
Mega Critは2026年4月17日、『Slay the Spire 2』にて大型アップデートを配信しました。しかし、無限コンボの抑制や特定ボスの強化といったバランス調整を巡り、中国をはじめ国内外のプレイヤーから否定的なレビューが相次いで寄せられています。
「無限コンボ」の抑制と、難所「ドアメーカー」が議論の的に

今回の「Major Update #1(v0.103.2)」は、これまでベータ版でテストされてきた新要素をメインブランチへ統合したものです。このアップデートにより、一部のカードの組み合わせによる「無限コンボ」が困難になる調整が行われたほか、第2層のボス「ドアメーカー」の挙動にも調整が加えられました。
特に議論の焦点となっているのが、ボス「ドアメーカー」の特殊なデバフです。このボスは「ターン中のドロー禁止」、「カード使用ごとのエナジー減少」、「全カードに廃棄効果付与」といった、デッキの根幹を制限する強力なギミックを使用します。
こうした仕様に対し、英語圏のユーザーからは「せっかく構築したビルドが敵のデザインによって完全に封じられ、何もできずに敗北するのは非常にストレスが溜まる」といった声が上がっています。
また、日本語圏のレビューでも、かつてのデッキ制限要素はプレイングで克服できるバランスだったのに対し、今回の調整は「特定の戦略以外のビルドを否定するような、極端な内容に感じる」といった指摘がなされています。
中国および国内外で相次ぐ否定的なフィードバック

海外メディアKotakuによると、否定的なレビューの多くは中国のユーザーによるものですが、前述したように不満の声は特定の言語圏に留まらず、英語圏やその他の地域でも広く確認できます。
中国からのこうした極端なレビュー行動の背景には、X(旧Twitter)やDiscordなどのSNSへのアクセスが制限されている地域において、開発者に直接意見を届ける手段がSteamレビューに限られているという構造的な問題が指摘されています。
一方で、開発チームは本パッチにおいて、ゲーム内フィードバック機能の最大入力文字数を500文字から8,000文字へと大幅に拡張。より詳細な意見を直接受け取る体制を整えたものの、結果としてはSteamレビュー上での否定的な投稿が急増する事態となりました。
本作は現在も早期アクセス期間中であり、今回の多種多様な意見を受けて、製品版に向けた調整がどのように進むのか注目が集まっています。
開発元は4月の「ネオーレター」にて「厳しい締め切りは、雑で面白みのない作品を生み出す」などとしており、今後も長い時間をかけてゲームをアップデートしていくものと思われます。
『Slay the Spire 2』は、PC(Steam)にて2,800円で早期アクセス中です。











