「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発

ある日突然、自分のゲームのコピーがコンソール向けストアで売られていた!?悪質な業者による盗作に怒りを隠せない開発者。

ニュース ゲーム業界
「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
  • 「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
  • 「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
  • 「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発

2022年にSteamに早期アクセスとして登場し、2025年2月21日にPS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチにも正式リリースされた「非常に好評」ホラーゲーム『The Backrooms 1998』ですが、同作をコピーし、無断改変を加えた上で各種ストアで販売している詐欺的な会社があるとして、開発者が海外掲示板Redditにて告発しました。


対象のソフトはニンテンドーストアでは2月27日現在も販売中

『The Backrooms 1998』開発者が「詐欺会社」として名を挙げた開発会社は「COOL DEVS」。この開発会社は主にコンソール向けに「どこかで見たような」ゲームを多数配信しています。ニンテンドーストアのページで検索してみるとそれが顕著です。

『The Backrooms 1998』Steamストアページより
『Backrooms Horror Escape』ニンテンドーストアページより

そして、『The Backrooms 1998』の制作者が「盗作だ」と指摘しているのが、ニンテンドーストアで現在も配信中の『Backrooms Horror Escape』です。2作品のスクリーンショットを比較すると確かに酷似している部分があり、『The Backrooms 1998』の制作者は「私のゲームを丸ごと盗み、コピーし、カバーとして質の悪いAIを貼り付け、コンソールでリリースして、プレイヤーを騙すために販売したのです」と主張しています。同制作者はimgurにて自作と『Backrooms Horror Escape』の比較画像を投稿しています。Unity製ゲームは使用している素材の差し替えが容易であり、安易な盗作・販売の可能性を否定することはできません。一方で「Backrooms」自体はビジュアルも含めて非常に一般的な題材となっているのは注意しましょう。

この告発を受けて、『Backrooms Horror Escape』はPSとXboxのストアからは削除されたものの、まだニンテンドーストアには残ったままです。『The Backrooms 1998』の制作者はこれらのプラットフォームにDMCAリクエストを提出したとしており、近日中には削除されるのかもしれません。同氏は「コンソールプラットフォームがこのような詐欺を許し、それを隠蔽する仕組みが理解できません。これは小規模なインディー開発者や、これらのゲームを本物のゲームだと思って購入して詐欺に遭うプレイヤーにとって有害です」と大きな怒りを見せています。


本家本元の『The Backrooms 1998』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチでそれぞれ配信中です。

A big scam company just stole my whole game from steam, ripped it and sold it as their own on Playstation and other consoles.
byu/Steelkrill ingamedev
ライター:ずんこ。,編集:Akira Horie》

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

+ 続きを読む
Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

n/a

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 『モンハンワイルズ』1,958円、『FF16』『グレイセス エフ リマスター』『P5R』『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は全て2,178円! ゲオ店舗のセールを実地調査

    『モンハンワイルズ』1,958円、『FF16』『グレイセス エフ リマスター』『P5R』『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は全て2,178円! ゲオ店舗のセールを実地調査

  2. 【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

    【70%オフ】シリーズ30周年の『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』セール中!3作品収録でお得

  3. Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析

    Valveの新型PC「Steam Machine」価格はいくらになる?部品コストから将来性まで徹底分析

  4. 『GTAオンライン』最新アプデで満を持して本編主人公マイケルが登場―“ちょっと老けた“姿に時の流れを感じる

  5. 年6万円が年320万円以上に…1人で使うなら年間費用「53倍以上」の衝撃、有名フォントの商用ゲーム組み込み向けライセンス更新終了に大きな波紋―見慣れたゲームの見た目変わるかも

  6. ゲーム開発においてAIは「ツール」である―ベセスダのトッド・ハワード氏が見解述べる

  7. 「にゃるら氏を外さないとアニメを中止する」『NEEDY GIRL OVERDOSE』アニメ発表直前にプロモーションから外されたにゃるら氏が声明【UPDATE】

  8. 全て最安値を更新!『風来のシレン6』3,000円、『DREDGE』1,028円、STG『コットン』シリーズ2作品が各214円に【eショップのお勧めセール】

  9. 発表わずか2日で…『POSTAL』スピンオフ『POSTAL: Bullet Paradise』生成AI利用の疑いで発売中止を決定―コミュニティから意見が殺到、殺害予告も

  10. Steam“AI使用ラベル”巡り業界意見真っ二つ―Epic GamesのCEOティム・スウィーニー氏ら削除主張にValveスタッフ“食品成分表示”なぞらえ反論

アクセスランキングをもっと見る

page top