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“非常に好評”でもSteamから永久削除!?『Fishards』製品の命運を賭けたトーナメント開催―開発側が敗ければオープンソース化、勝てば封印

作品のオープンソース化か永久封印か?『Fishards』の運命を決めるトーナメントが今月末に開催されます。

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“非常に好評”でもSteamから永久削除!?『Fishards』製品の命運を賭けたトーナメント開催―開発側が敗ければオープンソース化、勝てば封印
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スキル射撃型PVPACT『Fishards』の開発者は、6月29日にチームデスマッチ形のトーナメントを実施し、開発側が敗北時にはオープンソース化を、勝利時にはSteam上から作品の永久削除を行うと発表しました。

自作品の命運を賭けるという一風変わった試みですが、その背景には対戦モード限定のインディー作品によくあるとある悲劇があるとのことです。

止まぬ返金に開発乾坤一擲の一策、作品の行く末決めるトーナメントは今月末開催!

本作は、2021年11月3日にリリースされた魚の姿をしたウィザードが、火や水といったエレメントを組み合わせて魔法を発動し戦うという対戦型ACTです。敵からの攻撃を防ぐ魔法障壁を展開しつつ火炎弾で応戦、帽子などのコスメ要素も完備と割と手堅くまとまった作品のようですが、開発によれば相次ぐ返金に悩まされているとのこと。

その理由は「一緒に遊ぶ相手が見つからなかったから」。対戦専用のインディー作品ではよくある理由ですがもちろん開発者らにとっては死活問題、「ゲームも基本無料にしたし、セールで得たお金はすべてマーケティングに回したよ。幾人かの新規プレイヤーが来てくれたけど、それでも思っていたほどの人数じゃなかったんだ。いやぁ、本当にマーケティングって厳しいね。」そう語る開発者ですが、なんとも遣る瀬無さが滲み出ています。なお、記事執筆時点では“非常に好評”のレビューを獲得しています。

そんな本作の開発者が思いついたイベント、それは自作品の行く末を賭けたトーナメントを開催するというものでした。すなわち開発者側が敗北すれば作品をオープンソース化する一方、もし勝利すればSteam上から永久に作品を削除するというのです。

オープンソース化か永久封印か、両極端な2択とも思えるユニークなイベントながらもこのような“苦肉の策”を出さざるを得ない開発が立たされている現状は、なかなか厳しいもののようです。

魚の魔術師が魔法による射撃戦を行う『Fishards』、気になるトーナメントイベントは現地時間6月29日夜19時から開催予定です。


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《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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