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【特集】『Balatro』の次はコレで時間を溶かせ! ユニークなデッキ構築カードゲーム4選

スーパーヒーローからアルパカまで!

連載・特集 特集

圧倒的な高評価を受けているデッキ構築ローグライト『Balatro』。ビデオポーカーをベースにした点が非常に斬新で、筆者もドハマりしたクチです。

火をつけた作品として『Slay the Spire』の名前がよく知られていますが、今やありとあらゆるデッキ構築ゲームが発売されています。本記事ではそんな「デッキ構築ゲーム」の中でも、ちょっとユニークな作品を紹介していきます。「普通のStSライクには飽きたけど、カードゲームをまだ遊びたい!」という人は是非チェックしてみてください。

1.ヒーローは絶対に攻撃を外さない! 新時代のスーパースターたちの戦い『マーベル ミッドナイト・サンズ』

マーベルのカードゲームと言えば『マーベル・スナップ』が挙げられますが、シングルプレイのゲームとして『マーベル ミッドナイト・サンズ』もオススメです。

こちらはマーベルのスーパーヒーローたちを操り、世界に混沌を振り撒くリリスの軍勢を倒していくSRPGです。

デッキから引いたカードが画面下部に表示され、それらのカードを駆使して戦っていくあたりはまさに『Slay the Spire』を彷彿とさせますが、敵の行動予兆を把握し、同士討ちさせたり穴に突き落としたりする環境キルを主体としたゲームデザインも入っています。ちょっと大袈裟な『Into the Breach』といえばいいでしょうか。

何と言ってもこのゲームの売りは、ヒーローたちが絶対に攻撃を外さないことです! 攻撃したら絶対に当たる! 素晴らしい! 計画的に戦闘を進めたいRPGファンには是非とも遊んでほしいゲームです。


2.女の子の空想がカードゲームに……メランコリックでシリアスなストーリーを楽しむ『イリスと巨人』

『イリスと巨人』はイリスという少女が主人公のデッキ構築ローグライトです。心に闇を抱えた彼女は、自分で作ったカードゲームに心酔することで精神の安寧を保っています。

唯一の理解者は彼女のお父さんで、水泳教室の帰りにお父さんは一緒にカードゲームをやろうと誘ってくれます。そこから彼女の心の旅が始まるのです……。

ゲーム自体は次々に押し寄せてくる心の闇を、カードを使って倒していくシンプルなものです。どちらかというとパズルというほうが近いかもしれません。

随所に泣ける仕掛けがあり、特に一周目のラスボスの仕掛けはその眼で見て欲しいと思うほどの捻りがあります。ローグライトデッキ構築にしては簡単な部類に入るので、ジャンル初心者にもお勧めしておきたいですね。


3.大量のアルパカを召喚し、敵のウェーブを押し切れ~!『Overdungeon』

『パルワールド』でその名を世界中に轟かせたポケットペアですが、彼らの出発点はデッキ構築ローグライトでした。その名も『Overdungeon』。2019年というデッキ構築ローグライトの歴史においてかなり早い登場でありながら、リアルタイム制を導入している点は相当目敏いかと思われます!

肝心のゲーム性はというと、かなり大味で、とにかく強そうなカードを乱打し、場に大量のクリーチャーを生み出せばなんとかなってしまったりします。アルパカやヒヨコといったキュートな生き物が50体くらい出てきて画面を埋め尽くしていきます。

『Balatro』にも通ずる大味さがウリではありますが、『Overdungeon』には難易度やチャレンジがたくさん用意されており、最善手を考えるプレイヤーも楽しめるデザインになっています。『パルワールド』にも通ずる“ごった煮感”を是非とも味わってみてください。


4.BGGで一位に君臨し続けていたボードゲームがデジタルに! 皆で遊べる硬派なSRPG『Gloomhaven』

世界のボードゲームを格付けするサイト「BoardGameGeek」にて、かつて一位に君臨し続けていた名作ボードゲームGloomhaven。本作のデジタル版がSteamで販売されています。

グルームヘイヴンという街を守るために、プレイヤーは1~4人のキャラクターを操作して、魔物たちを蹴散らしていきます。六角形のマスがぎっしりと敷き詰められたステージで、敵を倒すオーソドックスなSRPGなのですが、コマンドはすべてカードとなっており、その数なんと(一体につき)10枚以上!

