Game*Sparkレビュー:『Windward Horizon』派手さはないが、海戦・交易・開拓と航海ADVに欲しいものが詰まった海洋トレハンARPG | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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Game*Sparkレビュー:『Windward Horizon』派手さはないが、海戦・交易・開拓と航海ADVに欲しいものが詰まった海洋トレハンARPG

2015年にリリースされた『Windward』のおよそ10年ぶりとなる続編タイトル。

連載・特集 Game*Sparkレビュー
Game*Sparkレビュー:『Windward Horizon』派手さはないが、海戦・交易・開拓と航海ADVに欲しいものが詰まった海洋トレハンARPG
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カナダのインディーゲーム開発スタジオTasharen Entertainmentは、海洋航海RPG『Windward Horizon』をPC(Steam)向けに2025年5月22日リリースしました。

本作は、2015年5月12日にリリースされた『Windward』のおよそ10年ぶりとなる続編タイトル。プレイヤーは、さまざまな派閥や海賊たちが勢力争いを繰り広げる海域を舞台に、新たに船を率いる船長となって交易やクエスト、海戦、ときには戦争などに参加して自分だけの物語を作り上げていきます。

航海を続けて船をアップグレードしたり、プレイヤー自身のスキルを磨いたり、新たな船員や装備を求めて世界を冒険したり、ゲーム内では自分が遊びたいプレイスタイルが可能。派閥の信頼を得て大きな仕事を得るだけでなく、気ままに釣りやサルベージで稼ぐこともできます。

本稿では『Windward Horizon』のゲームレビューをお届けします。

突然新キャプテンに任命!新たな航海が始まる

本作の物語で主人公は、驚くべき数奇な運命を経て船長になります。元々はとある船の乗組員だったのですが、航海中に海賊に襲われ、さらに嵐に襲われ、挙げ句に老船長が病気になってしまうのです。そんな絶望的な状況で主人公は新たなキャプテンに選ばれます。不吉どころじゃない。

ゲーム内で新キャプテンとしての最初の仕事は、前船長を家族のいる港へと送り届けること。本作の世界はいくつかの海域に分かれていて、まずは選択した自分の所属勢力の支配地域を中心に航海を始めます。海域内では港や他の船などの情報が表示され、画面上で実際に操作しながらインタラクトしていく必要があります。

無事に前船長を家族の元へ送ってからは本格的な航海のスタートです。最初はクルーから船の帆を強化することを勧められ、魚を釣ってお金を稼ぐクエストを受けることになります(受けない/破棄することも可能)。本作では町やイベントで受けた依頼を達成することで、お金や船パーツなどの報酬を獲得できます。

序盤では、プレイヤーがより大きな船を購入することが目標となります。そのためには世界を巡ってお金を稼いだり、港を発展させたり、ときには海賊と戦ったりと、やらねばならないことだらけです。しかしキャプテンを継承してかなり早い段階で船を変えるのはいいんだろうか。ゆっくりとお休みください、前船長。

世界を巡りお金と名声を稼ごう

各地の港では、さまざまなNPCから依頼を受けることができます。依頼の内容は指定した港への配達や付近のパトロール、釣りやサルベージなどで、達成することで報酬だけでなく、勢力や有力NPCからの評価を得ることもできます。また、港の規模が上がっていくことで、新たな船が購入可能になります。

『Windward Horizon』では、船や装備の強化のためにも資金稼ぎが欠かせません。航海アドベンチャージャンルの作品の多くは交易が資金源にもなり、当然本作でも重要な要素です。ただし、港によって取り扱う品目が異なるので、何でもかんでも持っていっても買い取ってくれる港が見つからない、ということも珍しくありません。

ゲーム内でのユニークな要素に、酒場での会話システムがあります。酒場はNPCたちが自由に会話するチャット欄のような画面で、プレイヤーが発言欄に特定の単語を打ち込むことで情報を入手できるのです。例えば交易品の名前を打ち込めば、取り扱う港の相場などを教えてくれます。なぜか無視されてしまうこともありますが……。

世界各地の港を巡っているだけでなく、ときには有力NPCの船から直接依頼を受けることも。なかにはその地域の警備に絶対に見つからないようにしなければならないような依頼もあり、スリリングな運び屋感も味わえます。力を付ける前は各勢力と仲良くしておくことも重要ですね。どんな依頼でも受けます!

