今回は、IGNITION Mが手掛け、holo Indieから発売されたPC向けタイトル『MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-』をプレイ!本作は、2021年に発売された『ラズベリーマッシュ』に、hololive English -Myth-のメンバー・森カリオペさんをフィーチャーしたピクセルローグライクアクションです。

こういうコラボ作品の場合、版権料などの影響でオリジナル版より価格が上乗せされることが多いのですが、本作はなんとオリジナル版よりも安い価格設定になっています。ビックリだ。
◆死神休業中のVTuberが冥界にやってきた!

森カリオペは、死神業を休業してVTuberとしての活動に励んでいた。その頃、冥界では「神」を名乗るものの出現により、現実世界とのゲートが封鎖されてしまっていた。カリオペに休暇を与えたデス先生だったが、その勢力に追い詰められ、彼女を冥界へ緊急転移させることになる。

そして転移の代償に、カリオペの「記憶」の一部が分断され、彼女に残された記憶は、自身が死神だということだけだった。

公式サイトによると、カリオペさんは死神業のかたわら、VTuberとしても活動しているようだ。

デス先生によって強制的に冥界へ送り戻されたカリオペさん。神を倒さない限り、現実世界に戻ることも、休暇を続けることもできないようだ。

草刈り鎌による近接攻撃と、豆鉄砲の遠距離攻撃が可能だ。操作確認のために草刈り鎌を振り回していると、本棚や机をぶっ壊してしまった。オブジェクトが破壊できるゲームって気持ち良いよね。

ベッドや机、壁に掛けてあるものまで、部屋のあらゆるものが破壊できちゃった。

次の部屋はデス先生の研究室みたいだな。オブジェクトを破壊するとお金が手に入るので、ここでも破壊に精を出す。ごめんね、デス先生。僕の小銭のために我慢してくれ。

次の部屋には3つの宝箱が置いてあり、近距離武器、遠距離武器、アーティファクトと呼ばれる強化装備が入っていた。武器や装備にはレア度があり、それぞれに特殊な効果が付与されている。宝箱から強化付与マシマシの近距離武器が手に入ったので、死神の象徴とも言える鎌と早々にお別れだ。
装備を整えたら、敵が闊歩するバトルエリアに移動するぞ!
◆何度も死んで蘇れ、強化の鍵は高レア武器!

攻略するフロアはいくつもの部屋がつながっていて、敵が出現する部屋や、ショップ部屋、宝箱部屋、そしてボス部屋などで構成されている。敵を倒してお金を貯め、ショップや宝箱から良い装備をゲットしてボスに挑むというのが基本的な進め方になる。

いきなり敵部屋か!銃や槍を持った豚や、コミカルなゾンビのような敵が襲いかかってきた。今装備してるハンマーは上から2番目のレア度で、感電などの付与強化がモリモリに施されている。この程度の数の敵なら楽勝だろう。

ハンマーは重めの武器なので攻撃速度は遅いものの、感電の効果で敵の動きを止めている間にコンボを決めて倒せたのは良かったんだけど、倒し方がなかなかにグロい。ぶっ叩いた豚さんの首がコロコロ転がっていったのだ。

全ての敵を倒し終えると、元の部屋の雰囲気もあり、まるで拷問部屋みたいになってしまった。いや、もとから拷問部屋だったかもしれないけど。

ショップ部屋には、武器や弾薬、回復アイテムが販売されていた。お、強そうな銃が売ってるな。でもちょっとお金が足りないや。

そんなときは、オブジェクトをぶっ壊して小銭を稼ぐのだ。デス先生が「ピアノだけは壊さないでくれ!」懇願しているけど無視してぶっ壊したぜ!

って、あれ?もしかしてデス先生の逆鱗に触れて、死亡扱いで最初に戻されちゃった?一度死亡すると、これまで手に入れた武器などの装備は全て失った状態で再スタートになってしまうのだ。せっかくレアな武器を手に入れたのに……!

といっても何もかも失うわけではなく、敵を倒して手に入れたエネミーソウルやお金の一部は次に持ち越せるのだ。エネミーソウルは、アーティファクトや回復アイテムの所持数増加や、レア装備の出現率を増加させるものと交換が出来るので、2周、3周と繰り返すごとに有利に進められるようになる。

ただ、序盤のうちは装備の引きが悪いとザコ敵にすら結構手こずってしまう。とくに銃を持ってる豚は厄介で、近接攻撃でコンボを決めている最中に被弾してしまうことが多い。

遠距離武器は、マシンガンのように銃弾を素早くばらまくタイプもあれば、発射までに数秒を要するレーザータイプもあるので、敵の目の前であたふたせずにすむように、事前に試し撃ちをしてどのタイプか把握していないとな。

何度かの死に戻りを重ね、フロア1のボスにたどり着いた。巨大な豚さんが弾幕シューティングさながらの攻撃をしてきて厄介……と思いきや、このボスの攻撃パターンは一定なので、ザコ敵の群れを相手にするよりも戦いやすい。あっさり撃破だ。

ボス撃破後はご褒美タイムだ。宝箱からランダムで装備が3つ手に入る。レベルアップのシステムはないので装備が全てだ。運が良ければ最初からレジェンダリーの装備も手に入って攻略がぐっと楽になる。

次のフロアも、ザコ敵を蹴散らし、ボスを撃破して進んでいく。

隠しルートも存在し、ランダムで特別なボスも登場するようだ。急に実写風のボスが出てきたんだけど、カリオペさんに関係する人物なのか、それともオリジナル版から登場しているのかはわからないが、撃破すると10万を超えるお金を吐き出してくれた。

これでアイテム買い放題じゃん!ショップの商品全部くれ!!

ショップの商品はランダムなので、低レアな装備しか登場しないときもある。ろくに装備も刷新できず、大金を抱いたまま次のボスにやられてしまうのだった……。
7時間ほどでクリアできました。
難易度は、レア度の高い装備を手に入れられるかどうかで変動します。各フロアには宝箱部屋やショップもあるので、フロア2くらいまで進めば良い武器を手に入れられるチャンスがあるでしょう。
ボスは弾幕シューティングさながら画面いっぱいに攻撃をしてきますが、慣れればドッジロールでの回避でほとんどダメージを喰らわず倒せました。
BGMは森カリオペさんによるボーカル曲が採用されていて、どの曲も非常にノリが良く、本作の世界観にマッチしているように思います。ときどき喋るボイスも可愛いです。
ちなみに僕はVTuberにまったく詳しくなく、森カリオペさんのことも本作で初めて知りましたが、それでもしっかり楽しめました。
全体的に易しめの難易度なので、アクションが苦手な方でも楽しめると思います。
『MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-』はPC(Steam)向けに発売中です。
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