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業界の損失との声も…海外ゲームメディア「Polygon」がValnetにより買収。スタッフも離職

高い独立性と質の高さに定評のあった海外ゲームメディアPolygon、突然の買収劇。

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業界の損失との声も…海外ゲームメディア「Polygon」がValnetにより買収。スタッフも離職
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2025年5月1日、複数のゲームメディアを運営する企業Valnetは海外ゲームメディアPolygonを買収したことを発表しました。

Polygon買収により、編集長クラスもメディアを離れる

ValnetはTheGamerGame RantColliderなど、複数のメディアブランドを持つ企業です。今回Valnetの発表により、新たにPolygonが同社の傘下に入ることがわかりました。

そんななか、Polygonの創業者兼編集長のChris Plante氏Blueskyにて、「私はもうPolygonを離れました。もし採用活動を行っているなら、多くの才能あるライターや編集者を採ることを検討してください。買収については、私は関わっていないので触れません」と投稿しました。

Polygonの元リポーターであるNicole Carpenter氏、元ライターのMichael McWhertor氏も本件に関するコメントを寄せています。

今回Polygonを買収したValnetは評判の良い企業とは言い難く、海外メディアTheWrapは2025年3月20日付けで、同社の低賃金多重労働と搾取体質を批判する記事を公開しています。なお、その後ValnetはTheWrapを名誉毀損で提訴しました。

またPolygonの親会社であったVox Mediaのユニオンも、Blueskyにて「Polygonをこのような企業に奪われることは、Vox Mediaにとってだけでなく、業界全体、そしてインターネット文化全体にとっての損失です。持続可能性の観点から見ると、財務的にも長期的にもほとんど意味がなく、この企業とその従業員に対する配慮が欠如していることを物語っています」とのコメントを寄せています。

突然のメディアの買収から始まった今回の騒動。どうかPolygonが今後とも変わらない運営体制でやっていけることを祈るばかりです。

ライター:ずんこ。,編集:八羽汰わちは

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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編集/多趣味オタク 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Spark編集部員、デスク担当。特技はヒトカラ12時間。

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