『ボーダーランズ4』では“ハクスラの楽しさ”がさらに強く味わえる!「独、裁、万、歳」な“崇拝者ソル”と一足早く戦ってきた【先行プレイ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ボーダーランズ4』では“ハクスラの楽しさ”がさらに強く味わえる!「独、裁、万、歳」な“崇拝者ソル”と一足早く戦ってきた【先行プレイ】

待望の『ボーダーランズ4』を先行プレイ!

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『ボーダーランズ4』では“ハクスラの楽しさ”がさらに強く味わえる!「独、裁、万、歳」な“崇拝者ソル”と一足早く戦ってきた【先行プレイ】
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「ボーダーランズ」シリーズ最新作、『ボーダーランズ4』が9月12日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PlayStation 5/Xbox Series X|Sに向け、発売されます。多くのファンが待ち望むシリーズ最新作ですが、本稿では、一足早く先行プレイの模様をお届けしていきます。

今回お届けするのは「崇拝者ソル」攻略戦の模様です。“崇拝者”の名の通り、本作のボスである「タイムキーパー」の忠実な部下で、序盤から主人公たちの前に立ちはだかる敵キャラです。Co-opは別の記事に譲るとして、ソロプレイでのプレイフィールをお伝えしていきます。

今回のレポで中心となるのはシステム面における「『ボーダーランズ4』ってどういうゲーム?」ということと、バトルを通じて感じた最新作の面白さ。先行プレイのレギュレーションとしてストーリーはあまり語れないもののですが、「かなり燃えるストーリーだぞ!」とだけ言っておきましょう!過去のインタビューでも言われていた通りにタイムキーパーは超シリアスですが、その分他のキャラが良い味を出しているし、サブクエもぶっ飛んでいます。シニカルなネタも健在でした。ローカライズも非常に良い感じ!!


そして、レポするのは「崇拝者ソル」攻略戦ですが、もちろん「そこに至るまでのハクスラ的楽しみ」も味わえました。本稿では「独、裁、万、歳」と叫ぶ「崇拝者ソル」を中心に、『ボーダーランズ4』のプレイフィールをお伝えしていきます。

グライディングでの空中戦が楽しい!ハクスラの楽しみも改めて押し出された最新作

今回のプレイで使用したヴォルト・ハンターは「アモン」、タンカー兼アタッカーという役割です。ただ、今回の『ボーダーランズ4』にはひとりのヴォルト・ハンターに3種類のスキルツリーが用意されており、アモンも「ヴェンジャンス(シールドを出せる、氷属性メインのスタイル)」「カラミティ(拳で殴り飛ばす炎属性メインのスタイル)」、そして「サイバネティクス(氷、炎の斧を生成して投げつけるスタイル)」の3つから選べます。

スキルは特定の場所で振りなおせますが、筆者は「サイバネティクス」をチョイス! 「ヴェンジャンス」は盾をメインにした戦術に長けていて、楽しそうではあるけれど「ソロだし火力重視かなぁ?」との考え。「カラミティ」も楽しそうですが、斧を投げつける派手さがある「サイバネティクス」にしました。斧を敵に投げつけるとその敵に弱体デバフが入るため、基本スタイルが「とにかく斧をぶん投げまくり!」となって超楽しい!

本作の新要素グライディングは、戦闘で多用。かなりこれが“今までにない戦闘”をもたらせてくれます。急に敵が迫り込んできた時などに、ダブル・ジャンプなどのあとで空中を滑空することで距離をとりつつ、そのまま撃ち抜くこともできますし、グラップリング、クライミングなどで高所に登ったあと横に滑空しながら敵の後ろに回り込むことも有効な戦術。

バリアが割られてしまった時などではカバーも大事ですが、グライディングは敵の銃弾を避けやすいので、かなり“動き回っての戦闘”がメインになっていましたね!

……とはいえ、死ぬときは死ぬ。もうこれはシリーズ恒例の難易度です。もちろん雑魚敵を倒すことでもう一度立ち上がることが出来るので、何度もピンチに陥りながら戦っていくことになります。やっぱり重要となるのは武器、回復、シールドなどなどを厳選して自分なりの最強ビルドを作っていくことでしょう。

今回の先行プレイでは初めからプレイすることが出来たとあって「自分で探したお気に入りの装備」を準備して挑むことができました。ちなみに崇拝者ソルの元に直行気味であったというのもありますが、プレイ時間9時間ほどでなんとレジェンダリー装備はゼロ!……正直に言ってこれは嬉しいバランスですね!

レジェンダリーは手に入れちゃうと、もったいなくてそれをメインに使用してしまいます。しかしエピック装備ならば「今現在のメイン武器を自分で決める」ことができます。強い武器は手に入れたいけど、簡単に手に入ってしまっても少し残念です。

「スナイパー・ライフルをガトリングガンみたいにしたら強いやろ!」なスナイパー・ライフル。

「ボーダーランズ」シリーズ通りに、『ボダラン4』では多種多様な武器が出現します。シリーズを遊んだことがない人間のためにどんな武器が出てくるか紹介すると、「バウンドして爆発するグレネード」や、「フルオート」「ガトリング」に切り替えられるスナイパー・ライフルなどなど、ピーキーな性能の武器ばかりが出てきます!

