『PAYDAY』開発者の新作協力FPS『Den of Wolves』メディア向け試遊レポ!まさかのリアル強盗計画立案が始まって、没入感満載の体験会に | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『PAYDAY』開発者の新作協力FPS『Den of Wolves』メディア向け試遊レポ!まさかのリアル強盗計画立案が始まって、没入感満載の体験会に

まるで本物の強盗!?ドキドキの近未来強盗を体験してきた。

連載・特集 プレイレポート

“強盗”をテーマにしたCo-opシューターの金字塔である『PAYDAY』シリーズ。同作のオリジナルクリエイターが独立し、立ち上げたスタジオ10 Chambersは、現在新作強盗Co-opシューター『Den of Wolves』を開発中です。

発表から1年強経過した今、10 Chambersの開発メンバーが来日し、アジア圏のメディア向けに試遊イベントを開催しました。本記事では、試遊版の内容をお届けします。なお、プレイの内容はプレアルファ版に基づくものであり、早期アクセス時には変更されている可能性があります。

まずは準備ミッション!『GTFO』よりもゆるい難易度に安堵

本作は、最大4人で協力するCo-op FPSです。舞台はAIによるサイバー攻撃が深刻化した近未来で、プレイヤーは犯罪起業家として強盗をしてお金を稼ぎます。

試遊イベントでは本格的な強盗に入る前に、肩慣らしの準備ミッションをプレイしました。この準備ミッションでは、金庫を開けるドリルを入手するのが目的。まずは、警備が手薄なところを狙ってステルスで潜入します(もちろん、ラウドプレイも可能)。リリースされる際も、準備ミッションで情報やアイテムを集めてから本格的な強盗に挑むという構造になっていて、『GTAオンライン』のように強盗になりきったプレイが楽しめそうです。

基本的なシステムは『PAYDAY』や『GTFO』を踏襲しており、音の出ない近接攻撃は左クリック長押しで力を溜めることができたり、セキュリティをアンロックするために指定地点のサークルに集まったりと、協力が不可欠なデザインになっています。

とはいえ、我々がプレイした準備ミッションの難易度は抑えめ。たまにステルスを失敗させつつも、大きな問題を起こさずクリアしました。筆者は『GTFO』の高難度ぶりに悶えた経験があるので身構えていましたが、簡単に乗り越えられたため「なんだ、思ったより楽勝だったな」と安堵しました。

「おい、こっち来い!」突然の呼び出し、その理由とは……

すると、一緒にプレイしていた10 Chambersのスタッフから「おい、こっち来い!」と、部屋の外までお呼び出しが。「やばい、もしかしてなんかやらかしちゃったのかな。ステルス失敗したのはまずかったか?」と胸をバクバクさせながらついていくと……。

突如机の上に、大きな紙を広げるスタッフ。これは……??と困惑しているうちに、赤ペンでいろいろ書き出します。よく見てみると、これはこれから挑むミッションのマップ! なんと、リアルな強盗のように、実際に計画を立て始めたのです。

「まずはここでお金の入った袋を取りに行く。二手に分かれるけど、君たちはどっちから攻める?」と次々に計画を立ててくれます。超頼もしい! 実際どういった流れになるかはもちろんプレイしないとわかりませんが、事前に計画を立てることで動く順序を予習しておけるのは心強いです。 これをオンラインでやるのも楽しそうですね。

いよいよ強盗開始!本番は協力必須で歯ごたえアリ

最終目標まで計画を立てたところで、ついに本番の強盗へ。ここでやることは、まずはエレベーターから侵入し、金庫をドリルで開けてお金と規定数のパスキーを奪うこと。そこから制御室へ入り、メイン金庫を解錠して中の物を盗み、窓を開けて脱出します。

金庫を開けるドリルは生き物のような動きをするキュートなものに変わりましたが、たまに動作を停止するため直してあげなければならないという点は同じ。今回のミッションでは最初から敵が襲ってくるため、ステルスは難しそうです。

プレイヤーはショットガン、LMG、AR、SMGといった武器や、シールド・オートタレットといった装備をプレイ前に設定できるので、好みに合わせて戦うことができます。

シールドはどんどん消耗していくものの、敵からの弾を防ぎつつこちらの弾は貫通するという近未来テクノロジーな性能となっており、パーティに2人分は必須であると感じました。最初から2つほど所持しているほか、一度展開したシールドは拾って再利用が可能なので、いかに捨てずに使えるかは重要な攻略テクニックになりそうです。

敵の中には耐久力が高いボスのようなものが出てきたり、思わぬ入口から応援が来たりと、ハプニングは多め。なるべく単独行動せず、効率よく敵を倒す必要があります。

今回の強盗では、本作ならではの要素である「The Dive」も体験。これは重要人物の脳内世界に入り込むというもので、海外ゲームによくある精神世界をさまようパートが強盗中に挟まるようなイメージです。

精神世界といっても、ありがちなただ歩くだけというものではなく、しっかりとミニゲーム仕立てになっているのが良いポイント。

今回プレイしたものは、壁を歩いたり、足場から足場へとジャンプしたり、一人称視点の3Dプラットフォーマーのようになっていて、浮遊感のある気持ち良いアクションが楽しめました。万が一失敗してしまっても大きなペナルティなどはなく、再度やり直し可能です。

パスキーを取って制御室に行くと、中央にあるメイン金庫が解錠可能に。ヘックスタイルがドーム状に構成された超クールな見た目です。タイルが1枚ずつ開いていくさまは圧巻で、こうした近未来設定ならではの雰囲気が楽しめそうなのが良いポイントです。

本マップの最終目標は、先述した通り窓からの脱出。筆者のチームは皆で協力しつつ順調に進んでいましたが、終盤になるほど敵の攻撃も苛烈になり、歯ごたえがあります。弾薬やシールドなどがジリ貧になり、1人の仲間を犠牲にしつつも、爆弾を仕掛けて窓を大破。見事脱出に成功しました。

なお、お金を運べるのは1人あたり1つだけですが、脱出予定地点にバッグを投げ捨てておくことで、ボーナス報酬を狙うことも可能。その分リスクも上昇しますが、シューターの腕に自信のある強盗の皆様はぜひチャレンジしてみてください。


『Den of Wolves』は、『PAYDAY』や『GTFO』などのCo-opの楽しさを近未来という設定を活かしたクールなデザインやゲームプレイ要素と掛け合わせており、新たな楽しみを実現しています。ぜひフレンドとも「強盗計画」を立てつつ、協力して遊びたい作品となっていました。 

『Den of Wolves』は、Steamでの早期アクセスを目指して鋭意開発中です。


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ライター:みお,編集:TAKAJO

ライター/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。ちなみに好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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  • スパくんのお友達 2025-04-01 23:44:02
    はやく遊びたい
    本当に楽しみにしてる
    11 Good
    返信
    他の返信を表示 返信を非表示

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