美麗なピクセルアートでサイラスが躍動!『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』で見えた新たな『LoL』のストーリー【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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美麗なピクセルアートでサイラスが躍動!『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』で見えた新たな『LoL』のストーリー【プレイレポ】

逃亡から拉致のノックアップ、そして乗っ取ったスキルでペンタキル!

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美麗なピクセルアートでサイラスが躍動!『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』で見えた新たな『LoL』のストーリー【プレイレポ】
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バースト火力と高い回復性能に、複数ブリンクによる機動力、そして何より“相手のアルティメットスキルを盗んで使用できる”という唯一無二の性能で『LoL』こと『League of Legend(リーグ・オブ・レジェンド)』の中でも屈指のキャリー能力を誇るチャンピオンと言えば! そう、サイラスですよね。

今回プレイレポートをお届けするのは、そんなサイラスが主人公のアクションRPG『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー(以下、メイジシーカー)』です。

『LoL』には現在160体を超えるチャンピオンが登場していますが、彼らにはそれぞれ出身地域や背景となるストーリーが設定されています。そして、この膨大な世界設定をMOBAとは異なるジャンルで深掘りして楽しめるソロプレイ向けのゲームを生み出しているのが、Riot Games内のパブリッシングブランド、Riot Forgeです。

そんなRiot Forgeがスペインの開発チームDigital Sunとタッグを組んだ、4月19日発売の『メイジシーカー』。大国デマーシアで魔法を巡って巻き起こるドラマを、早速プレイしていきましょう。

魔法を禁じられた国で弾圧されてきたサイラス

本作をプレイする上で押さえておきたい背景としては、

・舞台となるデマーシア王国では魔法は禁忌とされ、魔法使いがメイジ狩りによって幽閉されている

・サイラスは魔力を感知する能力を買われ若くしてメイジ狩りに登用されたが、魔力暴走による事故が原因で終身刑に

・15年の監禁生活後、名家の娘ラックスから魔力を奪い脱獄。メイジ弾圧を行う国家に対して革命を起こす

というもの。

ゲーム内でもプロローグは描かれます

このあたりは『LoL』のゲーム中でも言及する台詞があるので、なんとなくは知っているという方も多いかも知れません。詳しくはサイラスの公式バイオグラフィーから確認できますので、ガッツリ予習したい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

本作で描かれるのは脱獄直後。混乱に陥ったデマーシアで、サイラスが復讐に燃える革命家としてメイジ狩りに立ち向かっていく戦いを、ピクセルアートによるアクションRPGで楽しめます。

再現度◎のアクションとピクセルアートが魅力!

『メイジシーカー』の大きなポイントのひとつが、サイラスという既にMOBAで完成されたキャラクターを見下ろし型のスクロールアクションゲームに落とし込んだ操作感。「対象に飛びつく」「鎖を振り回す」「敵の魔法を奪って使用する」というサイラスの特徴がしっかり再現されていると感じます。

基本的には弱攻撃・強攻撃と魔法による攻撃をダッシュや飛びつきを駆使してヒット&アウェイで繰り出していく立ち回りになりますが、条件を満たすと特定の入力で大技が発動できるようになり、コンボを組み立てる楽しみも味わえます。

向かってくる敵を上手くまとめて撃破する爽快感やギミックを活用した移動は、アクションゲームにおける鉄板の魅力。単に再現度が高いだけでなく、機動力の高さをスピーディーなゲーム性に上手く落とし込んでいる印象です。キーボードマウスとゲームパッドの両方でプレイしてみましたが、パッドの方が直感的な操作やしやすく感じました。

難易度は3段階からチョイス可能。レポでは真ん中のベーシックな難易度でプレイ

また、魔法攻撃に設定された3組6種の属性は、それぞれ対応する属性で攻撃すると効果が大きくなる仕組みになっていますが、これも攻略のポイント。サイラスも自前の魔法は使えるもののマナの制限があり連発できないので、敵を一掃するためには「火の魔法を奪って水の魔法使いに撃ち、その敵から水属性魔法を奪って火属性の敵に……」という行動が必要になります。

