
11月19日午前8時から「Steam Deck OLED: 限定版ホワイト」モデルが国内で予約が開始されます。
国内のポータブルゲーミングPCの需要拡大に大きく貢献した「Steam Deck」は現在も市場でその存在感を放っており、この限定版ホワイトモデルにも注目が集まっています。
今回、Valveのプログラマーであるピエール=ルー・グリフェ 氏にこの「限定版ホワイト」モデルに関するミニインタビューを実施。気になる通常版OLEDモデルとの仕様の違いや交換部品についてなど伺いました。

――ホワイトモデルは通常のOLEDモデルと比べて構成パーツのマイナーアップデートなどされているのでしょうか。
ピエール=ルー・グリフェ 氏/ プログラマー(以下グリフェ):限定版ホワイトモデルは、キャリングケースがホワイト以外は通常のSteam Deck OLED 1TBモデルと同じ仕様となります。
――ホワイトカラーモデルを修理に出す時、同色の交換部品は用意されているのでしょうか。
グリフェ:限定版は通常版と同様の保証および交換ポリシーの対象となります。日本、韓国、台湾、香港向けの公式修理プログラムに関しては、当社のパートナーであるKOMODO社が積極的に検討しています。
――Valveや他メーカータイトルとのコラボレーションモデルについては予定されていますか。また、ユーザーから「ブラック以外のカラーリング」を求める声はどれほど届いていましたか。
グリフェ:エンドユーザーからさまざまな色の組み合わせに関するリクエストや関心が多く寄せられており、コラボレーションモデルに興味を持っている多くのデベロッパーとも話をしました。今後の決定に関しては、このフィードバックや限定版ホワイトの反応を参考にしていきます。

――Steam Deckに最適化されたSteamのタイトルは、他社の携帯型のゲーミングPCでプレイするよりも非常に快適に動作する印象があります。これはゲームメーカーとどのようなやりとりをして実現しているのでしょうか。
グリフェ:私たちはSteamOS上でゲームの最適化を直接行い、基盤となるハードウェアでゲームが可能な限りスムーズに動作するように、独自のカスタムグラフィックドライバーを開発しています。一方で、開発者とのやり取りの多くは、携帯型デバイス上でのゲームタイトルのユーザー体験に関するものであり、パフォーマンスに関するものではありません。その結果として行われる変更は、Steam Deckだけでなく、幅広いPC構成においても体験を向上させる傾向にあります。
本モデルの仕様は通常版Steam Deck OLED 1TBモデルと同様になり、限定版ホワイトの専用キャリングケース、限定版ホワイトのマイクロファイバークリーニングクロスが付属します。
仕様
1TB NVMe SSD
1280 x 800 HDR OLEDディスプレイ(プレミアムアンチグレアエッチングガラス採用)
7.4インチ(対角)
6nm APU
Wi-Fi 6E
50Whrバッテリー;3~12時間のゲームプレイ(コンテンツによって異なります)
45W電源(2.5mケーブル+ポーチ付属)
限定版 脱着ライナー付き キャリングケース
Steamプロフィールバンドル (1TB OLEDモデル同様)
起動動画(1TB OLEDモデル同様)
仮想キーボードテーマ(1TB OLEDモデル同様)
「Steam Deck OLED: 限定版ホワイト」モデルは数量限定でKOMODO Steam Deck ストアにて販売、価格は、109,800円です。なお、購入は、一人につき1台までとなっています。
¥1,099
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)









