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今のゲーマーはレベル上げが嫌い?『ドラクエ』きっかけにレベリングに対する熱い議論起こる

レベリングの楽しさは確かに存在しますが、その一方で……。

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今のゲーマーはレベル上げが嫌い?『ドラクエ』きっかけにレベリングに対する熱い議論起こる
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YouTubeアカウント「ホリメロチャンネル」を運営するホリメロ氏のポストが話題になっています。“若いゲーマーがレベル上げを嫌がっている”ということへの驚きを述べた内容です。

◆レベリングにまつわる今昔、どう捉える?

レトロゲーマーとして『ドラゴンクエストI&II』に向き合うホリメロ氏は、レベル上げの楽しさを“成長する喜び”と表現し、それこそが醍醐味だとポストで述べました。これが反響を呼び、多くの意見が集まる形となりました。


賛同の声も多く、それを持って「映画的にストーリーのみを楽しみたいのかも」と、現状を分析する声なども上がります。中には「昔はそうだったけど、今は優しいシステムに慣れてしまった」という意見なども。

その一方で異を唱える意見として「苦痛を感じる“作業”は嫌だとしつつもレベルを上げること自体は好き」という意見や、「昔のゲームは選択肢が少なかったため、レベルを上げるしか打開策がなかった」とする意見もあります。中には「弟/妹にレベル上げをさせていた」という(弟が)悲しい話もちらほら。

ホリメロ氏が仰るようにレベリングというのは醍醐味のひとつでしょう。自分のステータス画面を見つつ、少しづつ強くなっていくことに対する興奮は確かに存在します。レベルひとつの差が大きく影響するゲームや、逆にレベルがなく数値を見つつ管理していく、RPG以外のジャンルなどでもそれは実感できるはず。しかし同時に、ストーリーを楽しみたいあまりに低レベルで突撃して苦戦したという思い出を持っている方も多いのではないでしょうか。

現在、ゲームは多様化の一途を辿っています。“ハードコアゲーマー”と一口に言っても、「レベリングの楽しさを追求する」「爽快感を追求する」「プレイテクを重視する」と、嗜好は様々に別れ、さらにはインディー市場などを初めに、その欲求を満たしてくれるゲームも多く存在しています。

“懐かしのゲーム”にまつわる様々な情報を発信するホリメロ氏が発した、若い層への疑問。“好き”の形は人それぞれ違いますが、あえて今と昔のレベリングの違いに考えを巡らせてみるのもいいかもしれません。

ライター:高村 響,編集:Akira Horie》

ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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