2013年からの変化を確かめよう見つけよう!『AKIBA'S TRIP 2 DC』をプレイしてから現代のアキバを散策してきた【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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2013年からの変化を確かめよう見つけよう!『AKIBA'S TRIP 2 DC』をプレイしてから現代のアキバを散策してきた【特集】

10年前の秋葉原はゲームでチェック!

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2013年からの変化を確かめよう見つけよう!『AKIBA'S TRIP 2 DC』をプレイしてから現代のアキバを散策してきた【特集】
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アクションアドベンチャーゲーム『AKIBA'S TRIP2 ディレクターズカット』が2023年4月20日に発売されました。『AKIBA'S TRIP』シリーズの第2作目で、もともとは今から約10年前の作品である本作ですが、その最大の特徴は「舞台が秋葉原である」という点です。秋葉原は首都圏在住の一部のオタクにとってはかなり馴染み深い場所であり、土地勘がある方もなかなか多いだろうと思います。

とはいえ、10年前のゲームですから、当然モデルとなっているのは「約10年前の秋葉原」。この10年間はコロナ禍をはじめかなり色々ありましたから、秋葉原も変化を遂げているはず……? 今回の記事では『AKIBA'S TRIP 2』発売から10年後の秋葉原に訪れ、ゲーム内との街並みから変化している部分を探していこうと思います!

ということで、やってきました秋葉原駅。筆者としても久々だったのでわりと楽しみです。まずはUDX方面に降りてみます。GWが近いせいか平日だというのになかなかの人手でした。マジで余談ですが、人々のマスクしてない率が東京の他の地域に比べて顕著に高いように感じました。

こうしてゲーム画面と比べると、駅自体は大きくは変化していないように思います。駅と接続した商業施設であるアトレ1が開業したのが2010年らしいので、おそらくその頃に現在に至る秋葉原駅そのものの雰囲気が確立したように思います。

アトレの入り口はこんな感じ。ここはしょっちゅうなんかの作品とコラボしてる印象があります。筆者が訪れたのは2023年4月28日で、「邪神ちゃんドロップキック」とのコラボ中でした。現実のアトレには猿田彦珈琲の電飾が輝いていますが、こちらは2019年開業とのことで、ゲーム発売当時はなかったものだと思われます。

UDX側にあったものとしてはAKB48カフェ(作中ではAKW48と表記されています)そしてガンダムカフェです。2019年にAKB48カフェが閉業して、一度合体してでっかいガンダムカフェ(レストランとかがあった)になったのち……

今はバンダイのTAMASHII NATIONS STOREという施設になっています。筆者が前回秋葉原を訪れたときは、巨大なガンダムカフェだったのでショックでしたが、でかでかと「水星の魔女」が飾ってあるようにガンダムみは残されているので、よかったです(?)。それにしても、ガンダムカフェにも一度ぐらい入っておけばよかったな~。

AKBカフェ跡地の手前は10年前からBECK'Sと回転寿司だったみたいです。ここの回転寿司、入ったことなし。

続いてUDX(作中ではUD+)側の風景です。こちらも大きな変化はありませんが、『原神』の広告が貼り付けてある柱がいっぱい立っていました。この柱が10年前にはなかったものなのか、それともゲームでは簡易的に表現されてるだけなのか分からず……。

ここは10年前からヴィ・ド・フランスだったようです。UDXができたのが2006年頃。薄れゆく記憶の話ですが、当時はUDXをはじめとする秋葉原のオフィス街化に苦言を呈する方も多かった印象があります。また次の10年後にも、秋葉原の風景が様変わりしているかもしれませんね。記事まとめみたいなことを書いちゃったがまだ全然前半です。

今作ではUDX、もといUD+のデッキから「モグラ」という秘密基地的な場所にアクセスできます。

こちらが現実のMOGRAです。コロナ禍真っ只中のときはTwitchを使った配信系イベントなどを行うなど、かなり運営に苦労されていた印象がありますが、10年前から今まで(2015年に一度リニューアルしているそうです)秋葉原文化の中でも重要なポジションであり続けています。

