元学校の先生が描くケイとホンドーの物語『スター・ウォーズ 無法者たち』DLC第2弾「A Pirate’s Fortune」クリエイターにインタビュー! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

元学校の先生が描くケイとホンドーの物語『スター・ウォーズ 無法者たち』DLC第2弾「A Pirate’s Fortune」クリエイターにインタビュー!

今回もニックスは大活躍!

連載・特集 インタビュー

2025年4月18日から20日にかけて、スター・ウォーズの大型ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」が幕張メッセにて開催中です。

会場にて『スター・ウォーズ 無法者たち』のDLC第2弾「A Pirate’s Fortune」が発表されました。

このDLCを制作したマッシヴ・エンターテイメントから、クリエイティブ・ディレクターのDrew Rechnerさんにインタビューさせていただくことが叶いました。


――スター・ウォーズというIPに挑戦するうえで、どんな意気込みで臨みましたか?

Drew Rechner氏(以下、Drew):素晴らしい経験でした。我々のチームはほとんど皆スター・ウォーズの大ファンですので、この機会を嬉しく思います。

私自身、小さい頃の記憶として、ディズニーランドの「スター・ツアーズ」に乗ってC3POやR2D2に初めて出会ったときのことを覚えています。

――ちなみにスター・ウォーズについてはどのコンテンツ(本編、外伝、ドラマ、ゲームなどなど)がお気に入りですか?

Drew:どの作品も好きですが、特に映画版はエピソード1から9まですべて愛しています。テレビドラマだと「キャシアン・アンドー」のシーズン2が面白かったですね。

ゲームだと『スター・ウォーズ ジェダイナイト2:ジェダイアウトキャスト』や『STAR WARS: TIE-Fighter』、他には『Star Wars: Knights of the Old Republic』も面白かったですね。

チームを見ても大ファンばかりで、501部隊(スター・ウォーズのコスプレを行う団体)に所属している人もいたり、すべてのコミック作品を読んだ人もいます。

――今回のDLCで新しいゲームプレイはありますか?どんなものになるのでしょうか?

Drew:新しいストーリーがあります。ケイ・ヴェスホンドー・オナカーがバディを組んで戦うシナリオです。

もちろん、新しいエリアも登場し、サイドクエストやコントラクトも追加しました。「ミユキ通商連盟」というグループとやりとりすることが多いです。

トレイルブレイザーやスピーダーのアップグレードや、ブラスターモジュールなども追加されます。スピーダーに乗りながら撃てる武器や、スナイパーライフルなど、多種多様なアイテムが登場するので期待してください。

――ストーリーの時系列としてはいつになるのでしょうか?

Drew:本編の直後なので、メインクエストをクリアしたらすぐにプレイできます。スタンドアロンの物語なので、映画には関わりません。

――ファンにはニックスの可愛らしい仕草が愛されているようですが、今回もその姿はたっぷり見られるのでしょうか?

Drew:はい、沢山あります(笑)。ケイは必ずニックスと行動しますからね。ただ、ホンドーとニックスが一緒に過ごす時間もありますよ。

――ゲームとは直接関係ありませんが、学校の教員だったとお聞きしました。いかにしてゲーム業界に興味を持ち、マッシブ・エンターテイメントに入社したのでしょうか?

Drew:子どもの頃からゲームは好きで、よくMODを作っていました。『ネヴァーウィンター・ナイツ』『Unreal Tournament』などですね。

14か15歳で初めてコードを書き、ゲームを作りました。その時はまだゲーム業界には入らないと思ってましたが。

(教職を経てゲーム業界へ入ってみると)それぞれの仕事はクロスオーバーするところがあるなと感じました。自分の考えているコンセプトを理解しやすい言葉に直すスキルとかね。

教師でもゲーム開発者でも、相手がどう楽しんでるか、ちゃんとすべきことをわかっているかを考える必要があります。

――『ディビジョン』シリーズや『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』での開発経験はどういった具合で活きましたか?

Drew:「ディビジョン」の時はゲームコミュニティとのやりとりを学ばせていただき、その経験がのちに活きました。ファンからのリクエストを取り入れることの大事さですね。

『アバター』ではもうすでに確立したIPをどう落とし込むかを学びました。そして、ゲームプレイのなかでどうやってストーリーを伝えるかについても考えました。

どの作品でも世界観を構築することに注力したように思います。

――開発中もっとも苦労した点は何でしょうか?また、記憶に残るエピソードやアクシデントなどがあれば教えてください。

Drew:チームとしてもっともエキサイティングでチャレンジングだったのが、ホンドーをどうアレンジすべきか、またどうしたらファンに理解してもらえるかという点でした。ストーリーに彼がいるという感覚を作らなきゃと思ったんです。

結果として、ケイと一緒に戦うキャラクターという面と、メンターとしての面が同時に引き出せたと思っています。ケイとの間に軽妙なやりとりもあるのでお楽しみに。

――今後ゲームで表現してみたいスター・ウォーズのキャラクターやエピソードなどはありますか?

Drew:今のところはノープランです。個人的な展望としては、今後も新たなスキンを追加していきたいですね。トレイルブレイザーやスピーダー、ニックスも込みで、色々とアイテムを作っていきたいです。


教員とゲーム開発者という珍しい経歴を持っているからこそ見えてきたものや、マッシヴ・エンターテイメントの濃厚なスター・ウォーズ愛など、非常に楽しいインタビューをさせていただきました。

『スター・ウォーズ 無法者たち』DLC第2弾「「A Pirate’s Fortune」は、5月15日に配信予定です。


スター・ウォーズ 無法者たち スタンダードエディション -PS5
¥2,680
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:各務都心,編集:TAKAJO

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。ちなみに好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • スパくんのお友達 2025-04-19 7:45:45
    このゲームで登場した正史の設定をたくさんドラマとかに生かしてほしい
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-04-19 2:57:48
    アンドーシーズン2もう観たのかよ羨ましい
    2 Good
    返信

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top
Game*Spark
ユーザー登録
ログイン
こんにちは、ゲストさん
Avatar
メディアメンバーシステム