2025年5月4日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて「東京ゲームダンジョン8」が開かれました。
そこでストーリーノートが手掛ける、心理カウンセリング×タイピングゲームの『Pain Pain GO Away!』を試遊させていただきました。本稿ではその内容をお届けします。

患者のトラウマに分け入るのだ 高速タッチが要求されるカウンセリング・タイピング・ゲーム
本作はとある診療所のカウンセラーが主人公。彼の下には毎日のように色々な患者さんがやってきます。彼は「P2GA」という最新の機械を使い、患者のトラウマを探り、カウンセリング&タイピングで原因を断つことを目的としています(ちなみにpain pain go awayとは「痛いの痛いの飛んでけ」という意味)。
本日やってきたのは高校生のフフカちゃん。ゴスロリ系のファッションに身を包み、過保護な母親に心配されていますが、かなり心を閉ざしちゃっています。そんなときはやはりP2GAの出番!
そこでゲームはタイピングに移ります。流れてくる文字をひたすらタイプしていきましょう。文字列はほとんどカウンセリングで使われていそうな、パーソナルな質問文ばかり。「年齢は?」「友達は?」といった表面的な話から始まり、徐々に彼女のコアに関わる話に変わっていきます。

ある程度以上質問を投げると、今度は彼女の心の声を聞くパートに移ります。「しんどい」とか「助けて」といった心の叫びが凄まじいスピードで流れてくるので、急いでタイプしていきましょう。

そしてラスト。トラウマの元凶となる友達の「かほちゃん」と遭遇。かなりグロテスクな見た目をしており、彼女のなかで相当な重荷になっていることが一目でわかります。ここではスピードも正確さも必要になり、一発クリアはかなり難しいように感じました。
なんとかかほちゃんを倒し、フフカちゃんはトラウマを克服できました。ママとも和解し、晴れやかな気持ちで帰っていきます。しかし、二日後。思いもよらぬニュースが診療所に飛び込んできて……
といったところで試遊は終わり。先が気になりますね~!
試遊の後、開発者にインタビューさせていただきました。

可愛いビジュアルの女の子と、不気味なトラウマのギャップ
――開発期間はどれくらいでしょうか?
株式会社ストーリーノート(金城陽太):2年ちょっとですね。
――発売はいつ頃になりますか?
株式会社ストーリーノート(金城陽太):2025年秋を予定しています。
――全体のボリュームはどれくらいでしょうか?
株式会社ストーリーノート(金城陽太):2,3時間くらいになりそうです。
――最後のクリフハンガーにはびっくりしました。
株式会社ストーリーノート(金城陽太):そうですね、タイピングゲームでどう物語を表現するかについては苦心しました。これからも色々な患者さんが来て、彼女たちを治していくことになるので楽しみにしていてください。
――本作のセールスポイントはどこでしょうか?
株式会社ストーリーノート(金城陽太):可愛いビジュアルの女の子と、不気味なトラウマのギャップですね。あとは歯ごたえのあるタイピングもあります。難易度はいま3つですが、これからもう少し増やす予定なので、そこもチェックしてみてください。

タイピングにカウンセリングを混ぜるという新しい発想が非常に面白かったです。日常的に使う言葉もだいぶ入っているので(ちょっとヘビーな文言ではありますが)純粋にタイピングソフトとしても重宝するでしょう。
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