プレイ時間約87時間!1度もAボタンを押さずに『スーパーマリオ64』のクリアが達成される | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

プレイ時間約87時間!1度もAボタンを押さずに『スーパーマリオ64』のクリアが達成される

『スーパーマリオ64』を「Aボタンを押さずにクリア」という、ジャンプアクションの意義を否定するような縛りプレイが達成されました。

ゲーム文化 カルチャー

2024年5月21日、Twitch配信者のMarbler氏は自身の配信で「1度もAボタンを押さずに『スーパーマリオ64』のクリア」を達成しました。「Aボタン0回クリア」は世界初となる大偉業です。

発売から28年目の大偉業。その裏には先人たちの血のにじむほどの努力があった

『スーパーマリオ64』といえば言わずと知れた3D箱庭アクションの大傑作で、その中でもAボタンは最も基本的なアクションである「ジャンプ」に使う、ゲームの進行には当然不可欠なボタンだと考えられていました。

しかしながら、用意されているシステムに対し、「縛りプレイをしたい」と考えてしまうのがゲーマーの性。2000年代ごろから、「Aボタンをどれだけ押さずにクリアできるか」(A Button Challenge、通称:ABC)が海外のスピードランコミュニティで自然発生しました。

そのチャレンジ内容がどれだけ進化を遂げてきたかは、スピードランコミュニティを長く観察しているBismuth氏による、「The Complete History of the A Button Challenge」と名付けられた約5時間半の動画によってまとめられています。

そして、Marbler氏では実に約87時間もの時間をかけて、今回このチャレンジに挑戦しました。ここまでプレイ時間がかかった最大の理由は「ほのおの うみの クッパ」ステージで、このステージはWiiのバーチャルコンソール版でのみ、浮動小数点演算のバグにより何もせずに約3日待つとジャンプを使用することなくクリアできることが米Kotakuによって2018年に報じられています。

配信1日目に約4時間半でスターを49枚回収し、その後「ほのおの うみの クッパ」ステージに到着してひたすら待ち続け、およそ82時間の時点からMarbler氏の配信は再開、そして道中多数の苦難はありつつもついにスターを70枚回収して最終ボスのクッパに挑み、見事86時間48分30秒で「Aボタンを1度も押さずにクリア」を達成しました。


発売から28年が経っても大記録が生み出される『スーパーマリオ64』。今回はクリアに必要な最低スター数の70枚によるクリアでしたが、今後これを上回る記録も現れるのでしょうか。

《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

【注目の記事】[PR]
求人情報を読み込み中...
コメント欄を非表示
    ※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
    ※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください

      編集部おすすめの記事

      特集

      ゲーム文化 アクセスランキング

      1. ビル・ゲイツ氏、「MSX」生みの親と面会。「なぜいま8bit?」ビル氏疑問も目的知り激励に

        ビル・ゲイツ氏、「MSX」生みの親と面会。「なぜいま8bit?」ビル氏疑問も目的知り激励に

      2. 『テイルズ オブ エクシリア リマスター』発表も続編『エクシリア2』はなし…待ち望んだファンの期待と温度差を生む

        『テイルズ オブ エクシリア リマスター』発表も続編『エクシリア2』はなし…待ち望んだファンの期待と温度差を生む

      3. 日本人、Steamレビュー厳しすぎ…?日本語対応されないゲームはそのせいかも―再びSNS賑わす日本人ゲーマー悪玉論

        日本人、Steamレビュー厳しすぎ…?日本語対応されないゲームはそのせいかも―再びSNS賑わす日本人ゲーマー悪玉論

      4. 『ウマ娘』ゴールドシップ、インドネシア鉄道の記念日イラストにコッソリ出演

      5. 名作フリゲ『タオルケットをもう一度2』リメイク開発中。『たおるけっとをもういちど2』あの衝撃的な物語がもう一度…?

      6. 息子が知らないうちに85万円以上を『Roblox』に課金...どこも返金に応じてくれないと嘆く父親

      7. 発表から約13年…月面基地の廃墟を探索するSFサバイバルホラー『ROUTINE』2025年後半に配信決定!架け橋ゲームズが日本語サポートを担当

      8. 『バイオ』30周年記念アート&ロゴ公開!新作主人公の姿もしっかりと

      9. 凍てついた世界で生き延びる―オープンワールドサバイバルクラフト『Permafrost』最新ゲームプレイトレイラー

      10. 「ガンダムSEED」で見慣れた構図も!Key最新作『anemoi』OPムービー、『CLANNAD』など恋愛ADV定番の魅せ方で描く

      アクセスランキングをもっと見る

      page top