
マイクロソフトの大規模レイオフによって開発が中止されたリブート版『パーフェクトダーク』について、2024年に公開されたゲームプレイ映像は「基本的に偽物だった」と海外ジャーナリストが指摘。それに対して元開発者であったというAdam McDonald氏が反論しています。
リブート版『パーフェクトダーク』のゲームプレイ映像は「偽物」?
マイクロソフトの大規模レイオフによってThe Initiativeが閉鎖され、リブート版『パーフェクトダーク』が開発中止になったことが報じられていました。
オリジナルをRareが手掛けたSFアクションFPSの復活がならなかったということで残念がるファンも多い中、海外メディアKotakuのジャーナリストEthan Gach氏が7月3日にBlueskyにて本作のゲームプレイ映像は「基本的に偽物だったと、当時ある人から聞いた」と投稿していました。
The Perfect Dark sizzle reel at last year's Xbox showcase looked awesome. Someone at the time also told me it was basically fake.
— AmericanTruckSongs10 (@ethangach.bsky.social) 2025年7月3日 2:21
This was a joint project with Crystal Dynamics, a studio that's also struggling with Tomb Raider.
[image or embed]
なおゲームプレイ映像とは、2024年6月に「Xbox Games Showcase 2024」にて発表された映像のことです。
実際に関わった人物が「偽物」との指摘を否定
上記のGach氏による投稿の約半日後に、Adam McDonald氏がBlueskyにて「偽物」との指摘を否定する内容を投稿しました。McDonald氏はリブート版『パーフェクトダーク』の開発にレベルデザイナーとして参加していた人物であり、現在はStudio MDHRにてシニアゲームデザイナーを務めています。
McDonald氏によると2024年6月のゲームプレイ映像は「実際にエンジン内で動作していた」と発言。映像通りのプレイングでなくとも動作するものであり、一部に偽の要素も含まれてはいたものの「ゲームプレイシステムはこの映像でうまく見えるくらいには機能していた」ということや、パルクールやハッキングなどの要素もほぼ実際に動作していたものだと主張しています。
戦闘シーンについては想定した通りのプレイングでなければうまくいかない状態であったことも明かしつつ、McDonald氏は「“全部偽物だ”という論争を目にしてイライラした」ことが今回の発言の理由であったとも述べています。










