「サバイバルホラー」ジャンルの金字塔として、全世界のゲーマーに恐怖を、そして達成感を与え続けている作品。それが『バイオハザード』シリーズ。今回のTGS2025のカプコンブースでも最新作の『バイオハザード レクイエム』のブースが大きく出展しており、その力の入れようがわかります。
しかし、今回のTGSではもう1つ『バイオハザード』シリーズの血を受け継ぐ作品が出展していました。それが本記事で紹介するスマートフォン向け作品である『バイオハザード サバイバルユニット（BIOHAZARD Survival Unit）』です。ジャンルをサバイバル戦略シミュレーションへと形を変え、掌でいつでも『バイオハザード』シリーズを体験できるということで、筆者もブースに赴きました。ここではプレイレポートをお届けします。伝統的なお約束と、新たなゲーム体験がそこにありました。
なお今回体験したバージョンはTGS2025特別バージョンということで、正式サービス版のものとは異なる点があることに留意してください。
お約束のシチュエーションに、遊びやすいプレイ感
まずプレイを開始すると、本作のオリジナル主人公が謎の部屋で起き上がるシーン。ここでは実際に部屋を探索することができるように。画面をスライドすることでバーチャルパッドで移動し、気になった場所まで移動するとマークが出るのでマークを押すことで調査をしていきます。
そうして情報を収集し別の場所へと向かう、『バイオハザード』シリーズらしい流れですね。途中の扉に鍵がかかっているの鍵を探し、鍵を入手すると初代『バイオハザード』のゾンビ初登場シーンをオマージュしたムービーが流れ、ゾンビが追いかけて来ます。それを振り切っ先に進んでいきます。
まさにいつもの『バイオハザード』。また、今回プレイした試遊では画面の動き方も初代～3時代のシステムに似た画面の切り替わり方（ラジコン操作ではありませんが）なので、昔の『バイオハザード』シリーズを遊んでいる人には懐かしさを感じるかもしれません。
場面が変わって、次のステージは『バイオハザード2』などで登場したラクーン警察署に。ここではシリーズおなじみのキャラ「クレア・レッドフィールド」を操作し、警察署内部にいる救助を求めている人を助けに行くシチュエーションとなっています。
先ほどと違い、今度は武器を持っているのでゾンビを見つけたら武器で倒していきます。武器はゾンビを視認するとボタンが表示されるので、そのボタンを押すことで武器で攻撃してくれます。また、ゾンビに掴まれてもボタンを連打することでダメージを回避できるようになっています。
そうして警察署を回っていくと、チェーンロックを壊すための道具を手に入れるためパスワードを求められ、他の部屋を探し回って情報を手に入れ答えを出すという『バイオハザード』シリーズあるあるのシチュエーションにも遭遇しますが、次にどこに行けばいいのかはある程度指示してくれるので遊びやすくなっています。そうしてゾンビを倒しながらパスワードを入力してチェーンロックを壊すと、他のキャラクターと共に沢山のゾンビを倒す場面に。
ここではキャラの位置を臨機応変に決めながら戦闘していきます。攻撃は自動でやってくれるので、プレイヤーはいかにキャラを配置するかが重要に。またクレアは必殺技としてガトリング砲を持っていたので、追い詰められた時に使用することで無事突破。このあたりは戦略ゲームといったところ。
そしてここで体験プレイは終了に。ただ今回プレイした要素は本作のほんの一部の要素でしかなく、実際のゲームではいわゆる4X系のように自分の拠点を強化し、時には他プレイヤーと協力したり、あるいは敵対し自身の領地をより強大にし、迫りくるゾンビやより強力な化け物に対して対策をしていくシステムになるそうです。
スマートフォンやタブレットで体験できる恐怖の世界
『バイオハザード サバイバルユニット』は、『バイオハザード』シリーズやホラーゲームが好きだけど、アクションが苦手という方にはぴったりな作品ではないかなと筆者は思いました。シリーズに触れたことないユーザーにもプレイしやすいゲームシステムだけでなく、探索フェーズの遊び心地は昔の初代PS時代の趣もあり、非常に懐かしい気持ちにもなれました。
本作は2025年内にサービス開始予定なので、気になる方はぜひ今の内に事前登録を。
