仕事を分担できるマルチプレイも遊ぼう!
キャラクターによって専門職の要素がある本作は、マルチプレイで仕事を分担して遊ぶのも楽しみのひとつです。マルチプレイでは、シングルプレイヤーと同様のキャンペーンのほか、サンドボックスやPvPなどのゲームモードで遊ぶことができます。
「俺エンジニアね!」「キャプテンよろしく!」など、ボイスチャットでわいわい盛り上がりながら遊べるのも嬉しい部分でしょう。トラブル発生時も各員仕事の進捗や問題箇所の報告、ときどき飛ぶ罵声など、マルチプレイ独特の面白さも満載(仲良く遊びましょう)。ロールプレイに徹するのもゲームとしておすすめしたいところです。
筆者がフレンドとプレイしている時だと「囚人護送中に船長室を溶接して閉じ込めたら浸水して船長だけ潜水服がなくて死ぬ」「レールガンの弾薬ミスで自爆&半壊」「電圧トラブルで大火災」「探索チーム全滅で医師がいなくなる」など、悲しき事件が多発。基本的には直前のセーブからやり直せる、リトライも簡単なゲームなので、みんなの笑いと罵声にあふれる楽しいマルチプレイの日々です(仲良く遊びましょう)。
ちなみに、マルチプレイでは「裏切り者」をクルーにくわえた遊び方もできます。裏切り者はクルーに紛れ込みながら船を妨害するさまざまな「裏」ミッションの完了、クルー側は通常のミッションの完了が目的です。こちらも普段とは違う緊張感を味わえるので、たまに遊ぶと面白いですよ。
Steam早期アクセスから3年以上の歳月を経て、ついに製品版となる『Barotrauma』。カジュアルな操作と専門的な職業要素を両立させたゲームプレイ、さまざまな遊び方や設定が用意されているモードなど、遊べば遊ぶほどに新たな魅力が発見できる作品です。トラブルに立ち向かうのが何より楽しい、ちょっとした「お祭り感」も個人的に好きな部分です。
限られた環境でお金や素材を集め、船の強化や物資の充実などのプランを考え、今できるぎりぎりのラインを見極めて航行ルートを設定する。未知の世界を舞台にプレイヤーの技量と判断、そして運も試される冒険の旅は、本作ならではとも言える素晴らしきワクワク感があります。
そして、本作は潜水艦のエディットが可能です(作った潜水艦は、Modを使っていない限りはマルチでも自動的にプレイヤー間で共有されるので、安心して使えます)。少し技術は要りますが、自分だけの特別なカスタム潜水艦を作って旅に出るというのは好きな人にはたまらない要素ではないでしょうか。ほかにも様々なModにも対応しています。
シングルプレイもマルチプレイも楽しい『Barotrauma』は、2023年2月11日まで80%オフというセール価格で販売中。セール終了後はゲームの価格が高くなることも予告されているので、今のうちに購入して来るべき製品版に備えておきましょう。日本語にも対応していますよ。