線路は続くよどこまでも…異次元にもな!異次元鉄道サバイバル『Voidtrain』早期アクセス版【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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線路は続くよどこまでも…異次元にもな!異次元鉄道サバイバル『Voidtrain』早期アクセス版【プレイレポ】

まだまだ開発途中故に荒削りな部分もありますが、間違いなく光るものを感じさせてくれるプレイフィールでした。今後のアップデートでさらにどのような進化を遂げるのか要注目です。

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線路は続くよどこまでも…異次元にもな!異次元鉄道サバイバル『Voidtrain』早期アクセス版【プレイレポ】
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今回はHypeTrain Digitalが、2023年5月10日にSteam/Epic GamesストアにてWindows PC向けに早期アクセスを開始した異次元列車サバイバルADV『Voidtrain』をご紹介したいと思います。

『Voidtrain』とは?

本作はひょんなことから異次元世界に迷い込んだ主人公が、列車を整備しつつ様々なアイテムをクラフトしてサバイバルするアドベンチャーゲーム。独特な世界観を感じせるオブジェクトがどこまでも続き、また主人公のアクションに対する挙動がよく作り込まれているためか、没入感高めのプレイフィールでした。特に、手の動きなどに良いお芝居が添えられていると個人的に感じます。

現時点では不具合もちらほら

本作は開発途中のバージョンということで、まだまだ荒削りな部分しかり不具合も散見されます。実際に筆者もクエスト目標が途中で達成できない状態に陥り、再ロード等でやり直しを試みましたが結局は改善しませんでした。また細かいところで言えば、UIの挙動が統一されておらず、一部メニュー項目が直感的に選択できないため、ふとした拍子に誤操作が頻発するということがありました。

なお開発チームは既にこういった問題を認識しており、対応可能なものから順に次回のアップデートで修正を行っていく予定とのことです(追記:本記事執筆後ではありますが……5月13日にHotfix#3がリリースされ、上記状況はある程度改善されました)。

これら不具合を差し引いても、本作は早期アクセスながら既に十分遊べる上に高いポテンシャルを感じさせてくれます。前置きが長くなりましたが、今回はシングルプレイを中心に早速やってまいりましょう。

操作・設定・言語

本作はキーボード&マウスおよびコントローラーに対応。ゲームは一人称視点であるため、とっさの照準など直感的な動作はキーボード&マウスのほうが良いかもしれません。と言いつつも筆者はXboxコントローラーでプレイ。

その他設定項目についてですが、ディスプレイ、グラフィックス、オーディオそれぞれ細かい項目が用意されており、自分好みに調整が可能です。筆者は3D酔いしやすいのでFOV(視野)の値を上げると大分楽に。

言語については日本語にバッチリ対応しています。音声は英語ですが、字幕表示されますし、チュートリアルを始めしっかり日本語が用意されていました。

本編開始

さあはじまりました『Voidtrain』。まずキャラクタークリエイトの画面に飛びます。ここでは頭部や身体つきなどを選択。ある程度ランダムに決定することもできます。

今回はこのいぶし銀な、その道ウン十年のベテラン感を漂わす姿でいきましょう。雰囲気がそれっぽいだけであって実際はこの道数十秒の新キャラです。

新規ゲームを開始すると、ナレーターによる語りでプレイヤーをゲーム世界へ誘うようムービーが始まります。

盛り上がりを感じさせる導入から操作パートへ切り替わりました。ここからの基本的な動きですが、一人称視点であちこち動き回り、ハイライトされるオブジェクトにアクションを起こすというものです。

気になるものがいっぱい並んでいますが、ひとまずこの薄暗い部屋では、「基本装備を入手して部屋に電気を通す」という目標があるので、チュートリアルの指示に従いつつ行動しましょう。

ハンマーを手にいれたら……

殴りつける!How hard can it be?と言いそうなパワーあふれる殴りでした。この後もいくつかイベントシーンが流れますが、本作主人公は問題にぶち当たればとりあえず殴りつける脳筋タイプのようです。

サムズアップ

電源が戻りスイッチを入れたら……

またしてもやっちまったパワー系主人公

謎のゲートに部屋中の何もかも吸い込まれてしまいました。

そして次に目を覚ました主人公がいた場所は謎の異世界。瓦礫がそこかしこに漂い、謎の生物が群れをなして通り抜けていく……周囲の全ては何もかもが浮いており、自分もジャンプすれば宙にふわりと飛び上がります。空中遊泳の要領で上下左右へ自在に移動が可能ですが……しかしこれからどうすれば?

そんなところで気になるのがこのトロッコ。まるで自分が進むべき道はこっちだとでも示すかのように、線路はどこまでも伸びていきます。自分が空中を泳いで移動するにも限界がありますし、いずれにせよこのトロッコを操作して先に進むことにしました。

基本的なトロッコの制御は簡単で、ハンドルをミニゲーム的に操作すれば加速してき、ブレーキをかければ減速からの停車、変速機をいじれば前後の進行方向切り替え、汽笛を鳴らせばピィと音がなります。もちろん何も操作しなくても、ブレーキを引かない限りトロッコは最低速度で移動を続けます。

そんな中、周囲を見回すと残骸以外にも何かハイライトされたアイテムが浮いています。命綱をトロッコに繋いでふわふわ宙を泳ぎ近づけば、それは鉄や木材といった素材アイテムでした。

