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楽しさバツグン!音とリズムのヴァンサバ系ACT『リミックス:プロローグ』課題はあるものの光る面白さに触れたプレイレポート

音に溢れて光鮮やかな楽しいプレイフィールでした。ついつい身体でリズムをとってしまう魅力。

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楽しさバツグン!音とリズムのヴァンサバ系ACT『リミックス:プロローグ』課題はあるものの光る面白さに触れたプレイレポート
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今回はGameSmithがデベロッパーを、BD Gamesがパブリッシャーを担い、2024年4月2日にSteamでWindows PC向けにリリースした音楽リズムアクション『リミックス:プロローグ』をご紹介します。

『リミックス:プロローグ』とは?

本作は、個性豊かなバンドメンバーを引き連れて、迫りくるモンスター達を倒していくアクションゲーム『共鸣 ReMix』のデモ版です。基本となるゲームシステムは、いわゆるヴァンサバ系ですが、本作はそこへ「音楽によるリズム」を組むこむことで、独自の味を出しています。

拍子に合わせて移動ボタンを入力することで、強力な技が発動……基本となる音楽に、バンドメンバーが持ち寄る様々な楽器の音色が、光鮮やかなエフェクトと組み合わさっていくので、ある意味で自分で音楽を作っているようで非常に楽しい。

ただしデモ版ということで、翻訳などプレイ中にいくつか気になる点はあるのも事実。とはいえ開発チームがこまめにアップデートを行っているので、少なくとも筆者は製品版に対しても希望が持てました。個人的な感想はともあれ、本作は間違いなく目の付け所は面白いので要注目です。さっそくやってまいりましょう。

操作・設定・言語について

本作の操作はキーボード&マウスおよびコントローラーに対応。どちらで遊んでも問題なく、またプレイフィールに大きな差はありませんでした。が、デモ版ゆえメニュー画面などでたまに操作が反応しないことがあったので、そんな時は併用しつつ進めましたね。

その他設定については、オーソドックスなものが並びまs……と言いかけて、本作ならではの項目があるのを思い出しました。

それがこちら、リズム調整です。ここでは、視覚的または音声的な遅れがあるかどうかを、実際に動作テストしながら確認できます。個人的な体感では、気持ち早めに音が鳴るよう設定するとアイコンの点滅とタイミングが一致しました。

言語については、日本語に対応はしているものの、デモ版ゆえか翻訳はまだまだかたい印象。キャラクターとの会話イベントもそうですが、なにより説明文が、大筋はつかめるものの機械翻訳のようになっていたので、大きくマイナスポイントでした。製品版以降でのアップデートに期待ですね。

本編開始

さあ始まりました『リミックス:プロローグ』。ヘッドフォン着用がおすすめされますが、これはその通りだと思います。より楽しい音楽体験でした。

ブラウン管ごしに見たような画面からメインメニューに移ります。ここでは、新しく加わった仲間との会話イベントや、これまでに達成した項目(いわゆる実績?)、そして謎のオブジェクト達にアクセスすることが可能。

仲間との会話は時に選択肢が表示され、上手にコミュニケーションを取ると好感度が上昇します。

残念ながら記事執筆時点においては、翻訳がだいぶカタコトというか機械的なので、感情移入がし辛いのがネック。

ともあれ繰り返しになりますが、本作におけるコアの面白さは戦闘における実際の操作にあります。さっそく出撃してまいりましょう。

メインメニューから出撃(?)メニューに進むと、ヒーローを選択する画面が表示されます。

デモ版ではヒーローは2人(匹?)のみ使用可能で、彼らには能力値だけでなく戦闘スタイルも異なるものが割り当てられています。個人的には「陰音(Octavia)」が好きな操作感でした。

ヒーローを選んだら次は難易度選択を経て、準備画面に移ります。本作は基本的にいくつかのウェーブから構成されるステージを、最初から最後まで生き残ることでクリアという流れ。各ウェーブでは、敵モンスターが四方から沸いて出てくるので、体力が続く限り蹴散らしていくというのはまさにヴァンサバスタイルですね。

そんなステージをサバイヴするためには、ウェーブ間に設けられた「準備パート」が大切。ここではバンドメンバーを雇い、パッシヴおよびバフスキルを購入していきます。

バンドとして雇えるキャラクターは最大6名で、一部は重ね合わせることで「マージ」し、まったく別のキャラクターに変化することも。

さてさて実際の戦闘画面はこちら。こうしてスクリーンショットのみだと、画面内の情報がみっちりむっちりしているので分かりづらいかもしれません。

そこで別のステージですが、GIF画像も用意してみました。どんなもんでしょうか。基本的には隊列を組んだバンドメンバーが、マップ内を縦横無尽に移動して、時間経過ごとに自動攻撃を続けます。

ただしそういった通常のヴァンサバ系ゲームと本作が異なるのは、画面上部にリズムゲージが表示されていること。うまく歩みをリズムに合わせると、四拍子ごとに1回大きな範囲攻撃を放ち、周囲の敵を巻き込んでいけます。

個人的に、本作の楽しさの全てはここに詰まっているといっても過言ではないと感じます。たしかに画面はわちゃわちゃして見づらいですし、翻訳のおかげで効果も少し読みづらいことでしょう。

しかしこのリズムに合わせて動く楽しさ、バンドメンバーが入れ替わるごとに足し引きされる楽器の音色ごとの良さ、ゲージが貯まることで発動できる必殺技のカタルシス(?)、どれをとっても操作しながらついつい身体ごとリズムを刻んでしまう面白さがあるのです。

個人的には、戦闘中にメニュー画面を開く時も、そのリズムに合わせてカーソル操作を行い、その効果音が音楽全体に乗っかるよう整えたりと、それはそれは楽しんでいましたね。

ちなみに戦闘時におけるこのリズム、音楽のスタイルはヒーローごとに異なるようで、もうひとりの方を選んでみたところ、また別の種類にガラッと変わったので新しい楽しさがありました。


筆者が本作にこれほど惹かれるのは、おそらくもともとそういったリズムアクションゲームが好きだからだと思います。『スペースチャンネル5』シリーズに『ルミネス』、『The Artful Escape』といった作品(『Hi-Fi RUSH』については申し訳ない、まだプレイできておらず……!)が大好物なのも、ゲームをプレイしていてつい身体が動いてしまうからでした。

そういった意味において、デモ版ゆえいくつか渋い点はあれど、コアに据える音とリズムの楽しさは間違いなく面白いプレイ体験の本作。現状抱えるそういった点が、24年4月17日リリース予定の製品版で少しでも解消されることを願いつつ、本作の楽しさにすっかり魅了された筆者は「プライベートでも買って遊ぼ……」と決意を固めるのでした。

  • タイトル:『リミックス:プロローグ』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年4月2日

  • 著者プレイ時間:2時間

  • サブスク配信有無:デモ版なので、無し

  • 価格:デモ板は無料
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

いくつか難はあれど、リズムに身体が揺れて一緒に操作する楽しさが最高スパよ!

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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