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『CoD』のエッセンスで魔法バトル!ファンタジーFPS『アヴェウムの騎士団』記者発表会に参加してみた

Ascendant Studiosが開発し、Electronic Artsが発売するファンタジーFPS『アヴェウムの騎士団』のメディア向け発表会がオンラインで開催されました。

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Ascendant Studiosが開発し、Electronic Artsが発売するファンタジーFPS『アヴェウムの騎士団Immortals of Avuem)』のメディア向け発表会がオンラインで開催されました。

これは『コール オブ デューティ』シリーズの魔法版と呼べる作品で、主人公はメイジ即ち魔法使いです。銃の代わりに魔法を撃ち合うFPSとして、世界各国のゲームメディアも大いに注目しています。

でも、銃の代わりに魔法……というのは、ゲーム知識の乏しい筆者では正直ピンと来ないのも事実。ここは敢えて、声を大にして叫びたいと思います。『コール オブ デューティ』の魔法版って、一体何だあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

失業したクリエイターに声をかけたAscendant Studios

『コール オブ デューティ』シリーズにも関わっていたブレット・ロビンス氏が創設したAscendant Studiosは、ある意味で「クリエイターの救世主」のような会社です。

サンフランシスコのとあるゲーム会社が破産した際、多くの優秀なゲームクリエイターが失業しました。

「私が失業した時、ブレットから連絡をもらいました。“スタッフを探しているから来ないか?”と。話を聞いて、読み終えたくないファンタジーのように思えてきました」(Ascendant Studiosアソシエイトアートディレクターのジュリア・リヒトブラウ氏)

このように失業したクリエイターを次々と獲得し、Ascendant Studiosの従業員は数ヶ月のうちに1人から25人になってしまったとのこと。しかし、それは同時にAscendant Studiosが抱いていた作品のコンセプトに多くのクリエイターが共感したということでもあります。

「シングルプレイの魔法FPS、このような種類のゲームはしばらく皆さんのお目にかかることはなかったと思います。本日はそれを存分にご覧いただきたいと思います」(ブレット・ロビンス氏)

魔法なのに速い!

『アヴェウムの騎士団』の主人公は「ジャック」という青年です。

紛争により荒廃した世界で繰り広げられる魔法バトル、と書けばそれだけかもしれません。しかし、このゲームの魔法バトルは極めて展開が早いのが特徴。魔法陣を地面に描いて効果が表れるのを待つ、ということは一切ないようです。

3種類に大別できる攻撃魔法と、敵の攻撃から身を守る防御魔法。そしてFPSならではの展開の速さ(敢えて“早さ”とは表記しません)には驚愕せざるを得ません。ロビンス氏の言葉通り、このような部類のゲームは久しくなかったはず。少なくとも、物を知らない筆者の記憶には類似したゲームはありません。

もしかしたら多人数TPS『Warlander』とアクション性が近いのかな? とも思います。しかし『Warlander』よりも攻撃が多彩で、大胆なキャラ移動も備わっています。

魔法というのは「何でもアリ」の能力で、それ故に「ご都合展開」になりがち。しかし『アヴェウムの騎士団』に関してはそのようなことは見受けられず(このあたり、実際にゲームをプレイしないと何とも言い切れませんが)、プレイ動画を見た感じでは確かに『コール オブ デューティ』シリーズを思わせるアクション性です。

時代の流れに挑む「完全買い切りゲーム」

『アヴェウムの騎士団』は、『Warlander』と違い「ゲーム内課金」はありません。

「このタイトルはシングルプレイヤーで、インストールすればネット接続の必要はありません」(Electronic ArtsシニアPRディレクターのクリスチャン・デルガド氏)

また、今後もゲーム内でのマネタイズは予定されていないとのこと。こうした「完全買い切りゲーム」は、今の時代においてはむしろ新鮮ではないでしょうか。その中で「高速展開の魔法FPS」を制作するというのは、ある種の「賭け」かもしれません。

実は今回の発表会で公開されたプレイ動画は、ティアリングが見られました。モニターのリフレッシュレート性能がグラフィックボードのフレームレートに追いついていないと、画面に「ズレが」生じます。このティアリング現象が見受けられたということは、見方を変えれば「アクションスピードの表れ」でもあります。

魔法ならではの「工夫」

今回の発表会に参加した記者の中から、このような質問がありました。

「『アヴェウムの騎士団』の中で、以前の作品から踏襲した要素はあるのでしょうか?」

それに対する答えは、以下の通り。

「素晴らしい質問ですね! やはり『コール オブ デューティ』での経験は、『アヴェウムの騎士団』で表現している“戦闘の感触”を生み出すのに必須だったと思います。スムーズでクイック、フレームレートも高い作品です。しかし、この作品は銃ではなく魔法を使います。“撃つ感触”というものがないわけですが、それでもシューターゲームのファンに違和感を与えないような工夫は凝らしています」(ロビンス氏)

銃から魔法にすればファンタジーFPSができるだろう……というのは極めて単純な発想です。銃には弾数というものがあり、リロードという概念があり、さらに反動や銃口の跳ね上がりが存在します。そうしたものがない魔法で、いかに「FPSらしい感触」を出すか。このあたりの創意工夫にも注目する必要があります。

開発に5年を要した『アヴェウムの騎士団』は、2023年7月20日にPC/Xbox Series X|S/PS5向けに配信予定です。


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《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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