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クッパより先輩!新作マリオ映画にも登場する“元祖ライバル”「ブラッキー」の知られざる歴史【特集】

明確な登場作はたったの3本。あなたはプレイしたことがある?

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クッパより先輩!新作マリオ映画にも登場する“元祖ライバル”「ブラッキー」の知られざる歴史【特集】
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映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」に登場するキャラが紹介されたとき、知らない方は「誰?」と首をかしげ、マニアックなマリオファンは「マジかよ……」と驚愕したキャラクターがいます。それは、「ブラッキー」という人物です。

このキャラはマリオシリーズに登場するキャラとしてはニッチな立ち位置であり、近年ではほとんど活躍を見せておらず、ほぼ忘れ去られていたような存在でした。そんな彼は2023年の新作映画で、どのように登場するのでしょうか……?

映画版での「ブラッキー」はセバスティアン・マスカルコというコメディアン兼俳優が声優を担当することのみわかっており、他の情報には乏しい状態です。そこで本記事では、そんな「ブラッキー」が登場するゲーム作品をピックアップ。映画が公開される前に彼の活躍の歴史を振り返りましょう。なお、漫画などに登場したものは取り扱わず、ゲームのみに絞ってご紹介します。

どんなゲームに出てるの?登場作品を振り返り

『レッキングクルー』(FC)

ブラッキーが初登場したのは、1985年6月にファミリーコンピュータで発売された『レッキングクルー』です。この作品はマリオがハンマーを持ってビルを解体するという内容のアクションパズルゲームで、うろつく敵を避けながら建物内の壁をすべて破壊することを目指します。手順によっては詰みも発生するパズル色の強い作品となっています。現在は「Nintendo Switch Online ファミリーコンピュータ」でプレイできます。

マリオは代名詞とも言えるジャンプアクションができず、できることはハンマーを壁に向かって振るのみ。しかし、爆弾を叩いて一気に壊したり、敵の上にドラム缶を落としてハメたりと爽快感は確保されています。『スマブラ』シリーズに登場する強力アイテム・ゴールデンハンマーは、本作が元になっています。

本作でのブラッキーは、いくつかのステージでライバルとして登場。説明書では「いじわるおじさん」とも呼ばれています。

行動パターンとしては、ステージの裏でマリオより先回りして壁を叩き、マリオを落とそうとします。反対に、ブラッキーが重なる壁をハンマーで叩くと下に落とすことができます。マリオと似た作業着に身を包んでいますが、マリオよりも深い口ひげが特徴的です。

前年にリリースされたアーケード版『VS. レッキングクルー』には登場しませんでしたが、ファミコン版のリリースは1985年9月の『スーパーマリオブラザーズ』よりも3ヶ月早いため、クッパより先輩のライバルキャラと言えます。

『レッキングクルー’98』(SFC)

『レッキングクルー’98』は1998年にスーパーファミコンのゲーム書き換えサービス・ニンテンドウパワー向けにリリースされた作品(のちにROMカセット版も発売)です。本作は原作と大きく異なるシステムになっており、ハンマーを使って同じ絵柄のパネルを揃えて相手に攻撃するという内容の「落ちものパズルゲーム」に似たものになっています。終了が迫るWii Uバーチャルコンソール向けに配信されていますが、現在のところスイッチではプレイできません。

物語としてはバカンスから帰ったクッパが無断でリゾートを建設し、日陰をたくさん作ってしまったため、『レッキングクルー』時代に使っていたハンマーを使ってビルを解体していくというもの。システムは変更されましたが、ストーリー的な繋がりは備えています。

ブラッキーはストーリーモードの対戦相手として登場。「元祖マリオのライバル」という点を強調したセリフを発してマリオに対決を挑みます(とはいえ、実際は1983年初登場のドンキーコングが元祖ライバルともいえる)。また、対戦モードの操作キャラとしても使えます。

原作よりもヒゲがスッキリし鼻も赤くなったため、1982年の『スーパーマリオランド2 6つの金貨』で初登場する別のライバルキャラ「ワリオ」に似た容姿になっています。

スパナゴンやナスビ仮面など、原作に登場したキャラもセリフ付きで登場するほか、無口なオニギリや謎の少女など、他のマリオ作品では考えられないようなキャラも登場するのが魅力です。難易度は高めですが、オンラインで遊べたら白熱しそうです。

『モバイルゴルフ』(GBC)

事実上の「ブラッキーが登場した最終作」である作品が、2001年にゲームボーイカラーで発売された『モバイルゴルフ』です。キャメロットが開発しているため『マリオゴルフ』シリーズの関連作的なゴルフゲームです。

携帯電話に接続して通信できる「モバイルシステムGB」に対応し、スコアを競ったり攻略情報をみたりといった機能を利用できました。なお現在は同サービスは終了しており、「モバイルシステムGB」を使った機能はプレイできません。また、その特性からか移植版もリリースされていません。

公式サイトより引用。引用元:https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/bgoj/chara/page02.html

本作でのブラッキーは、プレイアブルキャラのひとりとしてマリオ・ピーチ・ヨッシーといったおなじみの面々と共に登場。設定としては「見かけによらず努力家で、かなりの腕前」とされており、容姿も作業着ではなくゴルフウェアに。公式アートワークではショベルカーでボールをかき集めており、建物解体ゲームという設定を生かしたものになっています。ヒゲもこれまでで最も毛深くなっていました。

ただし、マリオ系のキャラは「モバイルシステムGB」を利用する必要があり、現在ではその姿を拝むことはほぼ不可能。なかなかニッチな周辺機器ですし、「お金を払ってブラッキーのデータをダウンロードした」というレアなROMを中古で入手するしかないのです。筆者の所有している『モバイルゴルフ』にもブラッキーのデータは入っていません。

現在YouTubeでは、有志のマリオファンがアップロードしたブラッキーが登場するプレイ映像を観ることができます。ステータスはワリオに近いようで、任天堂としてもワリオに似ている(悪く言えばキャラ被り)ということは自覚しているのかもしれません。

ほとんど忘れ去られていたキャラ。映画をきっかけに復権なるか?

他にも一部『スマブラ』シリーズにブラッキーを思わせる要素があったり、『スーパーマリオメーカー』のキャラマリオとして参戦したりとまれに姿を見せることはありますが、クッパより先に登場したライバルというポジションであるにもかかわらずこの22年間ほとんど再登場せず忘れられかけたキャラと言えます。そのため、映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」への登場は非常に衝撃的なものなのです。

映画のPR用に公開された配管工業者風サイトではブラッキーがマリオ兄弟のサイトに☆1レビューをつけ、「マリオとルイージには忠誠心がない!」と低評価。マリオとルイージの元上司的なポジションとして登場することを示唆しており、原作とかわらずライバル的キャラでありそうです。

どの程度登場するかは不明ですが、筆者はメイン級・準メイン級というほどではなく、序盤のチョイ役で登場する程度であると予想します。なんにせよ、相当久しぶりの登場になるため、どんな見た目になるのかが楽しみです。ひいては、これをきっかけにゲーム作品においても復活すると良いですね。

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《みお》

Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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