続いて電気街南口方面。こちらはUDX方面とくらべてなかなか変化が大きいです。

つくばエクスプレス線への連絡口……というかその周囲の建物も含めて10年前に比べてめっちゃきれいになっていました。このあたり、なんか長いこと工事してた記憶があります。筆者は数年前までつくばに住んでいたため、ここが「東京の窓口」というようなイメージを未だに強く持っています。

ちなみに、この道をまっすぐ行くと、本作の開発元である株式会社アクワイアがあります。

アキバの入り口として印象的な存在だったクラブセガは、namco秋葉原店に。

隣のLABI(作中ではLALA)も、今はソフマップになっています。かつてサトームセンであったイメージが強く、なんかチーターの人形が踊るCMのことを思い出しました。

10年前は老朽化で建て替え中だったラジオ会館も、今はすっかり新しい姿。旧ラジオ会館といえばやはり『シュタインズ・ゲート』のイメージがあります。

ラジオ会館建て替え中にラジオ会館1号館だったこちらのビルは「ボークス 秋葉原ホビー天国1」となった後、2021年に閉館しています。こちらもコロナ禍の爪痕として象徴的に語られていますね……。

ゲーマーズ側は10年前と比べてあまり差がないようです。秋葉原にはここ最近TCG店舗がめっちゃ増えたような印象を(勝手に)持っていたのですが、ここは10年前からカード屋さんだったみたいですね。

ここのSEGAは“GiGO”になっています。もともとSEGAのゲームセンターを運営していた企業が独立したものとのことなので、精神的にはほとんど変わってないようです。とはいえ「SEGA」という名前と看板が表からなくなるのは、ちょっと寂しい感じもしますね。

他の象徴的な変化としては、中央通り沿いのドン・キホーテから「AKB48劇場」の表示がなくなっていること。劇場自体はまだあるっぽいので、一時的に表示がなくなってるだけでしょうか?

また、とらのあな跡地がアニメイトになっているのも大きな変化です。筆者は昔ここにあったとらのあなで同人版の『空の境界』を買ったことを覚えています。とらのあなの店舗撤退は秋葉原の大きな変化として印象的な出来事でしたよね。

大黒屋脇にあったルノアール(ゲーム作中ではルアソール)がなくなってたのもショックでした。ここ、秋葉原で歩き疲れたときによく利用してたので……。

また、今回の散策ではVTuber関連の広告などがよく目に入ってきました。10年前にはまったくなかった文化なので、時代の動きを感じます。また、『AKIBA'S TRIP2』で描かれていない場所ですが、ここ10年で秋葉原近辺には「わいず」「武将家」(駅からだいぶ遠い「王道家直系 IEKEI TOKYO」(駅からだいぶ遠いですが)と、めっちゃ家系ラーメン店が増えているという変化もありました。筆者が子どもの頃は秋葉原ってかなり限られた飲食店しかなかった印象だったのですが、いまではすっかり激戦区ですよね。

ということで、お昼は「武将家」でいただきました。うまい。


総評して、一見それほど大きい変化があったわけではないようにも見える秋葉原ですが、ちょくちょく象徴的な物がなくなっていたり、新しい文化が見えたりなど、やはりゆっくりと変化していっているのだな……と思いました。昔から人の多い場所でしたから、特にコロナ禍の影響は大きかったようです。みなさんもこの機会に『AKIBA'S TRIP2 ディレクターズカット』を手にとって、秋葉原の10年史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

『AKIBA'S TRIP2 ディレクターズカット』はPS4/ニンテンドースイッチ向けに5,479円/5,480円で販売中。PS4向けにはオリジナル版所持者向けにアップグレードDLC(『AKIBA'S TRIP2』、『AKIBA'S TRIP2+A』)も1,500円で販売されています。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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