加えてカード1枚の上下に移動と攻撃がアサインされており、どちらかの能力を使うとどちらかが腐ってしまいます。しかも、SRPGあるあるの牛歩戦術(敵が近付いてくるまで待つこと)でクリアしようとしても、だんだんと使えるカード自体が減っていくのでそれもできず……これをひとりで全部やろうとすると頭がパンクします!

実物をテーブルの上に広げるのが面倒という人でも、Steam版さえ買えば遠くのフレンドとすぐ遊べちゃいます。デジタルボードゲームの良いところですね~。ちなみに日本語化MODもありますよ!


おまけ:デッキ構築とステルスゲームの融合!? 近日登場の期待作『Sleight of Hand』

先日の「Xbox Partner Preview」にて発表された新作『Sleight of Hand』が、デッキ構築×ステルスゲームという建付けで、ゲームマニアたちをざわつかせているようです!

トレイラーを観ますと、怪盗のような女性がコワモテの男を不思議なカードで翻弄しています。なかなかカッコいいステルスゲームという感じですが、これにデッキビルドが絡んでくる……だと……!? 一体、どうやって……。

しかし、まだゲーム内映像は出てきていませんので、実際にどんなゲームなのかはベールに包まれています……! ウィッシュリストに入れつつ、続報を待ちましょう。



以上、ユニークなデッキ構築ゲーム4選でした。「これを忘れてるぜ!」という一本があれば是非とも紹介してください。


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《各務都心》

各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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  • スパくんのお友達 2024-03-10 10:53:17
    グリフトランド
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2024-03-10 8:24:39
    ちらっとあげられてるけどマーベルスナップは
    運で全てねじ伏せるデッキとかもあるからデッキ構築というか
    カードの能力が良くも悪くも原作のキャラの特性のソレみたいなのが面白い
    だから構築型デッキゲーと言われるとちょっとうーん
    やってることがアドリブでどうにかするそれ
    4 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2024-03-10 7:04:07
    Overdungeonは面白いぞ、くっそ大味であるがゆえに好き放題してゲームぶっ壊せるから構築によってはPC性能との戦いになる
    ヒヨコという最弱カードとニワトリという一定間隔でヒヨコを生み続けるカード、ヒヨコ以外のアニマルが踏むとヒヨコを生むトラップや、15匹のヒヨコが倒れるとニワトリを生む建物、その他ヒヨコに関連したカード
    これらを組み合わせるとニワトリが進行しながらヒヨコを生み、ニワトリがヒヨコを生むトラップを踏んでヒヨコを生み、大量のヒヨコが倒れて大量の鶏が生まれ大量のニワトリが大量のヒヨコを生んでヒヨコが倒れてニワトリがヒヨコをニワトリがヒヨコのヒヨコニワトリヒヨコニワコヒヨトリ……やがて画面が埋まり凄まじいラグと共に時々ニワトリとヒヨコが大量消滅する断末魔だけが流れてる、そんなゲーム(描画数制限のオプションもあるの一応回避は出来る)

    3枚ドローするけど次のターンのドローが数値分減るデバフを2得るカードがある、デッキを圧縮してこれだけでデッキが回るようにしてデバフを延々と貯め続け、このデバフの数値x100のダメージを与えるカードで〆る、数千しかHPの無いボスに特に意味のない数十万ダメージぶつけて倒せる、そんなカードの名はゴッドハンドクラッシャー……! そんなゲーム

    めっちゃ手軽に俺tueeeeeeeして時間つぶせるから今でも時々遊んでる
    19 Good
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