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2166年のメキシコ舞台の『Fallout: New Vegas』向け大型Mod「Fallout: Nuevo México」が開発中止に―自身の精神状態と膨大なコストで“継続不可能”

これまでさまざまなロケーションを描く映像が公開されていました。

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2166年のメキシコ舞台の『Fallout: New Vegas』向け大型Mod「Fallout: Nuevo México」が開発中止に―自身の精神状態と膨大なコストで“継続不可能”
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ベセスダ・ソフトワークスの『Fallout: New Vegas』向けの大型Mod「Fallout: Nuevo México」の開発が中止になったことが、同コミュニティ公式Discordチャンネルにて発表されました(The Gamer経由)。

初代『Fallout』から数年後のメキシコを描くMod

「Fallout: Nuevo México」は、シリーズ第1作『Fallout』から5年後となる2166年のメキシコシティを描くMod。2021年に制作が発表され、これまで開発中止となったBlack Isle Studios版『Fallout 3』に登場予定だったロケーション「Tibbet's Prison」などを披露するトレイラーなども公開されていました。


本プロジェクトを手がけるModderのZapshock氏は、今回の開発中止に関しては「自身の精神状態を考慮した上で決定した」とコメント。これまで数千時間を費やしてきた愛すべきプロジェクトであるものの、チームが4人以下であることや、開発コストがあまりにも膨大になったことで「開発者全員が前に進み続けるのは不可能と判断した」としています。

投稿では、プロジェクトのキャンセルを決断したことは心苦しいが、開発に関わってきた時間は「いつまでも大切にしていきたい」と述べています。また、これまで関わってきてくれたコミュニティを含むすべての方への感謝を述べ、今回の判断に対する理解を求めています。

2024年には『Fallout 4』向けの大型Modも開発中止に

『Fallout』シリーズ向けの大型Modでは、2024年10月に『Fallout 4』のエンジンで初代『Fallout』をリメイクするMod「Fallout: Vault 13」の開発中止も発表されています。同Modは2021年に開発が発表され、2024年8月にはゲームの序盤を体験できるデモ版をリリースしたものの、開発チームの燃え尽き症候群など複数の要員が重なったことで、精神状態を優先して中止を決断しています。


なお、昨年には『Fallout 4』向けの大型Mod「Fallout: London」は、2024年7月にGOG.comを介してリリースされています。こちらは核戦争後のイギリスを舞台にした『Fallout』世界を描き出しているもので、リリース初日に50万ダウンロードを達成しています。同プロジェクトでは、現在新たに同Mod向けのDLCを計画していることも明らかにしています。


ライター:Mr.Katoh,編集:TAKAJO

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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