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「初音ミク」も活躍できる『マジック:ザ・ギャザリング』統率者戦、禁止カードの扱いを巡る騒動からルール管理を外部団体からウィザーズ・オブ・ザ・コーストに移管

最近の『マジック:ザ・ギャザリング』は「初音ミク」などとの外部コラボが盛んな事を知ってました?その背景とそれに関わる騒動を解説します。

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「初音ミク」も活躍できる『マジック:ザ・ギャザリング』統率者戦、禁止カードの扱いを巡る騒動からルール管理を外部団体からウィザーズ・オブ・ザ・コーストに移管
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近年の『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、『MTG』)では、外部のIPとのコラボレーションが盛んになっています。

楽天ブックス「Secret Lair Camp Totally Safe Superdrop Secret Lair x Hatsune Miku」より引用

その中でももっとも日本で反応が大きいのが「初音ミク」で、期間限定で発売される特殊カードセット「Secret Lair」と「初音ミク」のコラボレーションが2024年春・夏・秋に行われており、現在は秋のセットが予約受付中です。

このコラボレーションカード人気の裏にあるのが「統率者戦」の人気です。「統率者戦」は各プレイヤーがお気に入りの伝説のクリーチャーまたはプレインズウォーカーを1枚選択して「統率者」とし、基本土地を除きデッキに積めるカードは各1枚ずつ、計99枚(統率者を含めて100枚)のデッキを作り、初期ライフ40点、通常4人の多人数対戦を行うフォーマットです。後に解説する禁止カードとジョークカードセット、そして統率者として扱えるカードの制限を除き、使用できるカードに制限はありません。

この「統率者戦」はMTGアリーナなどのデジタルゲームには実装されていませんが、お気に入りの統率者カードを「切り札」として使える(コストさえ払えれば自分のターンでいつでも唱えられる。2回目以降の使用はコストが増していく)こともあって、実際のカードで行うカジュアル戦向けのルールとしては(特にアメリカ本土で)非常に人気があります。この影響もあり、『MTG』開発元の「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」(以下、「WotC」)は統率者戦向けの構築済みデッキや、統率者戦向けのカードが多く収録される傾向にある先述した「Secret Lair」を頻繁に発売するようになり、本流のエキスパンションセットにも、統率者戦を強く意識した性能のカードが登場することになりました。

統率者戦を意識し過ぎたあまり、「《有翼の叡智、ナドゥ》は、デザインに失敗しました。」で始まる禁止カード輩出の謝罪文が出されて話題になったりするわけですが……そこはそれ。

統率者戦ルール委員会の禁止カード制定が炎上、今後統率者戦のルール整備はWotCへ移管

統率者戦におけるルール整備はMTGの発売元であるWotCが行っているわけではなく、「統率者戦ルール委員会」と呼ばれる外部団体が行っていました。この委員会が、新たな禁止カードを制定したことから騒動は始まります。

騒動の発端となったカードの1枚目は《魔力の墓所》。痛いダメージを受ける可能性はあるものの、出してすぐマナが加速できる強力なカードです。

そして2枚目は《宝石の睡蓮》。統率者を1度だけ素早く出せるという、使用対象が統率者に限られていることを除けばMTGで最も有名なカードの1つ《ブラック・ロータス》とほぼ同じ性能の強力なカードです。

これらの2枚のカードは非常に強力ですが、「カードをデッキに1枚しか積めない統率者戦では著しく強力なわけではない、他にも統率者戦限定の強力なマナ加速はある」「《宝石の睡蓮》はむしろ《ブラック・ロータス》を統率者戦向けにアレンジした、MTGの正式ルールとは異なる統率者戦ならではのカード」といった声が実際の統率者戦プレイヤーの間から挙がりました。

こうした声は苦情や批判の嵐へと変わり、統率者戦ルール委員会は炎上状態になってしまい、SNSを非公開へ変えた委員会メンバーも現れました。

こうした声を受け、2024年9月30日に統率者戦のルール管理が統率者戦ルール委員会からWotCへと移行する宣言が出されました。

外部委員会とユーザー間の認識のすれ違いから炎上が発生してしまった今回の騒動。WotCがどのようにして鎮静化を図るのか、注目が集まります。


《ずんこ。》

石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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