夫、宮崎英高、ヨコオタロウの3人のクリエイターにいつも注目しています。彼らが次にどんな天才的な世界を提供してくれるかは、誰にもわかりません。彼らは、それぞれの意味で、私の芸術的な願望や創造的な信念のモデルとなっています。ゲームというものを、単にゲームをする以上のものとして捉えている彼らの姿勢は、私の心を直撃し、彼らの作品をプレイするたびに、より良いアーティストになったような気がするのです。

芸術の道と選択といえば、あらゆる領域で活躍する「AIアート」の成長を、私は熱狂的な目で見ています。一見、素晴らしいツールに見えても、時代の終わりを告げるものであり、アーティストやその他の人々にとって、即興的なアイデアから最終的な結果に直接ジャンプすることで「創造プロセス」をすべてスキップしてしまう損失は、いくら強調してもしきれないでしょう。

多くの偉大なアーティストの創造性を支えてきた「情熱」を置き換えるのではなく、すべてがアートの自然なサイクルの中に位置づけられ、さらに多くの創造のための「複数性」が加わることを望みます。

Alex Chaudret氏のアート

『ザ ロード オブ ザ フォールン』のスクリーンショットがまだ公開されていないので、彼自身のアートの例を4枚掲載します。

©2022 CI Games S.A. All rights reserved.
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株式会社クラフトエッグ

『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』プロデューサー
湯田 雅氏

・2023年の抱負をお聞かせください。

新年あけましておめでとうございます。

コロナ禍においてバンドリ!プロジェクトも思うようにライブイベントを開催できない期間もありましたが、昨年本格的に再開することができました。特に、2020年より延期が続いていた「BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party!」をベルーナドームにて開催できたことは、プロジェクトとしても大きな一歩になりました。

スマートフォン向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、ガルパ)の運営としては、2023年3月の6周年に超大型アップデートを行うことを発表しました。

このアップデートは、『ガルパ』初の3D導入となる3Dライブをはじめ、まだ発表していない新機能も多くリリースする予定で、まさにアプリをもう一本作るくらいの体制で制作しています。アップデートの全貌は、2023年1月9日の「ガルパ超大型アプデ発表会」にて発表しますので、ぜひそちらをご覧いただけると嬉しいです。

改めて2022年は、6周年の超大型アップデートの準備に魂を込め続けた一年となりました。2023年は、このアップデートを大成功させることに尽きます。ぜひご期待ください!

・2022年に遊んだゲームで最も楽しんだものは?

もちろん『ガルパ』を一番やり込みました!一時は難易度EXPERTのALLフルコンを維持していましたが、難しい曲がリリースされて崩れてしまったので、もっと練習せねばと燃えているところです(笑)。

あとは『Fortnite(フォートナイト)』もやりこみましたね。『ガルパ』とはゲームジャンルはかなり異なりますが、更新頻度も高く、プレイヤーを楽しませる施策がたくさんで、毎日のようにやってても飽きないです。仕事終わりに会社の仲間とよく遊んでいます。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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