トレハン要素が楽しい

『Windward Horizon』は、前作『Windward』と同様に幅広いカスタマイズが楽しめるアイテムシステムが特徴です。ゲーム内では船の装備として、装甲・砲台・弾薬・クルー・保管箱などのアイテムが用意されていて、それぞれの装備がレアリティごとに異なる性能や特性を持っています。

装備品は港で購入したり、クエスト報酬で獲得したり、サルベージで拾ったりと、さまざまな方法で入手できます。装備品はスペースに配置するシステムで、大砲を使用するためには横にクルーを配置する必要があるなど、いくつかのルールがあります。装備次第で火力や速度などの個性を出せるのも特徴です。

また、レベルを上げることで主人公は特性を獲得できます。特性には攻撃・防衛・サポートの3種類があり、強力な砲撃や回復、基礎性能アップなど船の能力を大きく向上させるスキルが使用できます。トップデッキにクルーを配置することでもスキルが追加されるので、自分のプレイスタイルにあわせることも大切です。

本作は水や食料の概念がなく、もし敵船に倒されてもすぐに近くでリスポーンできる仕様です。下手に勢力と敵対するような行動さえしなければ、じっくりと装備品を吟味することもできます。船を強化し、装備を整えながら世界を広げていきましょう。

船を新調することの最大のメリットは装備枠が増えることです。どれだけレベルやスキルを磨いても、基本的な火力や装甲は絶対に装備に依存する事が多いので、“装備が多いほうが強い”ことはシンプルで絶対的なルールです。その上で装備の厳選や組み合わせを考えていきましょう。

港作りや戦争イベントも!

ゲーム内では、各地を狙う海賊などによる海戦イベントが発生します。海戦イベントは両陣に分かれてそのエリア内で戦うもので、敵を倒すことでドロップ品を入手できます。イベント終了時にはリザルト画面も表示されます。

海戦で重要なのは、港を奪われない/奪うことです。戦争中の港は占領している陣営のリスポーン地点になるだけでなく、防衛施設が建設されている場合は援護射撃も行ってくれます。港は周囲に敵/防衛施設がない状況で港に入れば時間内で奪取可能ですが、当然敵の船も阻止を狙ってくるので気をつけましょう。

強力な砲撃で敵船を撃墜したり、友軍を回復しながら前線を維持したり、海戦イベントは強化した船の魅せ場です。説明した通りゲーム内では水も食料も必要ありませんし、撃墜されてもリスポーンはすぐに行えます。さらに、船の修理も港にいれば無料で行えます。一方で戦力差がある相手には簡単には勝てませんが、海戦は気軽に楽しめます。

海戦イベントを含め、ゲーム内で各地の勢力図は細かく変わっていきます。その一方で、港で受けるクエストには新天地に新たな港町を作るというものがあり、グローバルマップでエリアを選択することも可能です。プレイヤーが新しく作った港では、税収を含めいろいろな特典を得ることも可能です。

新しい港を作ったあとは、不足している町発展用の物資を提供することで盛り上げていくこともできます。港が発展すれば土地に応じた交易品も入手しやすくなりますし、新しい依頼を受けることも簡単になります。なによりも、自分が開拓した土地が広がっていく感覚は嬉しいものですね。


『Windward Horizon』は、小さな船から始まり、やがてさまざまな勢力とも交流していくような船長へと成長していくまでを、自分なりのペースで楽しめます。前作『Windward』から引き継いだ魅力だけでなく、より遊びやすくなったシステムも多く、シリーズファンなら間違いなく楽しめます。マルチプレイに対応しているので、フレンドと一緒に航海生活を楽しむことも可能です。

船の装備品を厳選していくトレハン要素は本作の魅力のひとつ。より良い装備を求めて世界中を航海したり、クエストをひたすらこなしたり、ときに敵船を沈めたりと、さまざまなプレイを通じて、自分の船をどんどん強化していく楽しさは格別です。海戦イベントなどで、その成果を感じやすいのも嬉しい点です。

日本語は未対応ですが、クエストなどは目的がわかりやすく、目標の港なども参照できます。交易・海戦・開拓と、航海アドベンチャーで楽しみたい要素がしっかり詰まった本作。決して派手なゲームではありませんが、じっくり自身を強化していきたい、世界を発展させたいというプレイヤーにもおすすめです!

Game*Spark レビュー 『Windward Horizon』 PC(Steam) 2025年5月22日

高評価オープンワールド航海ADV10年ぶりの続編!ソロでもマルチプレイでも楽しめる

GOOD

  • 能力の異なる多彩な船装備品を選ぶカスタマイズの楽しさ
  • 世界中を航海しながら名声を高めたり、自分の開拓した港を発展していくじっくり系の楽しさ
  • ワールド設定で遊びやすさも変更可能。世界とプレイヤーが別セーブなので自在な楽しさが選べる

BAD

  • 決して派手ではない見た目やUIなどは、ややとっつきにくい
  • 覚えることは多く文字も多いが日本語には未対応

ライター:Mr.Katoh,編集:Akira Horie》

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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