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コスタリカのスーパーマーケット「SÚPER MARIO」任天堂との商標権を巡る裁判で勝利―「最初は諦めようかと思った」と経営者

任天堂が多くのカテゴリーで登録している中で「食料品店」は未登録だったとのこと。

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コスタリカのスーパーマーケット「SÚPER MARIO」任天堂との商標権を巡る裁判で勝利―「最初は諦めようかと思った」と経営者
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コスタリカのスーパーマーケット「SÚPER MARIO」は、名称を巡って任天堂が起こした訴訟について、勝訴の判決を得たことを公式Facebookにて発表しました。海外メディアMetroおよびGoNintendoなどが報じています。

2013年創業のスーパーマーケット

スーパーマーケット「SÚPER MARIO」は2013年にコスタリカのサン・ラモン地区で創業。同年に食料品店のカテゴリーで名称を登録しており、2024年に同社が再登録するタイミングで任天堂から名称に関する訴訟が行われたようです。

Facebookでの投稿によると、任天堂は「SUPER MARIO」の名称をビデオゲーム、衣類、収集品、おもちゃ、学用品、装飾品など多くのカテゴリーで登録していました。しかし、登録されたカテゴリーの中に「食料品店」がなかったとして、スーパーマーケット側に有利な判決が下されたということです。

コスタリカの文化では「スーパーマーケットマリオ」

投稿の中では、今回の裁判で相手があまりに大きな存在であり、提出された法的文書の数などから最初は諦めることも考えていたようです。しかし、名称登録を担当してくれた同社の法律および会計顧問と共にこの件に取り組み「数日前に素晴らしい知らせをもらった」とコメントしています。

なお、コスタリカでは一般的にスーパーマーケットのこと「SÚPER」と呼んでいるそうで、この「SÚPER MARIO」は「スーパーマーケットマリオ」という意味になっているようです。こういった意味合いや認識の違いも任天堂にとって不利になったのではないかとMetroは指摘しています。


ライター:Mr.Katoh,編集:H.Laameche

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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