敵の攻撃を回避しつつ、魔法を盗んで撃ってまた盗んで撃って。「返せば盗んだことにはならない」とは作中のサイラスの発言ですが、生きるためには、そして復讐を果たすために手段は選んでいられません。盗みまくって撃ちまくりましょう。

メイジ狩りの魔法使いからスペルを盗んで攻撃。皮肉なものですね

そして忘れてはならないのが、グラフィックの美しさ!ピクセルアート作品を得意とするDigital Sunのノウハウが遺憾なく発揮されており、膨大なアセットを投入して表現されたデマーシアの世界は圧巻の一言です。

ゲームが進行するにつれて様々なロケーションのステージが登場しますが、屋内の薄暗さの表現なども鮮やかです。マップ上の実際には侵入できないエリアまで細かく描写されているのも満足感が高く、魔法エフェクトの飛び交うバトルも見づらくない高精細なピクセルアートには非常にリッチな印象を受けました。

特に意味はなくてもマップ上のオブジェクトを壊せるゲームって、ちょっと嬉しいですよね。

サイラス使いなら押さえておきたい作品

ゲームを進めるとサイラスの志に共鳴する仲間たちが集う「隠れ家」が利用可能になり、ステージをクリアしながらメイジを開放することでその勢力は拡大していきます。仲間の力を借りて能力を強化していくパワーアップ要素やコレクション要素もあり、レトロな雰囲気を楽しめるARPGとして高い完成度の作品へと仕上がっています。

サブ任務を経由すればサイラスの能力強化に繋がります。

ステージごとに異なるギミックや新たな敵が登場しマンネリ化せずに進められるゲーム性も魅力的なので、『LoL』を知らない人にもおすすめ!と言っても過言ではありませんが、やはり本作最大の魅力は“あの”サイラスの知られざる物語が楽しめることでしょう。

ガレンやラックスなどの人気チャンピオンと因縁のある存在であり、脱獄囚という設定に違わずダークな雰囲気をまとったビジュアルや言動から、悪役のようなイメージが強いサイラス。しかし、魔法が当たり前に存在しているルーンテラ(『LoL』の舞台となる世界)で、魔力を持ってデマーシアに生まれただけで弾圧を受け続けたという背景は、彼の強い復讐心に同情するに余りあるものではないでしょうか。

もちろんガレンたちも作中に登場

よくメイジチャンピオンをピックしては対面のサイラスにボコボコにされ、自分から盗んだアルティメットで大暴れする姿を眺めてきた筆者にとって、彼は憎き存在であることには変わりないのですが、本作で今一度デマーシアを巡る事情に思いを巡らせることになりました。欲を言えばもう少し原作で聞けるようなキャラクターボイスが楽しめると、より一層没入感やキャラクターの魅力を味わえたかなと思います。

サイラス使いの方から、本当は使いこなしたいけど諦めている方、そして引退勢まで、少しでも『LoL』のストーリーに関心がある方は、是非『メイジシーカー』で仲間とともにデマーシアに立ち向かうサイラスの物語を見届けてください。

ゲーム性やグラフィックにも大いに魅力ある作品ですので、冒頭で挙げた基本設定を踏まえて本作から『LoL』の世界に触れてみるのも面白いかも知れませんよ。



このゲームならミアピンに怯えることなくサイラスを楽しめるスパ!


  • タイトル:メイジシーカー: リーグ・オブ・レジェンド ストーリー

  • 対応機種:PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年4月19日

  • 著者プレイ時間:6時間

  • 価格:スタンダードエディション$29.99 デラックスエディション$39.99(日本円の価格はプラットフォームによって異なる)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの


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《ハル飯田》

よく遊び、よく喋る関西人 ハル飯田

1993年、大阪府生まれ。一旦は地元で公務員になったものの、ゲームが好きすぎて気付いたらフリーライターに。他メディアではeスポーツ選手や競技シーンの魅力を発信することに注力したり大会でキャスターを務めたりもするのだが、インサイド&ゲムスパではもっぱら好きなゲームについて語ることで安らかな気持ちになっている。

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