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プロ並のクオリティ!コナミの学生向けインディーゲームコンテスト最優秀賞は『Death the Guitar』に決定【UPDATE】

最優秀作『Death the Guiter』は「Indie Games Connect 2023」の様子をお届けする別の記事でプレイインプレッションをお届けします。

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2023年4月30日、コナミクリエイティブセンター銀座コナミデジタルエンタテインメントによるインディーゲームの展示・即売会「Indie Games Connect 2023」が開催され、同社が主催する「Indie Games Contest 学生選手権」の授賞式が併催されました。本稿では授賞式の様子をお届けします。

2023年度から始まった「Indie Games Contest 学生選手権」は、学生ゲームクリエイターの登竜門となるべくして実施された大学生/大学院生/専門学校生向けのコンテストです。

テーマ、ジャンル、使用するゲームエンジンは自由で、既出の作品でも応募可能、チーム制作か個人制作かも問わないという制限の緩いレギュレーションで実施されました。

一次審査をくぐり抜けたのは全17タイトル。その中から、最優秀賞1タイトル、優秀賞3タイトル、審査員特別賞1タイトルが表彰されました。

最優秀賞:『Death the Guitar』

多摩美術大学「トロヤマイバッテリーズフライド」の赤松秀晃さん個人制作による、2D横スクロールアクションゲームです。主人公は自身の持ち主を殺されたエレキギターで、電気と音を操って人間たちを滅ぼさんと戦います。

同作については別記事で実際のゲームの紹介をしているのであわせご覧ください。


「トロヤマイバッテリーズフライド」の赤松秀晃さん

受賞者コメント

エレキギターが主人公なので、ゲームにはさまざまなギターサウンドが使用されています。そのサウンドの収録に協力してくれた友人にまず感謝したいと思います。あわせて、ゲームを作る学生に向けたこのような企画を主催していただいたみなさま、審査員のみなさまに感謝いたします。すごく刺激になりました!

優秀賞:『Unknown Pyramid』

名古屋大学「RainyDollGames」の新藤流斗さん個人制作による、3Dホラーゲームです。ミイラやエジプト神話の神メジェドなど、エジプトにちなんだキャラが待つ地下迷宮を探索し、脱出を目指します。


「RainyDollGames」の新藤流斗さん

受賞者コメント

ホラーゲーム開発者として活動しているRainyDollGamesです。自分の手がけたゲームを評価していただけて、クリエイターとして自信が付きました。また、こうして同世代と競い合える機会はなかなかないので、とてもいい刺激になりました。これからもよりおもしろいホラーゲームを作れるようにがんばります。

優秀賞:『JackALoop』

徳島大学「JACKAL」(制作人数14名/授賞式は岡本航輝さんと遠藤佑真さんが登壇)による3D対戦ゲーム。ループする時間の中で自身の存在を賭けて戦うMOBAで、ループ内で行った行動は次のループに影響を与えます。

「JACKAL」の岡本航輝さんと遠藤佑真さん

受賞者コメント

JACKALは徳島大学のゲーム制作プロジェクトチームです。苦節3年、なかなかゲームを完成させられずにいましたが、『JackALoop』はその知見を生かした渾身の一作でしたので、賞をいただけて自信につながりました。この気持ちを胸に今後もおもしろいゲームを作っていければと思います。

優秀賞:『ECHO ESCAPE』

日本電子専門学校「Early Reflection」(制作人数9名/授賞式は長谷川結香さんと酒井瑠花さんが登壇)によるステルスゲーム。音を感知してターゲットを捕獲するロボットに捕まらないようにしながら暗闇を進みます。

「Early Reflection」の長谷川結香さんと酒井瑠花さん

受賞者コメント

このようなゲームを作れたのは、制作チームのメンバーはもちろん、相談に乗ってくださった先生方のお力もあってこそのものと思っています。まだまだ未熟ですが、自分自身も制作を楽しみながら、(遊んでくれた人も)楽しいと思ってもらえるゲームを作っていきたいです。ありがとうございました。

審査員特別賞:『CRUSHER』

日本工学院八王子専門学校「Fawn Hiatus」(制作人数5名/授賞式は西田光樹さんと長谷川夏己さんが登壇)による3Dアクションゲーム。「殴って壊す」というシンプルな爽快感をとことん追求しており、ハデな爆発がそれに彩を添えています。

「Fawn Hiatus」の西田光樹さんと長谷川夏己さん

受賞者コメント

僕たちFawn Hiatusは普段から「ワイワイとみんなで楽しみながら制作する」ことを大切にしており、『CRUSHER』は多くの方にアドバイスや助言をいただいて完成しました。この受賞は、さらなる挑戦に取り組む意欲を与えてくれました。この場をお借りして、制作に関わってくれたすべての方に感謝を申し上げます。

審査員・吉田修平氏の講評

審査員にはソニー・インタラクティブエンタテインメント(インディーズ イニシアチブ 代表)の吉田修平氏、エクソーラ日本支社 社長の丁 珍氏、コナミデジタルエンタテインメント エグゼクティブディレクターの谷渕弘氏、STAND 代表取締役の宮田大介氏、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの簗瀬洋平氏、NHK プログラムディレクター(「ゲームゲノム」ディレクター兼総合演出)の平元慎一郎氏が名を連ねており、それを代表して吉田氏が以下のように講評を寄せました。

吉田審査員一同、とても楽しませていただきました。各タイトルの審査は時間をかけて行いましたが、そんな中でもさらに「最後までしっかりプレイしてから審査したい」という人もいたほどです。今回選ばせていただいた作品はすべて磨けば光る原石で、これからクリエイターとして活躍してくれそうな人たちを選びました。

また、応募者のみなさんには自分の作品の魅力を伝えるプレゼンもしていただきました。これはすごくいい企画だったと思っています。みなさんのキャリアにおいて、プレゼンをする能力、人に何かを伝える能力はとても大事なものになります。プレゼンというのは慣れですので、今後も積極的に数をこなしてください。

応募作品の中には、UIがこなれていないものも見られました。しかし、そういう作品も応募前に周りの人たちに遊んでもらいフィードバックをもらっていれば、もっとよくなっていたと思います。はずかしがったり隠したりせずに周囲の人に触ってもらうようにしてみましょう。

受賞されたみなさん、本日は本当におめでとう!

写真向かって右側に控える受賞者たちの方を見て語りかける吉田氏

授賞式終了後、審査員の中から吉田修平氏、宮田大介氏、平元慎一郎氏にお話をうかがえました。次のページでお届けします。


《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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