『Path of Exile 2』ACT4追加に、非同期ユーザー間取引、サポートジェムの刷新まで――大型アップデート「The Third Edict」発表 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Path of Exile 2』ACT4追加に、非同期ユーザー間取引、サポートジェムの刷新まで――大型アップデート「The Third Edict」発表

非戦闘時のスプリントも実装されます。

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『Path of Exile 2』ACT4追加に、非同期ユーザー間取引、サポートジェムの刷新まで――大型アップデート「The Third Edict」発表
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Grinding Gear Gamesは『Path of Exile 2』の最新情報を公開しました。今回の放送では、次期大型アップデート「The Third Edict」に関する詳細が明らかにされ、キャンペーンの新章、スキルやシステムの刷新、さらに新リーグや大型イベントに関する発表が行われました。その模様をお届けします!

初のノンリニア体験――ACT 4追加

最大のトピックは、新たなキャンペーン「ACT4」の追加です。本章は従来のACTとは異なり、完全にノンリニアな体験が特徴となります。プレイヤーはカルイ諸島というマップを船で自由に探索することができ、それぞれの島にはユニークな環境、100種類以上の新モンスター、そして合計12体の強力なボスが待ち受けています。ついに来た新章……とても楽しみですね!

3つのインタールード(幕間)と難易度改変

アクト4からエンドゲームへと繋がる過程として、新たに「3つのインタールード」が追加されます。各インタールードはそれぞれ6~7エリアで構成され、合計で4体のボスが登場。これらは一時的にキャンペーンの一部として実装されますが、最終的にはエンドゲームコンテンツの一環として再編される予定です。

さらに従来の「残酷(Cruel)」難易度は廃止され、難易度曲線は大幅に見直されます。

新移動アクション「スプリント」

戦闘外での快適性を高めるため、新たに「スプリント」アクションが導入されます。これはローリング後に移動を継続できる仕組みで、非戦闘時に素早く動けるようになります。ただし、スプリント中に攻撃を受けると倒れてしまうので注意しましょう!

スキルとサポートジェムの刷新

『Path of Exile 2』におけるスキルシステムは大幅に見直されます。特筆すべきは「サポートジェムの制限撤廃」です。これまで同一サポートを複数重ねて使用することは不可能でしたが、今後は好きなだけ同じジェムを付けられるようになります。さらにサポートジェムには成長段階が追加され、ビルドに深みを持たせる要素が強化されました。

例えば「ダブルバレル・サポート」は追加の弾を得られる代わりに、リロード速度が30%低下します。ティア2になると、このペナルティは20%に軽減されます。

そして、ティア3になると、このサポートジェムには新しい効果が追加されます。敵を強打でスタンさせた際、自動的にリロードされるようになります。

また、エンドゲーム専用のシステムとして「リニエージサポート」が実装されます。これはユニークアイテム級の強力なサポートジェムであり、ビルドの根幹を大きく変える可能性があるとのことです。

クラスとスキルの強化

アクト4実装に合わせて、各クラスやスキルの調整も行われます。特にレンジャークラスに大きな改良が加えられ、氷の矢や氷の破片など冷気系スキルのリワークが発表されました。これにより凍結効果や範囲攻撃の強化が図られ、プレイフィールが一新されます。

毒や雷といった状態異常系スキルも改善され、戦術的選択肢が広がります。さらに新メタスキル「リンガーディング・ミラージュ」は、分身を生み出して戦闘をサポートするもので、ユニークな立ち回りが可能になります。

もちろん、レンジャーだけでなく、多くのクラスに細かい調整が入ります。

防御面では、全キャラクター共通の新システムとして「ディフレクト」という要素が追加されます。これは回避やブロックとは異なる形でダメージを軽減するシステムであり、今まで回避し辛かった攻撃に対応しやすくなります。

新リーグ「アビスの復活」

配信の後半で発表された新リーグ「アビスの復活(Abyss Reborn)」は、過去に登場した人気リーグ「アビス」をベースに大幅に拡張・再構築した内容となっています。

従来のアビスでは、地面に走る裂け目からモンスターが湧き出し、最終的にアビスチェストやアビスジュエルを獲得できる仕組みでした。今回の「復活」では、この基本要素を継承しながらも、より複雑で挑戦的なメカニクスが追加されます。裂け目は複数の分岐ルートを形成し、進行中の選択によって出現する敵や報酬が変化する仕様です。プレイヤーはリスクを取ることで、より強力な敵や報酬に挑むことが可能になります。

新報酬としては、従来のアビスジュエルが再設計され、多様なビルドに適応する新しいオプションが追加されています。また「アビス専用ユニークアイテム」も登場し、これまでにないプレイスタイルを実現することができます。さらに、アビスに関連するクラフト素材が導入され、アイテム製作の幅が広がります。

エリアデザインも刷新され、専用のアビス領域では特殊な環境効果やギミックがプレイヤーを待ち受けます。最後には強力なアビスボスが登場し、これを討伐することで希少な報酬を獲得できる仕組みです。

ユーザー間取引の刷新

今回のアップデートでは、取引に関するシステム更新も行われました。皆さんお待ちかねの完全非同期取引が実装されます! 売り手がその場に居なくても、買い手は好きなタイミングでアイテムを買うことができるようになるのです。

アクト4のボスを倒し、隠れ家を入手したのち、酒場でアンジュと出会うことでこの機能はアンロックされます。

無料ウィークエンド

今回発表された「The Third Edict」は、2025年8月29日に正式実装されます。さらに翌日の8月30日から9月2日までは『Path of Exile 2』初となる「無料ウィークエンド」が開催決定。期間中は誰でも本作を自由に遊ぶことができます。

まとめ

今回の「GGG Live」は、『Path of Exile 2』における大きな転換点を示していました。ノンリニアなアクト4、新システムやスキルの刷新、初の非同期取引、そして「アビスの復活」といったリーグ体験まで、ゲームを拡張する素敵なアップデートが目白押しです。

8月29日の大型アップデートと、それに続くフリーウィークエンド。『Path of Exile 2』の新時代に注目です!


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ライター:各務都心,編集:みお


ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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