
東京ゲームショウ2025のUkiyo Studiosブースでフィッシングホラー『Mourning Tide』のデモを試遊することができました。
釣り糸を水に垂らし、魚が食いつくのをただ待つ。時には水場の静寂と共に思索にふける。絶えずインタラクティブを楽しむゲームにおいて、釣りとは束の間の空白を楽しみリラックスできるようなアクティビティです。
そんな釣りとホラーが合わさったときどのような作品になるのか?本記事ではTGS 2025で試遊できた『Mourning Tide』デモ版のプレイレポートをお届けします。
釣れば釣るほど歪む世界

ローポリで色の数が抑えられた船の上からデモは開始します。船は長年の船旅のせいか薄汚れており、操縦室にはヒビの入った写真立てが置かれています。
写真には意味深に女性の姿が写っており、これがストアページに書かれているような「喪失と罪悪感に埋め尽くされた悲劇の物語の謎」に関係しているのでしょうか?
手に持っている釣竿を海に向けて振ると釣りが始まります。魚が食いついたと思ったら、海の上にやけに装飾の凝ったエリアが現れます。

食いついた魚の動きに負けないようマウスを動かし、エリア内で釣り糸を巻き取ります。手前の緑の線まで釣り糸を近づけられれば魚を釣りあげることができます。
逆にエリア外に釣り糸があるときに糸を巻いてしまうと、魚を逃がしてしまうことになります。適切なタイミングで糸を巻き、それ以外の時は何もしないというオーソドックスなゲームプレイが確認できました。

魚を釣り続けていくと釣れる魚に異変が起き始めます。血がにじんだような赤い魚が釣れたり、人の顔のようにも見える魚を釣りあげることも。

また異変が起きているのは釣れる魚だけではありません。船の周りの景色も逆さになった首吊りロープのようなものに囲まれています。船自体もロープにからめとられ傾いています。

このあたりから釣れる魚の異常さがさらに増し、これは魚なのか?と言いたくなるようなグロテスクなものが次々に船の上にあげられていきます。

また釣り要素の方も複雑さを増して、釣り糸を急速に手前に推し進めると言った新たなギミックも追加されてきました。エリアの形の複雑さも増してきており、一筋縄ではいきません。

今作のストアページにはゲームがプレイヤーの「釣りの技量を評価」すると書かれています。実際に会場で遊んだデモとSteamで公開されているデモでは、クリアまでに釣りあげる魚の数や出てくるエリアの形などが異なりました。
周りの景色が不気味に変わる中で、最後の獲物を釣りあげると、髪の長い女性のようなものが、船に上がってきてプレイヤーの首を締めあげ画面は暗転しました。

ここで『Mourning Tide』のデモは終わりを迎えました。短いながらも印象的なビジュアルと展開を存分に味わうことができました。
釣りという瞑想的なゲームプレイの中で、不気味な魚と奇妙な景色の変化、そして仄めかされる主人公の暗いバックボーンが合わさり興味深いゲームプレイを実現させていました。
主人公が海から釣りあげるものはいったい何なのか?製品版で明かされるであろう真実が気になる作品となりました。
以上『Mourning Tide』のプレイレポートをお届けしました。
『Mourning Tide』は現在Steamでデモ版を配信中です。ぜひお試しください。