素材を加工したり組み合わせたりすることで、様々なオブジェクトが作成できます。それぞれに用途が設定されており、例えば画像の「研究用テーブル」は、さらに様々なアイテムや装備をアンロックするために必要な「研究」を行うために必須のもの。

よくわからないまま状況に流され突然始まった異次元生活、使えるものは何でも使っていきましょう。ということで、ゲーム中は列車の周辺をふわふわしながら素材を集めて回っては研究作成するという生活をがむしゃらにこなします。

作成したオブジェクトは、トロッコ(列車?)上の床パネル範囲内、かつ他オブジェクトと干渉が無ければどこでも配置可能です。4方向へ回転させることもできるので、テトリス的な詰め込み方だってできちゃいます。

さてようやっと本作のプレイ体験におけるコア部分になってきました。この研究では、この異次元世界で生き残るために必要な様々なアイテムを装備をアンロックできます。画面の表示の通り研究にはフェーズというものが設けられており、各フェーズ内で用意された研究を全て完了すれば、次のフェーズに進み、段階的により高度なものをアンロックできます。

そうやってアンロックするものの中には、ワークベンチやラボといった設備系オブジェクトもあり、例えばこちらの研究で作り出した「精錬炉」では、周囲を漂っていた素材「鉄くず」を加工して「インゴット」を精錬することができます。燃料が必要になるので、木材など精錬に必要なアイテムをしっかり用意しておく必要があります。

なおこのインゴッドは今後の研究および作成において大変重要なアイテム。早期アクセスの時点においては、ゲーム進行は素材を集めて、加工して、研究して、作成して、装備してを繰り返すのが基本的な流れになりますね。

個人的な意見になってしまいますが、研究と作成では殆どの場合インゴットが必要になることが多く大変でした。しかもインゴットをネジだのバネだのに加工してはじめて研究作成に使用できるというパターンも多く、燃料の調達込みで重作業でした。途中で耐えかねて「それだったら加工させたりせず最初からインゴットだけで完結させてくれい!」と思ってしまったりも。

ともあれ話を戻します。この線路どこまで続くんでしょう。

なんて思っていたら遠くからやってくる謎のゲート。形から察するに最初うっかり開いて巻き込まれたものと同じようです。

詰んだか?

……呑気に周辺を漂っていたらトロッコだけ先に入って扉が閉まってしまいました。

あ、良かった身体がすり抜けました。それにしてもここらへんの演出はアトラクションみたいでわくわくしますね。

超加速の後に辿り着いたのは謎のステーション。

周囲を調べつつナレーションに誘われるまま建物へ入り奥へ進むと……

そこには骸骨が。

手元にあった無用の長物であろうリボルバーを失敬します。しかしなるほど……武器ですか。こういった銃が登場するということは、この後何かしらの戦闘または襲撃が発生すると見て良いでしょう。ありがたいことに弾薬は無限のようで、6発撃ち尽くしてもリロードすれば全弾回復しまs……

うっかり誤射した筆者。ふっとぶ骸骨。

気を取り直してリロードします。いいですね、リロードアクションも手が込んでます。効果音もカチャカチャなって、個人的に大好き。

銃を使えば行く手を遮る障害物もなんのその、簡単に破壊できて非常に便利です。弾数無限なので、リロードしながらどんどん使っていきm……

なんかレア(?)リロードモーションが発動した……

さてこの異世界、存在する人間は自分だけなのかと思ったら、意外と他にもいるようです。こちらは並行して走り抜けるよその列車へ挨拶だとばかりに鉛玉を打ち込む蛮族の筆者。

そのせいかどうかはさておき、その後ストーリーが進むと、先程のステーションで敵から攻撃を受けるようになりました。結構な距離からでもなかなかの精度でこちらの身体を撃ち抜いてくるので油断なりません。ここらへんの関係性はゲームの進行によって色々と明らかになっていく部分だと思われます。

なお列車で移動中にも攻撃を受けることがあります。それがこちらの異世界モンスター。魚または鮫のような構造で、こちらが研究などメニュー画面を開いている時を狙いすましたかのように仕掛けてきます。

車体にダメージやデバフが入ったり、最悪破壊されてしまう可能性もあり、さっさと倒してしまいたいのですが、装甲体力ともになかなかに分厚く、こちらからの攻撃一発ですぐ逃げてしまうため倒せません。

おわりに

異世界はそれぞれテーマ(?)の様子が異なりましたが、その間に挟まるこのステーションについては似たようなデザインのものがほとんどでした。このステーションで行えることは、アイテムの回収や、列車のアップグレード、敵との戦闘などのイベントです。

早期アクセスの時点で、プレイ可能な要素は多岐にわたり、惹きつける世界観やデザインが素晴らしい本作。一方で早期アクセスゆえに、まだまだ大味な部分が多いのも事実です。光るものは間違いなくあるので、オンライン要素然り今後のアップデートで、それらがどう磨き上げられるのか楽しみでなりませんね。

スパくんのひとこと

とんでもねえポテンシャルの高さであることは間違いないので、あとはどうブラッシュアップされていくのか…スパね!

  • タイトル:『Voidtrain』

  • 対応機種:Windows PC(Steam/Epic Gamesストア)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2023年5月10日

  • 著者プレイ時間:4時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点において、無し

  • 価格:3,490円(2023年5月17日まで3,141円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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