自分のプレイスタイルや性格に合わせて、ピーキーな性能の中からお気に入りの武器を見つけ出す楽しさは健在です。レジェンダリーの出が渋い分、この楽しみが強くなっていると言えるでしょう。

筆者が気に入ったのは4発しか打てない高火力リボルバー。アモンの斧をぶっ刺して弱体化させてからの4連射が好きです。「フルオート」「ガトリング」しかモードがないスナイパー・ライフルも好きなのですが……「これは割と使いこなせないな!?」と感じながら使っていました。武器インベントリーが少ないのは玉に瑕ですが、メインメニューからいつでも拡張強化できますし、都度良い武器は落ちていないかと厳選していけば良いでしょう。

新要素のひとつであるオードナンスも面白いものです。従来、グレネードを入れる枠にガトリングガンや投げナイフなどを入れられます。ちなみに、投げナイフは侮るべからず、かなりの火力を出せる武器種です。

筆者はアモンで斧を投げまくるスタイルの戦い方を選んだので、メインの銃にオードナンス、斧に「必殺技(フォージスキル)」枠の攻撃と、多様な攻撃手段を駆使するプレイになりました。

ちなみに「サイバネティクス」のフォージスキルは、ブーメランのごとく戻ってくる斧を投擲する技。氷属性と炎属性を2回与えられるド派手な技でした。レベルアップで付与できる効果として、自動で攻撃してくれるドローンの斧も出現します。愛着がわいたので、心の中で「オノちゃんズ」と呼んでいました

独、裁、万、歳!ギミック山盛りな「崇拝者ソル」に挑む

そして「崇拝者ソル」との決戦の場に辿り着きます。ホログラフィックから「巨漢の男性だな」というのはわかっていましたが、予想以上にデカかった。「独、裁、万、歳」との声と共に主人公を出迎えてくれます。

ボス戦となると大きく戦い方が変わってきます。ソルは硬い装甲に覆われており、ギミックを駆使してアーマーを解除しないとダメージが与えられません。そして特筆すべきなのが、「カバーできる場所がない戦い」だということ!

「じゃあどうするのさ」と思いそうですが、グライディングやダッシュなどで攻撃は回避可能……さらにソルはステージ全体を薙ぎ払う斬撃なども放ってくるので「回避が前提」の戦いになります。

下は障害物ではなくて、ソルの振るう大剣(?)。

アモンがタンクということもあり、かつかなり良いシールドを手に入れられたのでわりと快適に戦えたのですが、一発一発が重いため油断したら即死でしょう!ギミックや行動パターンがわかりやすいタイプのボスだと言えますが、かなり硬い……! タックルや薙ぎ払いを避けながら、終始緊張感を持って戦う羽目になりました。なんだか急に手からビーム出すし……!

だけど「崇拝者ソル」と戦う頃にはグライディングをベースとした立ち回りは身に沁みついているはずです。遊んで見ての感覚として、『ボダラン4』は自分のプレイが上手くなっていくことが実感できるアクションになっており、非常に楽しめました。「崇拝者ソル」戦はギミック主体とあって、なおのこと“自分のプレイテクの上達”が感じられます。

……とはいえ、死ぬときは死ぬんですけどね! 大量の雑魚に追い詰められて殺されて、復活してまた殴り込んでやっぱり殺されて……! 自分なりの戦術がハマると上手く戦えますが、予想外の状況に陥ったらもうやられちゃうというのは「ボダラン」シリーズの醍醐味です。

筆者は今回の試遊にあたって「「崇拝者ソル」と戦うためにストーリーを進めなければならない」との役割を持っていたのですが「いや、プレイを円滑に進めるためにもサブクエストこなして強くならないといけないし?」とか「良い武器手にいれて検証も入れなきゃならないからね? ちょっとそこにいる賞金首と戦ってみるね?」とか、普通に「遊ぶための言い訳」を心の中で生み出して、寄り道を繰り返しちゃいました。筆者のサボりじゃなく、全て『ボーダーランズ4』が面白いせいですね。

今現在の時点ですでに「アモン以外のヴォルト・ハンターも試す」と決めちゃっているので、リリースされた暁には「ヴェックス」「ラファ」「ハーロウ」の誰かで二つ目のセーブデータを作ることでしょう。あくまで序盤までのプレイではありますが、「ボダラン」ファンが満足できる内容だと感じられました。


最新作『ボーダーランズ4』は9月12日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/PlayStation 5/Xbox Series X|Sで発売予定です。もうじき始まる惑星カイロスでのどんちゃん騒ぎと、“至ってシリアスなタイムキーパー”を心待ちにしましょう。独、裁、万、歳!


ライター:高村 響,編集:H.Laameche

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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