ハッキングしながらの戦闘は大変…だけど新感覚で楽しい!期待の新作SFADV『プラグマタ』は“リスクとリターン”が重要【プレイレポート】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ハッキングしながらの戦闘は大変…だけど新感覚で楽しい!期待の新作SFADV『プラグマタ』は“リスクとリターン”が重要【プレイレポート】

アンドロイドの少女「ディアナ」とともに、ハッキングしながら敵を撃破せよ!

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ハッキングしながらの戦闘は大変…だけど新感覚で楽しい!期待の新作SFADV『プラグマタ』は“リスクとリターン”が重要【プレイレポート】
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8月20日よりドイツで開催されるゲームショウイベント、「gamescom 2025」にてカプコンは新作のハッキングSFアドベンチャー、『プラグマタ』を出展します。

そんなgamescomの開催に先駆け、今回はメディア向けにプレイアブルデモを体験できる機会をいただいたので、その様子をお届けします。

アンドロイドの少女とハッキングをして大冒険!宇宙が舞台の『プラグマタ』

本作は2020年に発表されたSFアドベンチャー。2023年以降続報がない状態でしたが、2026年のリリースが先日発表されました。物語の舞台となるのはAIによって支配された近未来の月面基地で、プレイヤーはアンドロイドの少女ディアナとともに、主人公の「ヒュー」を操作して冒険します。

本作の最大の特徴はディアナによる「ハッキング」システム。各所の謎解きだけでなく、戦闘ではハッキングによって相手の装甲にダメージを与えるなど、新感覚の戦闘を体験できます。

新作『プラグマタ』を体験―ハッキングしながらの戦闘はかなり楽しい!

今回の試遊では月の研究施設で、宇宙服姿の主人公「ヒュー」と、謎に満ちたアンドロイドの少女「ディアナ」が出会うところからストーリーが始まります。どうやらヒューはいきなり満身創痍で、ディアナによってスーツを修復してもらうことで意識を取り戻したようです。

状況が飲み込めないなか、突如として施設の管理システム「IDUS」から送り込まれたロボットの兵士に襲撃されるヒューとディアナ。ヒューは手持ちの銃で応戦するものの、まったく攻撃が通りません。

絶体絶命に思われたその時、ディアナがロボットをハッキングすることで敵の装甲にダメージを与え、ヒューの銃弾も通るようになりました。

これが本作の最大の特徴でもあるハッキングシステムで、ハッキング画面はスタート地点からゴール地点まで線をつないでいくことで成功し、敵の装甲にダメージを与えます。ハッキング中の操作はPS5のコントローラーではそれぞれ

  • △……

  • ◯……

  • □……

  • ×……

に対応しています。そのため、コントローラーを握る手元をいちいち確認せずとも、直感的な操作で素早くハッキングをすることができます。

襲撃してきた敵を撃退したあとも施設を進んでいくと、今度は施設内の各所に施されたロックを解錠する必要があるようです。探索ではスキャンを実行すると目的地の方向や距離を表示できるので、基本的に迷うことはあまりありません。

また、探索面でもディアナのハッキングは重要です。パネルを操作することで足場を出現させたり、ロックの解除ができます。施設内のハッキングは押すべきボタンが表示されているので、こちらも迷うことはなさそうです。

ヒューの宇宙服はスラスターによってホバリングもでき、ダッシュジャンプなどと組み合わせることで足場を飛び越えることも可能です。

道中にもふたりを襲撃してくる敵が配置されていて、近接攻撃をしてくる敵だけでなくタレットなど遠距離攻撃をしてくる敵、大型の敵なども登場します。

ヒューはスタンダードな「グリップガン」のほかに、近距離の敵に有効なショットガンの「ショックウェーブガン」や、敵の動きを阻害するネットの「ステイシスネット」など、複数の武器を切り替えて戦います。

特にステイシスネットは拘束の効果時間も長く、範囲内の複数体を足止めできるなど強力で、動きが止まっている間にハッキング、そしてショックウェーブガンで破壊といった一連のムーブが強いと感じました。

複数体の敵が登場する場面では、「どの順番でハッキングして敵を倒すか」の判断が求められます。ハッキング中もヒューは攻撃を受けてしまうため、遠距離の敵の射線を切りながら近距離の敵をまずは対処、などの戦略が重要です。

序盤ということもあってか基本的に敵の動きはゆっくりで、「ハッキングをしているヒマがない!」と忙しさを感じることはありませんでした。落ち着いて操作をしても十分に間に合い、ハッキングをしながらの戦闘が楽しめます。

さらに研究施設を進むと、システムが投入したボス「セクターガード」との戦闘に突入。これまでのザコ敵とは一変、ボスの攻撃はかなり熾烈で、連続で着弾するミサイルなど回避するのでも精一杯の戦闘です。

ハッキングにはノードと呼ばれる特殊なマスが存在し、ハッキング中にこのマスを通ることでさまざまな効果を得られます。例えば、青いマスはハッキング成功時に与えるダメージが増加するほか、黄色いマスは相手の防御力を下げることができます。

ステイシスネットとショックウェーブガンの戦法はこのボスにも有効で、ハッキングを成功させてしまえば効果的にHPを削ることができました。デフォルトのグリップガン以外の武器には弾薬数に限りがあるものの、ステージの外周である程度は補充可能です。

さらにダメージを与え続けることでボスがダウンし、ヒューが直接攻撃をくわえることで大ダメージを叩き出す場面も。今回の試遊では時間がギリギリになってしまったものの、ボスを撃破することに成功しました。

ハッキングの際により多くのノードを通ることで敵に大ダメージを与えられる一方、ハッキングに集中しすぎてしまうと、今度は敵のミサイルによって被弾してしまいます。本作の戦闘ではハッキングを優先するか、自身の生存を優先するかのリスクとリターンの駆け引きが面白い設計だと感じました。

さらにグラフィック面もクオリティが高く、宇宙空間の美しさや細部まで作り込まれたメカデザイン、フィールドなど探索していてワクワクするようなつくりとなっています。何より、主人公であるヒューのデザインがめっちゃいい……!


製品版にも期待ができそうな『プラグマタ』は、2026年にPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定です。



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ライター:kurokami,編集:みお

ライター/チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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