Sumo Digitalが開発し、Secret Modeがパブリッシングを行うオンライン対戦デスレース『DEATHSPRINT 66』。現地時間9月12日にローンチすることが発表された本作について、Steamプレイテストでの先行体験の様子をお届けします。
『DEATHSPRINT 66』ってどんなゲーム?
本作の舞台となるのは、バックマン・メディアネットワークによる残忍で危険なショーが熱狂を巻き起こしている2066年の世界。プレイヤーはショーに参加するクローン選手として、死と隣り合わせの危険なコースを他の7人のプレイヤーと競いながら猛スピードで駆け抜けます。
なお、今回プレイしたのはテスト版で、練習モードは使用できなかったため、ぶっつけ本番でレースに挑みます。

危険なレースに挑戦!
早速PVPモードであるSHOWTIMEを選択し、死の徒競走に参加。計8人のクローン選手たちがスタートラインにつき、一般的なレースゲームのようにスタートを待ちます。

カウントダウンが終わると同時に、走っているだけとは思えないほどの超スピードで飛び出す選手たち。全く制御しきれずに操作を試す間もなく穴に落ちて死んでしまいました。


どうやらレーザーや落とし穴、巨大ノコギリなどのトラップに引っ掛かかり死んでしまうと右上の残機を失う様子。何度も死にながら少しづつ操作を覚えてレースを続行しましたが、壁走りなどのギミックやトラップに苦戦し、最下位の8位に。時間がかかり過ぎてゴール前にレースが強制終了してしまうという悔しい結果に終わりました。

しかし、色々試しながら動かしていたおかげで、大まかなシステムを把握できました。まず、キーボード操作におけるWは『マリオカート』で言うところのアクセル的な操作感。AやDはそれぞれ左折、右折のような感覚で入力すれば良さそうでした。

また、コースアウトしてトラップに関係なく死んでしまうことを防ぐにはドリフトが重要。急なカーブではShiftを押してドリフトを行えば安全に曲がりきることができました。
さらにマウス操作で、エネルギーを消費し一定時間スピードアップするSURGEや、コース上で獲得できる妨害アイテムの使用も可能。直線など比較的安全に走れる場所ではどんどんスピードを上げて、タイムを短縮していきましょう。



アイテムは、その場に地雷を仕掛けるものやコース上に巨大なノコギリを放つもの、一定時間無敵になるもの、攻撃判定のある牛のオーラをまとって自動で突進するものなど、どれも強力です。
アイテムを使いこなすプレイヤーが集まるマッチでは、コース上のトラップよりもアイテムによってプレイヤーが次々と倒れていくといった場面も見られるほどでした。

ドリフトやスピードアップ、アイテムの使用を意識して挑んだその後のレースでは首位争いに食い込める場面もしばしば。操作方法が分からず苦戦していた壁走りも、WとSで高さの調節が可能だと気づいた後は、トラップに引っ掛かる回数を劇的に減らして他プレイヤーとの駆け引きに集中できるようになりました。



コントローラー操作もお試し
順調に操作を習得していっていたものの、キーボードではWの入力を微調整しながらカーブを曲がるのが難しく、コースアウトしたり減速したりしてしまうことが多いのが難点でした。そこでコントローラーでのプレイも試してみることに。

やはりスティックで操作していると速度や左右の入力度合いを繊細に調整できるので、ドリフトのしやすさは段違い。また、急に目の前に現れたトラップを避ける際も、キーボードより直感的に位置を調整できました。


割り当てが必要なボタン数も少なく操作しやすいので、個人的にはキーボードよりもコントローラーの方がプレイに適している作品だと感じています。
最後に
車などの乗り物ではなく、自分の足で高速で駆け抜けるという爽快感が抜群の作品でした。また、選手がノコギリでミンチになったりレーザーで爆散したりといった振り切った描写は、スピード重視のゲーム性と相性抜群でさらにレースを白熱させてくれます。

なお、プレイできないレベルのラグには遭遇しませんでしたが、プレイヤーが密集した際などにフレームレートが低下する場面が見られたのがやや心配。また、テスト版では体験できませんでしたが、メニュー画面にはPVP以外にPVEのエピソードモードや練習用と思われるリハーサルモードも存在していました。

走る速度が速すぎて操作が難しい部分もありましたが、トラップ自体は慣れれば避けやすいものが多いため、総合するとハラハラできるちょうどいい難易度となっている印象。アイテムによる妨害・逆転要素も備えた気持ちよく遊べるレースゲームでした。

『DEATHSPRINT 66』はSteamにて現地時間9月12日リリース予定です。
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