
『Kingdom Come: Deliverance II』にてハンス・カポンを演じた俳優Luke Daleさんが、『グランド・セフト・オートVI(GTA6)』の延期を発表するポストを引用して喜びの声を上げています。一方でゲーム業界アナリストからは「この延期で2025年に得をした人はいないと思う」との考えも示されています。
『KCD2』にはGOTYのチャンス到来?

Luke Daleさんは『Kingdom Come: Deliverance II』においてハンス・カポン役を務めています。ハンス・カポンは前作である『Kingdom Come: Deliverance』にも登場し、DLC「ハンス・カポン卿の向こう見ずな愛の冒険」がリリースされるなど、主要な登場人物です。
そんなDaleさんはXにて「WE’RE IN WITH A SHOT! GOTY!(チャンスがあるぞ!GOTY!)」と『Kingdom Come: Deliverance II』のハッシュタグを付けて投稿。5月2日にRockstar Gamesが投稿した『GTA6』延期発表のポストを引用していることから、強力なライバルの発売が来年になったという意図が読み取れます。
なお同氏はその後「Kingdom Come: Deliverance 2 GOTY 2025」との投稿もしており、かなり期待が高まっている様子です。
業界アナリストはネガティブな反応
他方で、『GTA6』という期待の大作が延期を発表したことに対してCircanaのゲーム業界アナリストMat Piscatella氏は、良いことではないとの見解を海外メディアGamesRadar+に語っています。
「『GTA6』は特にコンソールにおいてプレイヤーを呼び戻すゲームであり、ハードウェア売上を増加させる原動力にもなるはずだった」と語るPiscatella氏は、「この延期で2025年に得をした人はいないと思う」との考えも明らかにしています。
Piscatella氏はアナリストとして売上や投資の面での見解を語っているため、単純にDaleさんの反応と矛盾しているとできるものではありませんが、大作の発売に関する動向はファンだけでなく様々なところにインパクトを与えていることは確かなようです。
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