
2025年6月5日の発売が着々と迫る「ニンテンドースイッチ2」の現在発表されているソフトとして、『マリオカート ワールド』『マリオパーティ ジャンボリー』などマリオが出演する作品はあるものの、マリオが主演の2D・3Dアクションゲームはありません。これを受け、海外メディア「CNN」が米国任天堂(Nintendo of America)社長のダグ・バウザー氏に質問しています。
意外と少ない!?2D・3Dアクションマリオがローンチの任天堂ハード
2D・3Dマリオは任天堂ハードのローンチとして発売されるイメージが強いですが、調べてみるとそうでないハードも結構あります。例えば、2017年3月3日発売のニンテンドースイッチでの任天堂ローンチソフトは『1-2-Switch』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『いっしょにチョキッと スニッパーズ』の3作で、マリオは不在でした。
また2006年12月2日発売のWiiでも、任天堂のローンチソフトは『Wii Sports』『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『おどる メイド イン ワリオ』『はじめてのWii』の4作であり、やはりマリオが不在です。
2001年9月14日に発売されたゲームキューブに至っては、任天堂のローンチソフトは『ウェーブレース ブルーストーム』のほかは『ルイージマンション』と、弟にローンチソフトの座を奪われています。
そのほか1995年7月21日発売のバーチャルボーイの任天堂ローンチソフトも『マリオズテニス』『ギャラクティックピンボール』『テレロボクサー』と、立体視を意識したハードのせいか、マリオのアクションゲームはローンチに含まれていませんでした。
1983年7月15日に発売されたファミリーコンピュータのローンチソフトでさえも、『ドンキーコング』『ドンキーコングJr.』『ポパイ』と、マリオの名はありません。とはいえ『ドンキーコング』の主人公はマリオなので、FCローンチソフトに関しては一応マリオの2Dアクションゲームがあったという解釈で良さそうです。
そして任天堂の携帯機に目を向けて見ても、2011年2月26日に発売されたニンテンドー3DSの任天堂からのローンチソフトは『nintendogs+cats』のみでマリオ不在です。
以上のように、「マリオ」をタイトルに冠した明確にマリオが主役の2D・3Dアクションがローンチとして発売されたハードはスーパーファミコン(『スーパーマリオワールド』)、ニンテンドー64(『スーパーマリオ64』)、Wii U(『New スーパーマリオブラザーズ U』)、ゲームボーイ(『スーパーマリオランド』)、ゲームボーイアドバンス(『スーパーマリオアドバンス』)、ニンテンドーDS(『スーパーマリオ64DS』)の6ハードで、歴代の任天堂ハード数から考えると意外と少ないのです。
改めて任天堂の歴史を掘っていくと、任天堂ハードのローンチにおける2D・3Dアクションのマリオの登場率はそこまで高くないということで、スイッチ2のローンチにこの系譜のマリオが登場するのかどうかが気になるところ。
本件に関連して、4月7日付のCNNの「ニンテンドースイッチ2の発売日にマリオシリーズの新作は登場しないのか?」という取材に対し、米国任天堂(Nintendo of America)社長のダグ・バウザー氏は「どうぞお楽しみに。ご存じの通り、我々には(知的財産の)膨大なカタログがあります。きっとプラットフォームに搭載されるはずです」と語りました。
新作のマリオがニンテンドースイッチ2のローンチで出るかどうかは結局のところ曖昧なものの、ニンテンドースイッチ2の発売後にひょっこりと姿を現すのかもしれません。
「ニンテンドースイッチ2」は6月5日発売予定です。





