2025年5月17日、Steamにておもちゃ屋経営シミュレーションゲーム『Toy Shop Simulator』が正式アクセスを迎えました。また、5月19日にはSteamにて酒屋経営シミュレーションゲーム『Liquor Shop Simulator』がリリースされました。
Steamで相次ぐ「Shop Simulator」ゲーム。みんな脱サラして自分の店を開きたい!?

『Toy Shop Simulator』では店にさまざまなおもちゃを配置し、やってくるお客さんの接客をします。入荷する商品や店内のレイアウトは、プレイヤーのセンスに任されています。

そして近い日にリリースされた『Liquor Shop Simulator』も基本は同じです。プレイヤーはさまざまなお酒やおつまみを揃え、店に並べ、やってくるお客さんの接客をします。

店内のレイアウトも、やはりプレイヤーのセンス次第で様変わりします。

なお『Liquor Shop Simulator』には「Black Friday Mod」なるものが用意されており、これを導入するとお客さんが次々とやってくる、ブラックフライデーのラッシュを再現できます。
こうしたショップ系シミュレーターは近年になって多数登場しているのですが、理由は何なのでしょうか。その一因として、2024年2月に早期アクセスを開始した『Supermarket Simulator』の大ヒットが挙げられます。

この作品をきっかけに、「店内を自在にレイアウトし、商品を仕入れて値付けして並べ、買い物に来たお客さんを接客する」というショップシミュレーター系のゲームの流れが流行しました。同作は2025年5月20日現在、約64,600件のユーザーレビューで「非常に好評」を得ています。

もう1点筆者が挙げたいのは、2024年9月に登場したトレーディングカードゲーム専門店経営シミュレーター『TCG Card Shop Simulator』の存在です。本作も2025年5月20日現在、ユーザーレビュー件数は約37,000件で「非常に好評」を得ています。
「店舗をレイアウトして商品を入荷し、商品を並べてお客さんを接客する」という、ゲームの流れ自体は『Supermarket Simulator』と同一の後追い作品。しかし、取り扱い商材が「トレーディングカード」という趣味性・収集性の高いものとなったことで、より“自分の趣味の店を作る”人の夢に近付いたシミュレーターゲームになったと言えます。
『Supermarket Simulator』『TCG Card Shop Simulator』の登場以来、さまざまな業種で増え続ける“ショップ系シミュレーター”たち。その奥底には、誰もが持つ「脱サラして自分だけのお店を開きたい」という欲望が現れているのかもしれません。
『Toy Shop Simulator』は、PC(Steam)にて1,500円(5月24日まで1,125円)で配信中です。
また『Liquor Shop Simulator』は、PC(Steam)にて470円(5月27日まで376円)で配信中です。
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